倉岡利樹(Toshiki Kuraoka)

早稲田 修士/ 新しいモノを生み出すヒト

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最近の記事

世界にウケるコンテンツの作り方

 昨日は世界的にも有名なマドリッドフュージョン料理学会が今年は日本の京都で行われるということでスペインのお客様から招待されたのでMATTのメンバーで参加してきた。スペインの名店ムガリッツのアンドニアドゥリスさんや日本で最も有名なシェフの1人であるNARISAWAの成澤シェフなど料理の鬼才による講演と世界で340人と言われているMW(マスターオブワイン)の資格を持ったワインマスターによるワインペアリングを体験した。  以前パリを訪れた際にどこかのシェフが、近年は殆どのフランス

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    • 河野太郎氏「年末調整廃止、全国民確定申告」と政治的影響力

       先日、河野太郎氏が自民党総裁選で掲げた「年末調整廃止、全国民確定申告」の公約が物議を醸している。仮に河野氏が総裁選で敗れたとしても、この提言はデジタル庁の政策課題として残り、税制改正の一環としていずれ実行される可能性がある。では、年末調整が廃止された場合、どんな影響が生じるのか。  そもそも年末調整は、給与所得者であればおなじみの仕組み。勤務先に提出した書類に基づいて、年末に過剰に支払った所得税を還付してもらう。この仕組み自体、簡単に言えば、会社が従業員に代わって確定申告

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      • 最も効率的かつ効果的な語学習得法

         最近、Netflixで『プリズンブレイク』が再配信された。大学時代にアメリカに行くまで何度も英語字幕で見ていたのが懐かしい。ぶっちゃけ、私の英語の80%はこの作品から学んだと言っても過言ではない。このドラマ、シーズン5まであって結構長編。無実の罪で死刑判決を受けた兄を助けるために、建築エンジニアの主人公が自ら刑務所に入り、綿密に計画した脱獄を試みる物語でその後の逃亡生活や陰謀と戦う展開もなかなか細かく描かれている。  細かい専門用語からスラング的なネイティブ用語まで幅広く

        • 「日本人が世界進出するにはITより飲食」と多くの起業家が言い始めた件について

           最近、Xを見ていると起業家による「日本人が世界進出するにはITより飲食」という呟きが増えてきたように思う。2年ほど前から飲食事業の計画をしていた私からすれば、周回遅れの予測というかそういう印象なのだが何故今になって多くの人間がそれについて言及し始めたのか、またその真意と注意点について経験則で綴ってみる。  そもそも、IT業界より飲食業界の方が日本人として勝ち筋があるというのは、一年前『これから世界で勝負をするならIT分野ではない理由』という記事でも私は発信していた。  

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          誰もが平等に高パフォーマンスを実現できるようになった技術革新

           韓国ソウルにある歴史博物館へ行ってきた。私はもともと歴史に強い興味があり、現代人が歴史を学ぶことは技術革新への大きなきっかけにもなると考えている。  例えば、朝鮮王朝時代、日本の江戸幕府が作った参勤交代によく似た制度があった。朝鮮王朝の官僚や地方の役人が王のいる漢陽(現在のソウル)に定期的に訪れる制度。このような制度で移動する道のりは、地方ごとに異なるが最も遠い地方から首都漢陽までの距離は、全羅道の南端にある地域から漢陽までの距離はおおよそ400~500キロメートル程度であ

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          久々に上場株式を購入してみた

           私はどんな分野でも売れている本や話題になっている論文等は日頃から読むようにしている。そこで、最近Noteでもフォローしている後藤達也さんが出している話題の『投資の教科書』という著書を読んでみた。経済ジャーナリストが書く投資本は初めてだが、物凄くわかりやすく株式市場についてまとめられていて面白かった。  ということで、世間も新NISA一色で盛り上がっていたりするので久々私も最低でもNISA枠上限までは個別株、上場株式を購入してみようかなと思ったのだ。私は確実なモノにしか時間

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          何故多くの人間は機転の効いた接客ができないのだろうか?

           今年から飲食事業を始めてからか、日常生活で接客について深く観察するようになった。例えば先日、空港でプライオリティパス利用店にて電波不良だったのか店側の端末故障なのか会員カードをタッチしても反応されず10分ほど待たされた後、最後に「すみません、機械故障かもしれませんがお通しすることができません」と言われた。機械不良か電波不良か知らないが、それは店側の責任なので会員番号等控えて後から処理をすれば良い話なのになぁ。。と凄く呆れて無言で去ったのだが、  その後、コンビニでおにぎり

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          何故多くの人間は機転の効いた接客ができないのだろうか?

