【リフレクション】デザイン文化とソーシャルイノベーション:Xデザイン学校2022 アドバンスコース#9
日本では技術革新は進んだが、社会変革(ソーシャルイノベーション)は進んでいない。
社会を変革するためには、社会実装が必要になる。
社会実装の視点/アプローチは、ビジネス、研究、文化(アート/メディア化)の大きく3つがある。
アートやメディア化によって、社会の人々に新しい意味を理解してもらい、ビジネスにつなげるというアプローチがある。
研究からアート/メディア化、ビジネスにつながることもあるかもしれない。
意味のイノベーションは、草の根的(ゲリラ的/アングラ的)に生まれる。
企業では、儲かるかどうかを問われるため、新しい意味は生まれにくい。
大学でも、アカデミックに関係するかどうかを問われるため、新しい意味は意外と生まれにくい。
『日々の政治 ソーシャルイノベーションをもたらすデザイン文化』によれば、デザイン能力は人間の資質として誰もが持っている。
デザイン能力には、批判的思考、創造性、分析能力、実践的思考がある。
必要なときにデザイン能力を有効に働かせるためには、普段から使われていなければならない。
人間はやらなくなってしまったことはできなくなってしまう。
デザイン文化は、デザイン能力が日常的に発揮されている状態になることでつくられる。
デザイン文化は、ソーシャルイノベーションのプロセスを通じて生まれる。
ビジネス、研究、文化の視点を持って、ソーシャルイノベーションのプロセスをデザインすることが、これからのデザインの専門家の役割なのかもしれない。
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