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day4 休むスキル

「小学校を休む」

この字面だけで、悪いことのような気がしてしまう私は
きっと学校の呪いにかかっている。

「小学校に遅刻する」

これもやっぱり悪いこと。
では、これはどうだろう。

「リフレッシュのために有休を使う」
「疲れが溜まっているので午前休を取る」

悪くない。
むしろ、当然の権利であり、
疲れが溜まっているのに仕事して体調を崩すより
自己管理ができているように感じる。

学校に行くことや勉強は、子どもの仕事。
でも、子どもの仕事には有休がない。
風邪でもひかない限り、休めない。

朝は8時台から、6時間授業だと16時まで。
まあまあ拘束時間は長い。
さらに学童に通うと、フルタイム勤務と同じくらいになる。

これは冷静に考えると、なかなか大変なことだ。

というわけで、我が家の小学生には有休がある。
勝手に休んでるだけだけど。
病気じゃない、体調が悪いわけじゃないけど休める日。
月1回、事前申請(私に)すれば、休んでよし。
もしくは、疲れが溜まっている場合の遅刻、午前休も必要に応じて取り入れている。

少し飛躍するかもしれないが、
適切に休む、というのは一つのスキルではないかと思っている。

きついとき、きついと気付けること。
無理していると気付けること。
普段から体と心の声を聞くことができること。
それができるだけで、大人になって、精神的な問題が起きるリスクを下げられるのではないかと期待している。

息子にとって、ストレスの元だった学校。
環境は簡単には変わらない。
息子自身の性質も変わらない。
その、一見隔たりがある2つに橋をかけるのが、「月1回の休み」という対処法だ。

ストレスが溜まっている時も、気づいて休むことができれば
大きな問題になることなく、復活できる。
それをぐるぐると回し続けているうちに、息子の成長が追いついて
できることが増えていっている気がして嬉しい。

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