倉岡利樹(Toshiki Kuraoka)

早稲田 修士/ 元戦略コンサル/大学院入試専門個別指導塾/世界初透明赤ワインSAMU…

倉岡利樹(Toshiki Kuraoka)

早稲田 修士/ 元戦略コンサル/大学院入試専門個別指導塾/世界初透明赤ワインSAMURAI SAUVIGNON/AIによるデート提案サービス/日本ワイン専門ワインバーMATT RESTAURANT 2.0 /

最近の記事

世間が思っている以上に急速に進む外国人による東京侵食

 最近、去年開業した麻布台ヒルズで何事も済ますことに気づいた。食材や雑貨など買物は勿論、会食や打ち合わせもだいたいここに行けば対応できる。かなり便利な商業施設ができたものだ。  また、この近辺は大使館などが多い為国際交流の拠点にもなっている。私が今行っている事業、そしてこれから行う計画中のものも全てインバウン/グローバルビジネスなので打ち合わせ場所にはもってこいなのだ。今朝も飲食事業のインフルエンサー、計画中の新規事業の大使館の方との打ち合わせを行った。  やはり欧米の実

    • 遅効型の企業向けITサービスと即効型のエンドユーザー向け店舗ビジネス

       飲食業界に携わってみると、驚くことの連続である。そのうちの一つとして、まずとにかくエンドユーザー向けサービスはユーザーの反応が早い。まだオープンして2週間ほどなのだが予約サイトの保存数は200件を悠に超えていたり、既に毎日予約も入ってくるような状況にある。こんなことは企業向けのITサービスではなかなか無いと思う。  やっている人間からすると店舗ビジネスは家賃など月々のサブスクリプションが山積みなので初月から売上をあげないといけないと思うのだが、こんなに早く宣伝効果が目に見

      • 知的好奇心を満たす為の海外渡航×起業という選択肢

         コロナが明けて以降専ら海外渡航をしていた気がする。多い時期で2週間に1回はどこかに滞在していた。日本にいる期間が月に3日ほどという時も1日もいなかった時もあった為本格的に家を手放そうとしていた。勿論、日本にいてもやる事はあるのだが、それ以上に海外でやりたい事が多かったため必然的にそちらを優先してしまう。  日本でできる事と言えば、簡単に言えば精々会食や飲み会のような仕事につながる人脈作り、関係構築づくりくらいだろう。勿論それが新しい仕事につながったり、別の知的好奇心を満た

        • 徐々に浸透してきたMATTという新しい飲食店の形

           GWが始まりここ京都では日本人の勢いが思った以上に凄い。連休で各地から日本人が集まってきても外国人の方が多いと想定していたが京都の街はすっかりと日本人8割になっている。外国人が減っているわけでもない、日本人がかなり増えているのだ。  MATTでも今日は日本人のご予約のお客様のみで過去最高の売上を更新した。そう考えると日本人もまだ捨てきれない。国内でもプレオープン前からインフルエンサーや知人への周知をしつこくしてきた成果かMATTという新しい飲食店の形が徐々に一部で噂がされ

        世間が思っている以上に急速に進む外国人による東京侵食

          価値を作りにくい日本酒での付加価値を考えてみた

           日本酒づくりをすることになった。私は、ワインもやっているのでOEMは2度目で手馴れたものだ。だいたいこれくらいが最小ロットでこんな感じの自由度があるなど把握できているので、あとはそれが作り手のビジョン的な部分と一致できるか否かが焦点になってくる。  今日は京都にある酒蔵を視察に行ってきた。酒蔵が違うだけで規模が10〜20倍変わるところもあるので面白い。OEMでまず始めるのであれば大体手仕込みで最小ロットでやってくれるところが望ましい。しかし、日本酒のOEM→販売では作るま

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          価値を作りにくい日本酒での付加価値を考えてみた

          世にはまだまだスマホを悪だと思い込んでしまう人間がいる

           MATT がオープンして約2週間が経った。徐々にSNS戦略の成果がではじめ、予約もまだまだ先は空いてるのだが直近は埋まってきた。面白いことにネットから予約される方のほとんどは写真を撮って我々Instagram垢をメンションまでしてストーリーなどで拡散をしてくれている。  時代はSNSやスマホ全盛。それにより情報の民主化が浸透したおかげで、誰しもが最先端の情報をすぐに共有しそれを掴めるようになってきた。その共有スピードも激化してきた中で、世の中の進化スピードは指数関数的に上

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          フランス人が認める世界一美味しいWagyu TarTare

           MATTのシグネチャーメニュー“Wagyu cigarette”の評判が鰻登りである。フレンチのビストロでよく出てくる牛肉のタルタルを春巻き風にパートブリックでシガレット状の型を作りその中にトリュフと炭火の香りを加えた和牛タルタルを入れ込んでいく。美味しくないわけがない。 ワインとの相性も抜群だ。    先日、Japanese Wineを試しに来てくれたフランス人の家族連れのお客様にも通常通りワインのあてにシグネチャーメニューを進めると「和牛のタルタルも初めてだから食べてみ

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          虫除けならぬ“クソ評価者除け”対策

           MATTがオープンしちょうど1週間がたった。知人などを招待していたプレオープン期間もその前に1週間あったので、徐々にグルメサイトなどの評価も集まっておりかなり良い評価をいただいている。  周りで聞いた話では、他のお店でグルメサイトやSNSなどであたかも店のオーナーが嫌いかのように悪評を回したがるクソ評価者がいるらしい。素晴らしいサービスをしていてもそういうクソ評価者はどこにでも生息するので対策が必要だ。  自分が経営している店ならまだしも他人の店の悪評を回す必要はあるか

