久々に上場株式を購入してみた

　私はどんな分野でも売れている本や話題になっている論文等は日頃から読むようにしている。そこで、最近Noteでもフォローしている後藤達也さんが出している話題の『投資の教科書』という著書を読んでみた。経済ジャーナリストが書く投資本は初めてだが、物凄くわかりやすく株式市場についてまとめられていて面白かった。

　ということで、世間も新NISA一色で盛り上がっていたりするので久々私も最低でもNISA枠上限までは個別株、上場株式を購入してみようかなと思ったのだ。私は確実なモノにしか時間や資金を投入したくない性格で自分が起こした事業や自分がある程度携わっている未上場企業の株式しかここ数年投資をしてこなかった。その方が確実にパフォーマンスが高いと思うからだ。例えば、誰でもできる超スモールビジネスで初期投資100万以下で起業した事業が2〜3年後1億程度で買いたいと言う人や企業があらわれると少なくとも、一般人が少額を積み立てて行う投資よりもはるかにパフォーマンスが高い。売却をしなくとも毎月100万程度稼げる事業を始めれば年間利回りでみても桁違いである。

　また、株式や為替というのは何が起こるか予測ができない。リーマンショックやコロナショックというような不況はいつかまたやってくるのでそれに流されて狼狽売り等しているくらいなら自分の興味のある趣味等に投資をした方が遥かに人生は楽しいであろう。(チャートを見る事が趣味である人間は別だが)

　しかし、最近上場株式も面白いなぁと思ったのが〝未来予測はできないが、いつか来る未来はわかる〟という事だ。リーマンショックのような事が再度いつ起こるなど未来予測はできないが、いつか来る未来に投資をするのが株式投資の面白さであり確実性であると思ったのだ。

　例えば、自動運転が当たり前になり、世の中の自動車全体の10%しか稼働していない道路が必要最小限の自動運転の自動車のみになること。先進医療の分野でAIが化学式から当てはめ正確で治療精度の高い薬を作り出すこと。宇宙分野がひらかれ、民間宇宙旅行や宇宙の不動産投資が活発化すること。そして宇宙やAIがオープンになった社会で多くの国々が最も重要視するであろう次の時代の防衛力強化。このようないつか起こりうる未来を大前提に投資は行うようにしている。

　私はその上で投資において最も重要なことは2点だと考えている。1つは、長期的にみること、そしてよほどのことがない限りチャートを見ない。以前のテスラ株購入の記事にも書いたように私は1ファンとして株式を購入する。その企業株式を購入した限り死ぬまで世の未来とその企業を応援して離さないつもりで放置する。なぜなら1番儲かっている投資家は死人と言われているからだ。経済が進むべき方向に進展している限り株価は上がり続けるので紆余曲折があっても余程のことがない限り必ず上がる。

　もう1つは、絶対に余剰資金で投資を行った上で先物やFXなど博打のようなことをしないこと。その日が分からなくとも〝いつか来る未来〟に余剰資金を利用して現物取引で投資をしている限りチャートを見る必要もない上、元本が割れることもまぁ無い。

　これは起業や自らの事業投資にも共通する。例えば、今年私はMATTという飲食事業を余剰資金を使い共同出資者とともに京都で立ち上げた。周りからは「なぜ東京じゃ無いの？」とよく聞かれるのだが、私はインバウンドにフォーカスする上で〝歴史〟という視点を重要視した。日本の歴史は比類なきものがあり、日本は世界でも指折りの歴史大国である。特に京都や奈良は紀元前600年前にもさかのぼるとされている。このことから東京ではせいぜい江戸幕府からの歴史なのに対して、京都や奈良がなぜ観光客に愛されるのかがよくわかる。また、歴史というのは不変的なものでありコロナなどの感染症が起きてもその歴史は消える事はない。そのためそれを訪ねに多くのインバウンド客がまた集まるのは、〝いつかはわからなくても、来る事がわかる未来〟である。また精々コロナショックなどは多く見積もって2年もすれば、通常の経済に回復するので余剰資金でインバウンドが求めるやるべきコンテンツを出し続ける限り潰れる事はないし儲かり続けるので、かなりパフォーマンスの良い投資先だと思っている。

　ということを前提に、私が追加購入した上場株式の一部で面白い銘柄を紹介しようと思う。こういうのはあまり得意では無いのと、あくまでも私の意見なので１人の若者が勝手に信ぴょう性もない情報を発信していると思ってみて欲しいと思う。

　まずは、