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オンライン修学旅行「香港」編ご報告

「元教員」でも生きていける。そんな証明になります。

コロナで残念、だけで今年を終わらせない。だから、「オンライン修学旅行」をすることにしました。という宣言を以前しました

時間が空きましたが、9/26に香港へオンライン修学旅行をしましたので、そのご報告です。

進化も課題もあります。オンラインで何かをされる方の参考になれば。


どんなことをしたか

僕は別の仕事があり途中までしかいられなかったのですが、大体の流れは

教室で挨拶→ゲストの石田先生とつなぐ→ビクトリアパークから街に向かって歩く→2階建てバスに乗って移動
→船に乗って中国側へ→セブンイレブンなどのお店に入る→教室からの感想

でした。途中途中で香港についてのクイズや解説を挟んでいく形。もちろんチャットに寄せられる質問にも答えながら。

今回は二川先生の学校も参加され、二校ご一緒にガイドしました。

子ども達に投げたクイズは「香港といえば思い浮かべるもの」「香港って何の国?」。
デモという回答、中国という回答が思いの外多く、個人的には驚き。6年生、普段からニュースを見ているんですね。

中国・香港・イギリスの関係性(日本も香港を植民地にしていたこと)、香港の方たちが自分たちの生活を守るためにデモをしたこと(コロナもあって落ち着いたこと)。
この二つは子ども達にぜひ伝えたいことでした。クイズの解説の流れで短く分かりやすく伝えていた石田先生、さすがでした!

そんな話もしながら街を映して歩くだけで子ども達からは発見が色々。
「信号が低い!」→本当にそうなんです。
「二階建てバスが多い!」→イギリスの名残?
「ビルが多い!」→郊外はもちろん一軒家もあります
「トラムの料金めっちゃ安い!」→30円!衝撃的安さ
「でも家賃がめっちゃ高い!」→日本で6万円の家が50万円!衝撃的高さ…
「ゴミ箱に灰皿が付いている!」→一応タバコ禁止みたいなのですが…
「パッケージ日本語なんだ!」→ポテトチップスバーベキュー!

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オンライン観光と同じで、本当に行った気になれたり、実際に行きたくなったり。子ども達と香港の心の距離が近くなっていたらと思います。

僕が抜けた後、シンガポール編ゲストのゆうぼー先生が登場、おおー!となっていたそう。
こういう風に、実際には会った事のない相手に親近感を感じられることも、オンラインのやり取りの魅力です。

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よかったところ、改善点、次回に向けて

チャットを拾って投げかけ答えてもらうスタイル、やっぱり好い
子ども達からしたら、リアルタイムで反応をくれる、自分たちの声を届けられること。こちらは概要だけ決めておいて、あとは子ども達の質問で展開していく。
それは僕らもラクだし子ども達も楽しい、一番の形な気がします。

身近なものが登場すると教室が湧く
「セブンイレブンあるんだ!」「吉野家だ!」「日本語がある~!」やっぱりそういうところが面白いみたいです。街並みや人の違いもありつつ、でも共通点もあると目が惹かれますね。

黒板に情報を書き留めてもらう
やっぱり流れていってしまうので、気になったこと、子ども達の声が漏れたことだけでも書き留めてもらうとよさそうです。

現地の雰囲気をもっと出せそう
現地の方のおしゃべりが聞こえてきて何を言っているのか分からない感じとか(インタビューしてもよいかも)、漢字ばっかりで読めない字があることとか、そんなことで画面越しにも「異国感」が出るのでしょうね。
屋台で何か注文してもらって、店員さんとのやり取りが聞こえてくるとか、なんだか見た事のない食べ物が並んでいるとか。

飽きへの対応が必要
シンガポール→香港と同じような流れで進めてきて、興味をもてている子も、そうとはいかない子もやっぱり出てきています。変化をつけたいところ!
継続できるように準備し過ぎないことも大事ですが、Googleマップで場所を確認するとか、クイズはスライドを画面共有するとか、子ども達が体育館で寝っ転がって参加できるとか、そんなマイナーチェンジも必要な時期なのかもしれないです。レベルアップのためにも。

ZOOMが落ちてもあわてず子ども達にふる
今回、途中で現地と繋がらなくなってしまいました。やはり電波トラブルは起こり得ます。
前回のシンガポール編の振り返りで「途中で子ども達が感想共有する時間があってもいいね」と話していたので、「今たぶん電波が悪くなっちゃったんだね。また繋がるまで時間がかかるかもしれないから、ここまでどうだったか、ききたいことはあるか教室で話してみて」と投げかけ。
子ども達の落ち着きも教室にいる先生方の対応もあり、落ち着いて電波が繋がるまでの時間を待つことができました。再開した時は子ども達の「よかった~!」「おかえり!」の声も。

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今回の報告は以上です。改めて、ゲストとして香港をご紹介くださった石田先生、有難うございました!

そしてこうした報告記事が、動き出したいどなたかの背中を押しますように。何かお手伝いできること・ご相談されたいことがありましたがおしらせくださいね。

さて次はどこに行きましょうか!乞うご期待ください。


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