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暑さ寒さも彼岸までの由来

毎日暑い日が続きます。
皆様も熱中症には充分にお気をつけ下さい。

そんな暑さが続くと、私はこのことわざを思い出します。

暑さ寒さも彼岸まで

日本には四季があり、夏にはうだる様な暑さや、冬は凍える寒さを感じます。
しかし彼岸を過ぎれば、そんな暑さや寒さも和らぎ、過ごしやすくなってくるという意味です。

今回はそんな彼岸についての記事になります。


彼岸の由来

まず「彼岸」とは仏教用語です。意味は2つあり1つは「悟りの境地」という意味だそうです。
悟りの境地に至った時を彼岸、反対に煩悩に生きているこちら側を此岸(しがん)と呼びます。
2つ目は「死後の世界」を意味します。亡くなったご先祖様は彼岸に渡り、生きている私たちは此岸にいるそうです。

この2つ目の理由が「お彼岸にはお墓参りをする」という風習へとつながるのです。
お彼岸は亡くなった方々の冥福を祈り、感謝を伝えるのです。

実は彼岸の歴史は古く、806年に早良親王の怨念を鎮める為の仏教行事が行われたのが由来だそうです。
平安時代は戦乱でもあり、人々が極楽浄土を願ったのも、風習となっていく理由かもしれません。

彼岸の期間

ではお彼岸の期間は、いつになるでしょうか。
これは「春分の日」と「秋分の日」がポイントになります。
この春分の日と秋分の日を中日とし、その前後3日間を含む1週間が彼岸になります。

実は国民の祝日は、毎年の閣議決定で決まります。
その為、毎年少しづつ日付は変わりますが、秋分日は連休になりやすいそうです。

実は日本だけの風習

彼岸は仏教用語と書きましたが、実は「お彼岸にお墓参りをする」というのは日本だけです。
同じルーツの中国やインドでは、お墓参りの概念がありません。
なぜなら人は死後49日で新しい魂になるという「輪廻転生」という考え方を持っている為、魂が彼岸に留まるという概念がないそうです。

日本は魂が存在し、死後も私達を見守ってくれるという概念があります。
同じ仏教でも概念が分かれるのは、今回調べていて発見でした。

まとめ

昔から言葉としては知っている「彼岸」。
改めてそのルーツや意味を知ると、日本の文化形成に触れた様で新しい発見と学びになります。

以前は地名の由来についても記事を書きました。

その土地の歴史を学ぶと、まるで映画を見ているかの様に、その時代に生きた方々の姿に触れる事ができます。

また色んな歴史を調べ、時代の変化を感じ取っていきたいと思います。

皆様も地元の歴史や祖先の姿を調べてみると、新しい発見があるかもしれません。

ではでは☆


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