倉岡利樹(Toshiki Kuraoka)

早稲田 修士/ 新しいモノを生み出すヒト

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最近の記事

あまり知られていないリカーリング型ビジネスの強み

 昨今トレンドになっているリカーリング型ビジネス。顧客に対して製品やサービスを単発で販売するのではなく、継続的に提供し続けるビジネスモデルである。例えば、月額料金を払うことで利用し続けるサブスクリプションサービスや、定期的に商品が届く定期購入などがこれに該当するが企業と顧客との間に長期的な関係を築くことで、安定した収益を確保することがこのモデルの主の目的だと言える。  例えば、ロールス・ロイスは航空機用エンジンの提供において「Power By the Hour(PBH)」と

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    • 取捨選択を無視して、何でもマナーに変換してしまう国特有の悪習

       世の中には思った以上に取捨選択ができない人間が多いなと思う。それが本当に必要なのか、そしてそれが本当に最善の方法なのか考えることもなく、金魚の糞のように周りの言っていることを鵜呑みにしてしまう人だ。また、その意味のない行動を「マナー」というワードに変換してしまうのだ。  例えば、先日久々友人の挙式に参加したのだが婚礼の際にあるあの「お祝儀制度」。あれは際たるものだ、なぜ袋を買ってそこに現金を入れて渡すのか?今やもうキャッシュレス社会なので、受け取る側も現金をもらったところ

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      • スタートアップ創業期にどんな業種でも必ずやっている、誰でも実践できる空売り手法

         MATTのお客様の予約経路を分析していると、Google maps経由がかなり多くなっている。飲食界隈の人たちから噂では聞いていたが、今は食べログなどのレストラン予約サイトよりGoogleの威力が勝るのかもしれない。  MATTではそんなGoogle mapsのレビューや投稿を誰でもすぐ実践できる、とある手法を使って高評価を増やしている。例えば、スタートアップ創業期というのはどんな事業も利用者はそんなに獲得できていないのも当然で、いくらローンチ前に広告を打ってもそんなに膨

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        • 起業は選択肢にもなく、異常なくらい大手志向の日本人は幸せなのだろうか?

           MATTがオープンして3ヶ月を迎える。まぁ想定以上にインバウンドにフォーカスしたマーケティングがうまくいっている。特にディナータイムはほぼ100%インバウンドといっても過言ではないだろう。店頭に立っているとその外国人顧客と話をして盛り上がり、時にはお酒を奢ってもらい深く話し込む時もある。  毎回そんなに大した話はしていないのだが、やっぱり感じるのは起業やフリーランスで働いている若者に対してのリスペクト精神と好奇心だ。 どんな属性の顧客でも私がオーナーとわかると、必ず以前ど

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          新紙幣発行の真意とは

           先週、新しい紙幣が発行された。紙幣が定期的に改定されるのには複数の要因が存在する。一般的に言われているのは、家庭内で保管されている現金を市場に流通させるためや、偽造防止およびマネーロンダリング対策の強化が挙げられる。 しかし、これに加えて、造幣局における印刷技術および製版技術の世代継承という側面も重要であると感じている。この技術継承のプロセスは、20年に一度行われる宮大工の技術継承のための式年遷宮に類似している。

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          ルーチンワークを徹底的に熟せる人間は実は少ない

           昨日は京都に本社支社をおく経営者のとある会に参加してきた。連日インバウンド客が9割を占めるMATTのインバウンド戦略集客には多くの企業様から注目をいただいた。それと同時にMATTの新規事業についてもPRを行いつつ、名刺の交換会ではスタッフ教育と人事についての話になった。  MATTの集客の一部にはSNSを使った方法があるのだが、その営業作業はルーチン化されていて至って簡単で誰でもできる作業になっている。しかしだ、この1回10分ほどで終わる反復作業を今は私が24時間中1時間

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          若いうちは東京に、と言われているが本当にその必要性はあるのか?

           MATTがオープンしてから、なかなか東京に帰ることもできなく、家はあるけれども月に2週間も居ないので東京に住んでいる感は全くない。 世間では、若いうちは東京に居ろという人が多いが本当にその必要性はあるのだろうか?  先日MATTに来てくださったインド人が日本に移住を考えてるのだが東京か地方の都市だとどちらの方がおすすめか僕に尋ねてきた。例えば、これが昭和平成アイフォンがまだ誕生していなかった頃であれば勿論東京で住むべきだと断言していた。だが、今は今は情報が広くひらかれた社

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          若いうちは東京に、と言われているが本当にその必要性はあるのか?

