見出し画像

焼け太り3ケタ国道275号線。

ってことで多分にオサレな方の国道が出てくる
歌というインスピレーションで出てきた曲は
これだったんですが。
 キンモクセイの「車線変更25時」。

まあ基本車は運転せず、多分に「鉄」が染み込んで
いる関西民鉄派なので、この国道275号線に関する
思い出は多分にブルーが入る話で。

 ま、ありていに言うと、この国道275号線は
赤字路線だった三つの路線跡にほぼ出来た、
鉄道を喰らいまくって伸びた裏道になるんです
よね(なのに無駄なくらい伸び切ってて、道に
ある国道の中でも三番目に長い)。

芦原伸は少しだけ何かの本を読んだような。
多分「青春18きっぷの旅」 (JTBパブリッシングMOOK)あたりだったかと。

消滅したのは学園都市線を残して二度目に切られた
札沼線、深名線、天北線となる。

本路線のルート上にはかつて並走していた鉄道路線がいくつもあり、札沼線の新十津川~石狩沼田間は1972年6月に、多度志~北母子里間で並走していた深名線は1995年9月に、音威子府~浜頓別で並走していた天北線は1989年5月にそれぞれ廃止となっている。

国道275号 目次

制定当初は札幌市~北竜町~留萌市だった。
1974年に233号重複区間を廃止し北竜町から美深町へ延長、
1981年に浜頓別町まで延長。
(この延長で札沼線、深名線、天北線のある鉄道を
次々と呑み込む形になったので焼け太り三桁国道
といえる)

こうも語呂だけでポジティブに考えられる道ではない。

 ということで基本的には想い出がかなり
辛目の国道275号線なわけですが、大概それに
附随するのも伯父の一人の車に乗っていた時の
想い出くらいしかない。
 まあでもそれはそれで絞りだせば伯父の供養にも
なるのかなと。

 ま、流石にこの国道を使って浜頓別まで行った
ことはない。親が稚内にいた頃は碧水から留萌に
向かって日本海をひた走る、がセオリーだった
からねえ(まあミズダコ壺オーナー以前だったので
留萌過ぎたあたりで港に寄った時の水ダコは流石に
美味かった記憶はあるけど)。

 ローカル路線バス乗り継ぎの旅の第3弾で、
稚内へ上っていく路線バスルートに浜頓別の大きな
ターミナルがあったのは、天北線の代替バスルートが
生き残っていたからに過ぎない。

 裏道好きで道の駅スタンプラリー巡りを欠かさ
なかった伯父には何度も国道275号線で連れて
行かれることが多かったが、北限は幌加内だった。
 まあ今は訳あって北海道産の蕎麦はほぼほぼ
食べないが、やはり幌加内くんだりまで行ったの
だから、あそこに行く目的なんて蕎麦食うか温泉
(ルオント、だっけ)入るくらいしかないんだから
(それだけこの地域は寒暖差の激しい蕎麦の名産地ではある)。

碧水は留萌や稚内に向かう分岐点で国道275号線を
行くと厭と言うほど碧水の名前を見るところ。

https://portal.hokuryu.info/topics/neighborhood_assoc/2013hekisui

深川・留萌自動車道が2020年に全通したことで、
費用対効果しか見てない数字の奴隷はしっかり
留萠本線を切る決断となったわけですが(そも
そも北海道は開発局がアホみたいに道路や高速
ばかり手厚く作った結果、交通インフラが変調
をきたしている末梢神経がどうかしている地域
ではあるので)、まあこれでクリスプ数の子と
心中している留萌に行くことはもうないなと。


 まあメロンやスイカ買い付けに行ってた北竜、
雨竜あたりにいい思い出はないので(ひまわり
愛でる習慣のある親戚が皆無でいつもスルーだ
ったしなあ。新十津川の金滴は曽祖父が好きな
お酒だったけど、ゼロ年代に凄まじく味を落として
いた記憶しかなくて。ここ数年は保ち直しつつ
ある、といったオードリー的評価しか出来ない)、
あとは唯一沿線で行くのが楽しみではあった
(がそうそうは行けなかった)かばと製麺所の
想い出くらい出して終わろうか。



 かばと製麺所のルーツは讃岐の系統で言うと
「池上」系で、るみばあちゃんの元で修行し、
ノルベサ(札幌唯一の観覧車が町中であるビル)
の地下にあったまんでがん製麺所が元ではある。

ここはススキノから帰る際に何度か行ってた。
何気に札幌では手に入れにくいしょうゆ豆も
販売していたりして意外に重宝してた。

 しかし閉店となり現在は夏季に当別の樺戸町で
「かばと製麺所」を、冬季は北大近くの激戦地で
「まんでがん外伝」を開くスタイルに収斂して
いるのかと。

まあどちらも行ったが結構「かばと製麺所」の
導線が安定してなくて、サービスの概念が薄めの
印象は多分にある。でも製麺に関してはマジメな
「池上」系のスタイルが継承されてて正直マジに
美味い。
 「まんでがん外伝」は御時世になるまでには
行ってたが、昼にがっつりうどんを堪能したい
人に向けてマジメに作ってはるな、という印象。
 こちらの方は小さな店なのでいろいろ行くときは
下準備のいる店でもある、と。

 といったところかな。ひとまず纏めてみたかった
話題ではあったので、焼け太り3桁国道275号線と
それらにまつわる情報、問題と想い出話を徒然に
書き上げて見ました。

この記事が参加している募集

noteの書き方

ご当地グルメ