見出し画像

#70 サラリーマン、初音ミクさんに歌ってもらう②

はじめに

こんにちは。マツムラと申します。
このnoteは、サラリーマンが作曲活動を始めていく備忘録・軌跡を書き綴っていきます。

今回は初音ミクさんに歌ってもらおう編②になります。

↓↓ 前回 ↓↓

前回のおさらい

前回は歌詞をベタ打ちした状態で初音ミクさんに歌っていただきました。
以下です。

今回はそれに加えて、記事#68で触れたLEVEL2以降を実践して、
ベタ打ちを脱却していこうと思います。

LEVEL2 実践

LEVEL2は発音記号を駆使しようという話でした。
その中でも一番重要なのが「ブレス」だと思います。

・ブレスの発音記号
ブレスの発音記号は [br1][br2][br3][br4][br5] の5つが用意されています。
それぞれの違いはニュアンスです。好みで選びましょう。
自分は [br4] がお気に入りでした。

・ブレスの入れ方
以下のように適当なMIDIノートを作り、発音記号を入れる二段目に [br4] を入れるだけです。
長さについては、実際に自分で歌ってみて適切な長さを決めます。
一段目は発生には関係のないところなので、「ら」でも「-」でもなんでもいいです。(自分はブレスだとわかりやすいように「-」にしてます)

スクリーンショット 2020-10-27 12.45.42

・ブレスの入れる箇所
一応自動でブレスを挿入する位置を推定する研究もされているそうですが、
あくまでも機械学習による推定。
自分で歌いながら「ここで息を吸ってるな」と確認していきながら挿入していくのが一番間違いない方法です。

結構な手間になりますが、楽曲のクオリティを上げるため一個一個確認してブレスを挿入していきましょう。

出来上がったのが以下です。

ブレスが入って少しだけ人間らしさが出ました。
曲全体で流すとほとんど聴こえないんですが、「味」となる部分なのでちゃんとやったほうがいいと思いました。

LEVEL3 実践

各パラメータについては記事#68を参照ください。

今回歌ってもらっている歌はテンポは早めであるものの、切なく静かな曲です。
初音ミクさんも、それに合わせてハスキーで消え入りそうな声で歌ってもらいましょう。

今回いじったのはBREとBRIの2つだけです。
BREを少しあげてハスキーに、BRIを少し落としてか細い声にって感じです。

聴いてみましょう。

少し息入れすぎかな?と思ったんですが、これはこれで歪みが効いてるみたいで
切なさが演出できてると思うので良しとします。

この後、本当はVELを1音1音調整して聴こえ方を調整したり、所々でDYNを調整したりするべきなんですが、今回は割愛したいと思います。
(コピー曲でこだわりすぎるのはあまり良くないと思うので。)

さいごに

今回は初音ミクさんに歌ってもらおう編②ベタ打ち脱却の方法について見ていきました。
多分世の中のボカロPさんはこれ以上に様々な調声をされてるんでしょうね。奥が深い世界だ。

次回は一旦ボーカルが全部入ったVerの音源をペタっと貼ろうと思います。
結構な作業量あるので、記事を書いてる暇は無さそうです。

ここまで見ていただきありがとうございました。

サポートいただけると泣いて喜びます。いただいたサポートは今後の音楽活動に当てていこうかと思っています。