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          歳を10年スキップする方法

           “We all have that one friend who is always travelling and no one really knows if they still have a job or where the money is coming from” というのがSNSでプチ話題になっている。 要は、いつも世界中旅をしててこの人働いてるの?何で稼いでるの?みたいな人がたまにいるよねということだ。  私のことをそう思っている人もいるかも知れないが私から

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          小さな市場では“寧ろ〇〇ではない”モノの方が関心を向けられやすい

           日本の酒蔵で日本酒を作ろうという話が入ってきた。僕がOEMでワインを使っている事もあり飲みの場などで結構この手の話は来るのだが、久々に真剣になれた気がする。2回目となるともう手慣れたもののようにやり方が頭に入っているのでまずはタスクを起こし、それを実行に移すだけだ。今回は1人ではないので幾分スムーズに行きそうだ。知恵を出しながら日本酒という超レッドオーシャンの中でもとことんブルーオーシャンを探していく。  そこで考えていてふと気づいたことがある。今やっているMATT RE

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          『グランドオープン!』目指したのは東京にはない新しい飲食店の形

           北は北海道、南は沖縄まで全国各地から集めた120種類の日本ワインと型にとらわれない新しい形の日本料理を提供するMATT RESTAURANT2.0が本日グランドオープンした。  私がワインを売っていた経験上、なんでもそうだが深い知識が付加価値を生むワインは特にカスタマーエクスペリエンスの効果がものすごい。 そのため、ご来店くださったお客様には無料で日本ワインがテイスティングできるサービスも設けている。勿論、120種類の全てのワインがテイスティングできるわけではないが、ソム

          『グランドオープン!』目指したのは東京にはない新しい飲食店の形

          仮設看板を用いた大実験、“価値先行”の欧米人と“コスト先行”の日本人が顕著化される瞬間

           プレオープンしてから5日がたち、大体どんな感じの顧客が反応を示してくれるのかがわかってきた。これまで、米国、中国、スウェーデン、アイスランド、ブラジルの観光客がメインで来店くださっているのだが、特に米国人が多い印象である。  5日がたち一時的に設置している仮設看板もレベルアップし、Wagyuの文字を際立たせている。それに反応した外国人は、実際の写真を見てみたい、A5などの証明が欲しい。と価値を求め我々に質問を投げる。我々がそれに応え入店していただく一つの流れができている。

          仮設看板を用いた大実験、“価値先行”の欧米人と“コスト先行”の日本人が顕著化される瞬間

          水資源とコーヒー紅茶の関係性

           ワインバーであるMATT RESTAURANT2.0、昼はカフェセットをもうけコーヒー紅茶と3種類のデザートを揃えている。紅茶は世界各国の都市で飲まれている茶葉を集めワイングラスで提供している。  昨日はNew York Breakfastという茶葉を提供した。この茶葉はワインで例えるとフルボディの要素をもち、ブラックティーとしてホットケーキの風味、まるで眠らない街NYにいるような錯覚を呼び起こすといわれている。  他にもMelbourne、Singapore、Iris

          水資源とコーヒー紅茶の関係性

          考察をしてからではなく、取り敢えず行動し足りない部分を急速に補う

           京都にできたMATTのプレオープンが4日目を迎えた。毎晩、営業後にスタッフ全員で会議を行い、今後の改善点と翌日の対策を練る。初日と比べると3日間でかなり急速に足りない部分を補えていると思う。  このプロジェクトを計画してから約1年弱、よく考え分析をして形を練っていったが正直その考えて練った原型はほぼ残っていない。直前になって見つかった課題ややりたい施策が取り敢えずやってみようという型のないものになって始まった。工事がまだ完工していない状況ででプレオープンを始めたり、スタッ

          考察をしてからではなく、取り敢えず行動し足りない部分を急速に補う

          見えてきた“初めての日本ワイン体験=MATT”という勝ち筋

           MATT RESTAURANT2.0が先週末からプレオープンした。半年程前から国内外のあらゆる業界のインフルエンサーをこの期間のために集めてきた。それは、私がタイバンコクにワインを売っている際にインフルエンサーの抜群の効果を目の当たりにしたからだ。  外貨を稼ぐ國である以上、同じ狀況であった國での成功事例を真似た方がビジネスの加速度は高い。また、2週間前ほどから泥臭く進めていた外資系ホテルへの営業の効果は2日目にしてかなり顕著に見えてきた。“初めての日本ワイン体験”を求め

          見えてきた“初めての日本ワイン体験=MATT”という勝ち筋

          インバウンドが爆発する京都で何ができるか

           MATT RESTAURANT2.0(レストランツー)のプレオープンが今日からスタートする。プレオープンが少し伸びたこともあり、予定していた海外からのインフルエンサーは少し減ったのだがそれでも2週間弱ちょくちょく海外からインフルエンサーが来てくれることになっている。  “インバウンドが爆発する京都で何ができるか” コロナが落ち着き始めた一昨年9月あたりから 海外渡航の解禁もあり、様々な国に出向いたり国内の外国人とコミュニケーショをしインバウンドへのアプローチをずっと考えて

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