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          『アジア人にはコンビニを、欧米人にはエンターテイメントを』国全体が取り組むべきインバウンド戦略

           なんか最近インバウンドビジネスに携わる事が増えてきているのだが、その事もあり周りの人とインバウンドビジネスについて話す機会も増えた。だが、なんか皆んな勘違いしてるなぁとつくづく思う事がある。ある人は、「今は円安だから値段を釣り上げても外国人は買ってくれる」と言っていたり、またある人は「日本の伝統文化をアピールしたものを全面的に売り出すべきだ」と言っていたり、なんでそんな何十年も経営をしてきた人間が小学生のグループワークでありそうな素人的な考えになるのだろう、、、  多分だ

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          『アジア人にはコンビニを、欧米人にはエンターテイメントを』国全体が取り組むべきインバウンド戦略

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          やっぱり世界経済は米国中心に回っていると感じる瞬間

           アジア中心に雨季の時期にあたる今、ほとんどの飲食店が苦労していると言う。周りの飲食関係業を営む経営者の話を聞いていてもこの時期は毎年辛抱の時期らしい。しかし、やっぱりアメリカ人だけは違う。世界に大きな影響を与えているアメリカ人はだいたいどの国にも生息しているのだが、どうやらこの時期は航空券やホテルが少し安い時期でもあり京都や広島などの日本の副都心に観光の狙いを定めているらしい。  その彼らがこの時期にもMATTを訪れてくれている。彼らの予算は肌感覚、他国の方の1.5倍〜2

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          日本の水道水からヒントを得たイタリア発の還元水ビジネス

           MATTには連日世界中からあらゆる分野の起業家も訪れる。オーナーシェフが作ったお店と違って型にハマらないスタイルを取っているからだとも言える。起業家は基本的に万国共通で知的好奇心が異常に高いため、新価値創出のために他にないものに触れようとする。例えば、昨晩イタリアから来店されたウクライナ系イタリア人のお客様は韓国からの化粧品輸入業、ビデオ制作、還元水ビジネスと手広くやられている。今回は日本の水道水、それを利用した還元水で作ったお茶の精度などを確かめに来たそうだ。  還元水

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          日本とは違うクソレビュワー対策

          ソウルでは廃墟のようなビルの中に面白い飲食店が山ほどある。昨日はEuljiloにあるアジアンダイニングバーに行ってみた。ワインはなかなか豊富でスタッフのワイン知識も見事だ、料理は基本的にタイのスパイスを使ったトムヤンなど辛い料理がならぶ。その辛い料理に合うワインもかなり豊富だ。  スタッフのワインの知識もそうだが料理のサーブなどサービスは全く弱点はないように思う。しかしそれでもGoogle Mapsのレビューを見てみると一定数星1の酷いコメントを並べるクソレビュワーがい

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          資格マニアが見落としがちな物質の構造理解

           世の中には、何でもかんでも資格を取って資格で物事を解決しようとする者がいる。けん玉検定、ワイン検定、映画検定こんなもん趣味で楽しめば良いのに何故わざわざ資格なんか取るんだろう。と常々思ってしまうのだ。資格マニアみたいな人はどこにでも生息するのだが、雇う側からすれば、資格なんていらないから何ができるかを見せて欲しいというのが本音だ。  まぁ実力が伴うのであれば全然言うこともないのだが、そう言う資格マニアに限って物事の構造原理を理解していないケースがほとんどなので頭を傾げてし

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          海外に居るから美味しく感じるのではなく、確実に上がっている他国の和食レベル

           6年ほど前だろうか店の名前は忘れたが、アメリカロサンゼルスでそこそこ有名な鮨と天ぷらが食べられる割烹店を訪れたのを思い出した。鮨といってもカルフォルニアロールのようなものではなくしっかりとした日本風の鮨であった。当時は日本で食べられる和食同等の味が海外で食べられることに感動していたのだけれど、今から思えばそれはアメリカにいたらかこそ感じた満足度だったのかもしれない。  わさびは青緑の人工わさび、天つゆは極度に甘辛くかなり濃い。まさに外国人が日本の和食を真似てそのまま作った

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          単なるインバウンド向け商品と理由付けされた高付加価値商品の明確な違い

           昨日はMATTに来てくださったお客様の招待でシドニーから車で2時間ほど走ったところにあるハンターバレーのワイナリーへ行ってきた。若くして不動産投資や複数のスタートアップベンチャーを手掛ける中国系実業家に案内してもらったのだが、久々に起業家らしい人と会って話をできたかもしれない。  互いの事業、entrepreneurshipからオーストラリアの歴史や文化についてまでかなり面白い話ができた。中国系の実業家は決まって探究心と実行力が凄まじいのでかなり共感できるし、同時にこんな

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          単なるインバウンド向け商品と理由付けされた高付加価値商品の明確な違い

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          ミシュランガイドがない国においての格付けとは

           おそらく4年ぶり?にオーストラリア、シドニーに来た。私は海外では必ず格付けされたその国独自のファインダイニングに行くようにしているのだが、例えばその格付けのわかりやすい基準で言うとミシュラン三つ星などがある。しかし、オーストラリアではミシュランガイドが実は存在しない。  では、どうやってオーストラリアの数ある飲食店は格付けがされているのだろうか。聞いたところでは、1番有力とされているのがオーストラリア新聞社が毎年9月に発行しているオーストラリアのグルメガイド『GOOD F

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          『繁忙期に値下げを、厳しい時に値上げを』色々やってると面白い6月の商売

           4月から飲食店を始め立ち上げ当初はあまり他の事業に手を出せていなかったのだけれども、6月は夏受験に向けた個別塾の繁忙期でもある。今年も例年同様かなりの数の依頼が殺到している。しかし、これにはある秘訣がある。私が心がけている“繁忙期に値下げを、厳しい時に値上げを”忠実に再現しているからである。  一概に値下げ値上げと言ってもただ単に値段を下げたり上げたりする意味ではない。6月の塾の繁忙期で言うとお得なクーポン、セット割引、時間制指導時間をサービス延長したりと顧客の母数が見込

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