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          最古のワイン産地として知られるギリシャのワイン文化

           今週はMATTの店頭に立っているのだが、月によってお客様の属性も多様性があるのが面白い。最近はスペイン、イタリア、ギリシャなど地中海付近のお客様が大半を占めている。これらの地域ではワインも日常的に飲まれているので、日本ワインに対する抵抗も全くない。寧ろ試してみたいという好奇心で数多くの日本ワインを試す。そんな中、昨晩はギリシャからワイン通が訪れた。どうやら世界中のワインを飲んでいるらしい。  話していくと面白い歴史を教えてくれた。あまり知られていないがそもそもギリシャは、

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          パニック安に見える、株価に一喜一憂する人間のライフタイル

           週明けの5日の東京株式市場、日経平均株価が1987年のブラックマンデーを超える過去最高の下げ幅を記録した。これには、いくつかの要因があると見られているが、ここ数ヶ月や2〜3年の日経平均を押し上げていたのは、なんといっても政府肝入りのNISAや新NISAで投資を始めた人間の買い行動要因が大きい。  そして、こういった人間は投資初心者で大体人の言ったように銘柄を買ったり、とりあえずと言ってインデックスファンドに入れたりする。仕事でも同じである。周りが転職したから自分も、、とか

          パニック安に見える、株価に一喜一憂する人間のライフタイル

          株式市場を理解しても未来予測はできないが、いつか来る未来はみえる

           香港に来ている。この時期の香港は多分初めてだからなのか蒸し暑さに驚いた。それと同時に、最近投資の為というよりかは、これから始める新しい事業の為に株式市場の勉強を本格的に再開したのだが、香港の街を走る一般車両の8割程度はテスラのモデルYである事に驚いた。モデルYというともう既に世界で初めてニューラルネットワークを駆使した自動運転を搭載していたり、比較的安価にそれを実現していたり、未来の車第一号と言っても過言ではないだろう。  そんなモデルYが香港も制覇しつつある。これだけ世

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          あまり知られていないリカーリング型ビジネスの強み

           昨今トレンドになっているリカーリング型ビジネス。顧客に対して製品やサービスを単発で販売するのではなく、継続的に提供し続けるビジネスモデルである。例えば、月額料金を払うことで利用し続けるサブスクリプションサービスや、定期的に商品が届く定期購入などがこれに該当するが企業と顧客との間に長期的な関係を築くことで、安定した収益を確保することがこのモデルの主の目的だと言える。  例えば、ロールス・ロイスは航空機用エンジンの提供において「Power By the Hour(PBH)」と

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          取捨選択を無視して、何でもマナーに変換してしまう国特有の悪習

           世の中には思った以上に取捨選択ができない人間が多いなと思う。それが本当に必要なのか、そしてそれが本当に最善の方法なのか考えることもなく、金魚の糞のように周りの言っていることを鵜呑みにしてしまう人だ。また、その意味のない行動を「マナー」というワードに変換してしまうのだ。  例えば、先日久々友人の挙式に参加したのだが婚礼の際にあるあの「お祝儀制度」。あれは際たるものだ、なぜ袋を買ってそこに現金を入れて渡すのか?今やもうキャッシュレス社会なので、受け取る側も現金をもらったところ

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          スタートアップ創業期にどんな業種でも必ずやっている、誰でも実践できる空売り手法

           MATTのお客様の予約経路を分析していると、Google maps経由がかなり多くなっている。飲食界隈の人たちから噂では聞いていたが、今は食べログなどのレストラン予約サイトよりGoogleの威力が勝るのかもしれない。  MATTではそんなGoogle mapsのレビューや投稿を誰でもすぐ実践できる、とある手法を使って高評価を増やしている。例えば、スタートアップ創業期というのはどんな事業も利用者はそんなに獲得できていないのも当然で、いくらローンチ前に広告を打ってもそんなに膨

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          起業は選択肢にもなく、異常なくらい大手志向の日本人は幸せなのだろうか?

           MATTがオープンして3ヶ月を迎える。まぁ想定以上にインバウンドにフォーカスしたマーケティングがうまくいっている。特にディナータイムはほぼ100%インバウンドといっても過言ではないだろう。店頭に立っているとその外国人顧客と話をして盛り上がり、時にはお酒を奢ってもらい深く話し込む時もある。  毎回そんなに大した話はしていないのだが、やっぱり感じるのは起業やフリーランスで働いている若者に対してのリスペクト精神と好奇心だ。 どんな属性の顧客でも私がオーナーとわかると、必ず以前ど

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          新紙幣発行の真意とは

           先週、新しい紙幣が発行された。紙幣が定期的に改定されるのには複数の要因が存在する。一般的に言われているのは、家庭内で保管されている現金を市場に流通させるためや、偽造防止およびマネーロンダリング対策の強化が挙げられる。 しかし、これに加えて、造幣局における印刷技術および製版技術の世代継承という側面も重要であると感じている。この技術継承のプロセスは、20年に一度行われる宮大工の技術継承のための式年遷宮に類似している。

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          ルーチンワークを徹底的に熟せる人間は実は少ない

           昨日は京都に本社支社をおく経営者のとある会に参加してきた。連日インバウンド客が9割を占めるMATTのインバウンド戦略集客には多くの企業様から注目をいただいた。それと同時にMATTの新規事業についてもPRを行いつつ、名刺の交換会ではスタッフ教育と人事についての話になった。  MATTの集客の一部にはSNSを使った方法があるのだが、その営業作業はルーチン化されていて至って簡単で誰でもできる作業になっている。しかしだ、この1回10分ほどで終わる反復作業を今は私が24時間中1時間

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