人間とは

『人間とは』

組織の中で生きることで、自身の生活を維持し豊かにする動物。組織とは家族・会社・クラス・自治体またはインターネット上のコミュニティなどがいえる。その中で組織に利益を与える・与えそうな者や、コミュニケーションで周りの人を気持ちよく関係を保てる人間は仕事を潤滑にし権力を持つ。逆に不の影響を与える・与えそうな者には不信感を持ち、排他的な行動をとる。自分が足りていない物を補う存在は魅力的にうつり、助け合いがうまれ価値の相互交換をしている。

幼少期は母親からの無償の愛を受け、見守られている環境の中で生活ができる。青年期では自我が芽生え、他人に心から共感できないことも増える。そのため孤独感にさいなまれて、周りとつながっている感覚や信頼できる大切な存在を求めたり、他者と自己がお互いに侵入を繰り返しながら自我の確立される。流動的な感情に流され生まれていくコミュニケーションや行動を通して組織内のポジションを確立したり、生きている時間を楽しむ。大人になると生きていくために利害関係の中で他人を巻き込んで働くようになる。守らなければならないもの、自己を犠牲にして生まれる他人との関係や折り合いをつけることに疲弊する時もある。その分、自立して稼いだお金で自由を謳歌することできる。

人間にとってよりよく生きるために、お金を稼ぎ、人間関係を円滑に行い、健康的な生活を送ることが理想とされる。これらの要件や自分の望みがかなっている人間は自分の心が満たされるが、弱肉強食の世界で有限な資源の分配で生きているため、心の盃が満たされない人の方が大多数である。心が豊かな人間がしてくれる還元のおこぼれで生きている人には必死で働いている人から白い目で見られ、自分の心の愛が満杯になると他人に仲間や見ず知らずの人に還元できるようになる。還元のおこぼれの交流によっても一時的だが、心は満たされる。人々は多くの交流の中で生きている。近年は隣人がだれだかわからない、家族がいなくても食料はインターネットやコンビニエンスストアで購入できる、衣服も同様。このように都市では働くための場所として存在している。

日頃から近所でお醤油の貸し合いや衣服のお下がりがあるわけではなく、インターネットで自分から組織を選んでいく時代になった。交流の仕方は変われども、組織の中で生きていくことには変わりない。

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