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ー脳とスマホー

『最強脳』アンデシュ・ハンセン

インターネットが普及し、現在ではスマートフォン、パソコンがないと過ごせない人の方が多いと思う。そんな中でスマホの毒から脳を守れ!という言葉が表紙に大きく乗っているこの本をよんでみた。
嬉しい時、あるいは悲しい時に脳の中では「ご褒美」をくれるシステムが何種類かある。その中の一つにドーパミンというものがある。
例えば、ドーパミンの仕事の1つにはこんなものがある。友達と会う、好きなことをする、美味しいものを食べるとドーパミンが出て幸せな気分になり、満足を感じる。このドーパミンが脳から出るご褒美なのだ。
それ以外にも、もうすぐ手に入れるかもと思った時にもドーパミンが出るそうだ。

「スマホ依存」この言葉をよく聞くが、これは、ドーパミンによるものである。スマホの着信音や通知音がなるとスマホを見てしまう。大事なメッセージやSNSのいいねが来た(かも)しれない!という(かも)がスマホに依存させているのだ。そのスマホのドーパミンが、勉強や仕事の効率を下げる可能性がある。

〜集中力を上げるためには〜
作者は集中力をあげるためには、(運動)を重要と伝えている。
脈拍が上がる運動から散歩まで効果がしっかりとあり、これらを含めた運動後1時間から数時間集中力が続く。長い期間運動を続けると考えるのが早くなり集中できる時間が長くなるのを感じてくるということを伝えている。
作者の住んでいる、スウェーデンでは授業中集中力が切れてしまう生徒がいると、「静かにしなさい」ではなく、「外に出て運動場を1周走りなさい」とアドバイスしているそうだ。研究データから集中力に運動が効果があることがわかっているため、それを教育分野に活かしているそうだ。

運動を習慣化するのは、大変な人は大変だと思うが、運動を習慣化することで大変なこと以上の効果が出てくるのかもしれない。

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