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#12 サラリーマン、コード進行を学ぶ
はじめに
こんにちは。マツムラと申します。
このnoteは、サラリーマンが作曲活動を始めていく備忘録・軌跡を書き綴っていきます。
今回はコード進行について学んでいこう編になります。
↓↓ 前回 ↓↓
コード進行のルール
以前カノンのコード進行を打ち込んで流してみました。もう一度貼っておきます。
カノン、コード進行 pic.twitter.com/vwR61taQyr
— マツムラトシキ@音楽垢 (@matsumura_music) August 29, 2020
こんな感じでコード進行は音楽を音楽たらしめる重要な要素です。
そんなコード進行には各コードの役割に伴う基本的なルールがあります。
ダイアトニックコードの役割
まずは各調のダイアトニックコードの役割分担について書いていきます。
ダイアトニックコード
各調の音階のみを使って成り立っている、基本的なコード。
ハ長調の3和音だとC, Dm, Em, F, G, Am, Bdim(Bm7-5)のこと。
ハ長調の3和音を例に見ていきましょう。
C, Dm, Em, F, G, Am, Bdim(Bm7-5)の7個のコードは、
以下3種類に役割分担ができます。(Bdim(Bm7-5)は仲間外れらしいですが...)
・トニック
・ドミナント
・サブドミナント
それぞれの役割ですが、
言葉で説明するより↓の画像がめちゃめちゃ分かりやすいので見てください。
この表はめちゃくちゃ重要なので覚えてください!どんな曲を作るときにも参考になります!多分!
以下まとめ。
ダイアトニックコードの役割
→ 以下3種類に分けられる。
・トニック → 主役
・ドミナント → ヒロイン
・サブドミナント → 脇役
トニック
主役。ハ長調で言うとC, Am, Emです。
・C
→ 主役中の主役。コード進行の始まりや終わりによく使われる。
・Am
→ Cの代役としてよく使われる。マイナーなので少し悲しい感じを演出できる。
・Em
→ Cの代役としてよく使われる。Amに比べると終わった感があまり出ない。
実際に聴いてみましょう。
■■■ Cコード ■■■
まずは、Cで始まりCで終わるコード進行です。
↓↓ C→Dm→G→C ↓↓
コード進行 C→Dm→G→C pic.twitter.com/quXxQTe2sH
— マツムラトシキ@音楽垢 (@matsumura_music) August 31, 2020
きれいに始まってきれいに終わった感じが出ますね。
あとはこんなパターンもあります。
↓↓ F→G→C→C ↓↓
コード進行 F→G→C→C pic.twitter.com/qTSVW8TP7Q
— マツムラトシキ@音楽垢 (@matsumura_music) August 31, 2020
ザ・王道って感じの響きですね。初心者が聴いてもなんとなく主役感があります。
■■■ Amコード ■■■
先ほど例であげたF→G→C→Cのふたつ目のCをAmにしてみましょう。
↓↓ F→G→C→Am ↓↓
コード進行 F→G→C→Am pic.twitter.com/7u1xsoavMx
— マツムラトシキ@音楽垢 (@matsumura_music) August 31, 2020
悲しい響きで終わる感じになりましたね。これはエモ系音楽を作るときに重要になりそうなテクニックですね。
■■■ Emコード ■■■
先ほどのF→G→C→AmのCをEmにしてみましょう。
↓↓ F→G→Em→Am ↓↓
コード進行 F→G→Em→Am pic.twitter.com/MrFn4t3qY8
— マツムラトシキ@音楽垢 (@matsumura_music) August 31, 2020
おおお。マイナーコードが2連続することで、悲しい響きを残しつつ曲が展開していく雰囲気も出てますね。このコード進行自分好きです。
以下まとめ。
トニック
→ 主役のコード。ハ長調で言うとC, Am, Em。
Cを基本として、代役を駆使することによって色んな響きを表現できそう。
ドミナント
ヒロイン。ハ長調だとGです。
こいつはとにかく主役(トニック)に向かいたがります。困ったらトニックに繋げばそれっぽい響きになります。
実際に聴いてみましょう。
↓↓ C→G→C ↓↓
コード進行 C→G→C pic.twitter.com/4sbLsI0kew
— マツムラトシキ@音楽垢 (@matsumura_music) August 31, 2020
Cで始まり、Gで浮かんで、Cで着地って感じですね。
C以外だと以下のような響きになります。
↓↓ C→G→Am ↓↓
コード進行 C→G→Am pic.twitter.com/YHlfPP5pnJ
— マツムラトシキ@音楽垢 (@matsumura_music) August 31, 2020
Cに行くと見せかけてのAmで違和感なく悲しい響きを演出できるそうです。
以下まとめ。
ドミナント
→ ヒロイン。ハ長調だとG。
とにかくトニックへ向かいたがる。(G→C, Em, Am)
サブドミナント
脇役。大体どこに挟んでも違和感のない働きを見せます。
ハ長調で言うとDm, Fです。
例えばさっきのC→G→CにFを挟んで...
↓↓ C→F→G→C ↓↓
コード進行 C→F→G→C pic.twitter.com/Ol5l6R0BCp
— マツムラトシキ@音楽垢 (@matsumura_music) August 31, 2020
全然違和感ありませんね。以下もJPOPではよく使われるそうです。
↓↓ C→G→F→C ↓↓
コード進行 C→G→F→C pic.twitter.com/H1O8ghuuSZ
— マツムラトシキ@音楽垢 (@matsumura_music) August 31, 2020
こちらも違和感ないです。(ドミナント→サブドミナントはクラシックでは禁忌とされているらしいです。なぜ...)
セブンスコードを使ったシンプルなコード進行もあります。
↓↓ F7→C7→F7→C7 ↓↓
コード進行 F7→C7→F7→C7 pic.twitter.com/viQ5RrIta0
— マツムラトシキ@音楽垢 (@matsumura_music) August 31, 2020
シンプルながら、オシャレ感もあるいいコード進行ですね。これも自分好きです。
以下まとめ。
サブドミナント
→ 名脇役。コード進行界の潤滑油。ハ長調だとDm, F。
困ったらこのコードを挟むという使い方が今後できそう。
さいごに
今回はコード進行におけるダイアトニックコードの役割について見ていきました。
色んな例を見ていく中で、自分の中でも好きなコード進行とかがいくつかあったので中々成長につながったのではないでしょうか。
次回は実際に世の中に出ている音楽のコード進行を見ていきたいと思います。
ついに学んだ知識と世に出ている音楽がリンクしますね。
一番成長の実感を感じられる回になると思います。乞うご期待を。
ここまで見ていただきありがとうございました。
参考サイト
サポートいただけると泣いて喜びます。いただいたサポートは今後の音楽活動に当てていこうかと思っています。