がっちりマンデーから学ぶ!真似る!  製造業の社長!コロナ禍にサービス業的発想をしないと、どうなるでしょう?

テレビ経済番組はビジネスアイデアの宝庫です。嘆いても解決策はありません。良いところは真似て早期復活しましょう!
【製造業は、Q品質CコストD納期を守るだけの時代は終了!】
【コロナ後、製造業は、サービス業的取組を行うべし!】"
<推薦理由>
黒子企業でありながら、各社の下請けを突き抜け、この会社が無いと困るというNo1シェアを獲得している企業。普段は黒子でなので、そのノウハウを知ることは困難ですが、がっちりマンデーの取材力ですね。学ぶ点がたくさんあります。
"がっちりマンデー2020/03/22放送
食材の大発明に迫る!太巻きの‟具だけ”つくって全国シェア50%
大分県の由布市「株式会社吉田喜九州」
https://note.com/gacchiri/n/n20891fc9cc1a"
<成果>
太巻き寿司の巻き芯を年500万本以上、スーパーやコンビニに出荷!シェアはなんと50%以上!

<成功のポイント/工夫>

1)手間のかかる作業だけを、専業で行ったから
顧客に届く完成品が出来るまでのプロセスを分割して、手間のかかる作業だけを、専業で行うことにしたこと。
顧客にとって手間がかかるとは、Cコスト高であり、Q品質が安定しない、需要増減時にD納期がかかってしまうときがあるということ。
顧客が嫌がることを発見し、素早く対応することが、中小製造業の存在感を出す大事な戦略! 
2)顧客にコストと人手不足解消のメリットを創出したから
顧客であるスーパー等では、カチカチの冷凍巻芯にキュウリ等を入れてノリで巻き店頭へ置くだけ。
6~7手間もかかったものが2、3手間ですむようになって人手不足解消とコスト削減ができた。
3)地方の低賃金と場所代等の低経費を活用し、価格競争力を実現できたから
集め巻き芯を作るには、具材の種類や長さが変化するため、機械化は困難。そのため人海戦術で実施。
<岩井コメント>

◆「自社は製造業だと思い込まないこと」

この巻き芯ビジネスを聞いて、サラダチキンで大ヒットしているアマタケ社の「ひと手間カンパニー」戦略を思い出しました。
アマタケ社は、スーパーに卸す鶏肉を、スライスしてパック詰めまで代行し、スーパーは値札シールを張って並べるだけと、手間いらずになっています。スライスはスーパーが行うべき作業と今までは考えられていましたが、時代は変わっています。良い品を安く作れば売れる時代は、もの不足時代のビジネスです。モノ余り時代がますます増える未来は、もっと通用しなくなります。
ましてや、新型コロナによって、需要が急激に低下すると思われいます。製造業もサービス業の心を持って取り組まないと、未来はありません。

◆ターゲット顧客のサプライチェーンの工程の流れ図(フローチャート)を作成することをお勧めします。
つまり、ターゲット顧客にとって、いやな作業、手間のかかる作業を代行することができれば、差別化が図れます。


コロナ後は、差別化領域を見つけられないとどうなるか?

【それは、悲しいことですが、『淘汰』ではないでしょうか】

中小企業診断士祝いが解説するテレビメモ術#24 


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