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スタートアップ創業期にどんな業種でも必ずやっている、誰でも実践できる空売り手法

 MATTのお客様の予約経路を分析していると、Google maps経由がかなり多くなっている。飲食界隈の人たちから噂では聞いていたが、今は食べログなどのレストラン予約サイトよりGoogleの威力が勝るのかもしれない。

 MATTではそんなGoogle mapsのレビューや投稿を誰でもすぐ実践できる、とある手法を使って高評価を増やしている。例えば、スタートアップ創業期というのはどんな事業も利用者はそんなに獲得できていないのも当然で、いくらローンチ前に広告を打ってもそんなに膨大な数の安定した顧客は見込めない。では何が顧客をつかんで増やす指数になっているのかと言うと、言うまでもなくそのサービスやプロダクトに対しての“信頼”である。

 創業期は誰もサービスやプロダクトを知らないし、知らないものにそんなに簡単にお金を払ってくれるほど顧客もバカではない。ではお金を払ってもらえない=利用してもらえないのにどうやって、この信頼を集めるのか??

 至って簡単でお金を貰わなければ良い。これは世界中あらゆる道端で空売りを続けるレッドブルの手法によく似ているかもしれない。特に飲食サービスというのは食べてみないと飲んでみないとわからないことが多い、どんなにミシュラン星付きのレストランでもなんか大したことないなとか塩味強いなとか多々ある。顧客に自分たちのサービスやプロダクトを知ってもらい、信頼構築をするための空売りである。

 MATTでもオープン前とオープン直後の1ヶ月間、日本人に料理3品ワイン3杯無料でバンバン出していた。勿論お会計は0円だ。Google mapやインスタのビジュアルというのはインバウンドなど関係ないのでまずすぐ来てくれる日本人のレビューを集めた。

 しかし、こんなことを続けていれば事業は潰れるんじゃないか?と言われると思うので
敢えて言っておくと、これはあるビジネス条件のもとで成り立つ。

 それは

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