見出し画像

#68 サラリーマン、初音ミクさんの発音方法を学ぶ

はじめに

こんにちは。マツムラと申します。
このnoteは、サラリーマンが作曲活動を始めていく備忘録・軌跡を書き綴っていきます。

今回は初音ミクさんの発音について細かいところを見ていきたいと思います。

↓↓ 前回 ↓↓

LEVEL1:ベタ打ち

まずはベタ打ちです。

スクリーンショット 2020-10-25 21.38.13

↑のように、文字数に合わせたMIDIノートを用意して、
歌詞を入力して「Enter」を押すと自動で各ノートに発音が入力されます。

実際ベタ打ちだけでも、滑らかに発音がつながるように自動入力されるので、
ほとんど違和感の無い歌声になります。
特にこだわりの無い方や細かいことはいいんだよって方は
LEVEL1だけでも充分だと思います。

LEVEL2:各発音記号を理解する

文字を打ち込んでいるところの下に、↓のような謎のアルファベットが打ち込まれていたと思います。
これはボカロの世界の発音記号と呼ばれるもので、初音ミクさんはこれに沿って音声を発しています。

スクリーンショット 2020-10-25 21.50.23

発音記号の早見表は調べれば以下のようなものがすぐに出てきます。

スクリーンショット 2020-10-25 22.36.48

これはまだ一部のみで、まだまだ細かい発音を表すものがたくさんあります。
実践するときは手元に早見表を置いてやりましょうか。

発音記号を理解してできるようになることは大きく以下3つです。

・文字で表せないブレス等の音を打ち込める
・より滑らかに繋がる発音を選択できる
・代替の発音記号を使って雰囲気を変えることができる

具体的なやり方については自分もまだ勉強中なので、やりながら学んでいこうと思います。

LEVEL3:コントロールトラックを駆使する

Piaproを色々弄ってると、左側に以下のようなメニューが用意されていることに気が付きました。

スクリーンショット 2020-10-26 0.39.10

なんとなく察するに、「BRE」はブレスだろうな〜とか「PIT」でピッチを調整できるんだろうな〜って感じですよね。その通りでした。

ここの部分はコントロールトラックと呼ばれ、
初音ミクさんに対して様々な声の調整をすることができます。

「なんとなく」だけではわからないメニューもたくさんあるので、しっかりと一つ一つどういう機能なのか見ていきましょう。

・VEL
velocityの略。DTM界では強弱の意味で使われます。
1音1音に設定でき、値を上げるとハッキリした強めの声に
値を下げるとふわっとしたやわらかい声になります。
・DYN
dynamicsの略。DTM界では音量の大小の意味で使われます。
その名の通り単純に音量を調整できます。
サビだけ音量を上げたい時などに重宝しそうですね。
・BRE
breathの略。意味は息。
歌声に混じる吐息の量を調整できます。
上げればハスキーな声に、下げればクリアな声になります。
・BRI
brightnessの略。意味は明るさ。
声の明るさを調整できます。
上げればハリのある声に、下げればか細い声になります。
・CLE
clearnessの略。意味は鮮明さ。
声のクリアな感じを調整できます。
BRIと似てますね。正直何が違うのか良くわからないので使う機会があればその時に勉強しましょうか。
・OPE
openningの略。意味は開き具合。
口の開き具合を調整できます。
デフォルトでMAXになっていて、下げるほどモゴモゴした感じになります。
・GEN
gender factorの略。意味は性別。
声の太さを変えて男性/女性っぽさを調整できます。
上げると野太い声に、下げるときゃわいい感じになります。
・POR
portamentoの略。意味はある音から別の音に移る際に、滑らかに徐々に音程を変えながら移る演奏技法のこと。
ここは英単語の意味の通りです。
・PIT
pitch bendの略。意味はピッチ。音の高さ。
文字通り基本の音の高さを調整できます。
ちょいフラット気味にしたいとか、上級者向けのパラメータですね。
・PBS
pitch bend sensitivityの略。意味はピッチの感度。
PITでピッチを変えた際の振れ幅を調整できます。
・Pitch Snap Mode
ピッチが移動する際のカクつき度合いを調整できます。
デフォルトは0で、上げれば上げるほど滑らかさが無くなりロボットっぽい声になります。(ケロケロボイスとか呼ばれているらしい)
・Growl
意味はうなり声。
ロックとかメタルとかやる際に重宝しそうです。
・Vibrato
意味はビブラート。説明しなくてもわかるでしょう。
バラード等のテンポが遅い曲ほど調整が大事になってきます。
・Cross Synthesis
2つの音声ライブラリを滑らかにブレンドできるパラメータです。
今回は初音ミクさんしか使わないのでおそらく関係ないですね。

はい、以上です!

多分これらの中でも良く使うもの、あまり使わないものが今後ハッキリしていくと思います。それはやっていきながらって感じで。
一旦自分の言葉で全部まとめておきました。

今回のおさらい

LEVEL1~3でボーカロイドの調声について見ていきました。

初心者だと一旦はLEVEL1で、気になる箇所だけLEVEL2って感じで進めていくのが良いと思いました。

LEVEL3はたくさんのパラメータがあり、上級者向けですね。
とはいえここが個性を出せる部分だと思うので勉強は続けていきたいと思います。

さいごに

今回は初音ミクさんの発音について見ていきました。

次回は初音ミクさんに実際に歌ってもらいたいと思います。
曲は毎度お馴染みの以前作ったコピー曲で。

ここまで見ていただきありがとうございました。

サポートいただけると泣いて喜びます。いただいたサポートは今後の音楽活動に当てていこうかと思っています。