科学


科学が人間をどうとらえているのか

歯車のような部品としてとらえた場合

人間性があるというのは 欠陥でしかないのだろう

科学を 突き詰めていくと

結局は 人間を 排除する方向へ動くのではないだろうか

何故なら 科学の理屈では 機械の方が 優れている訳だから



現状でも 科学を 人間が 使っているとは思えない

人間が 科学に 仕えている としか私にはみえない

それを 逆転させる 理屈を 私達は 考えてもいない

何故なら そのような 問題意識すら抱いていないのだから



その差は どんどん どんどん 広がっている

人間は 益々 弱く 貧しくなり 連帯意識も薄れていく

科学は 益々 強く 賢くなり 強大なシステムとなっていく

そのうちに それに 挑むことすら 想像できないようになるだろう



ただただ システムに仕える 

ただただ そのために 自己を磨く

ただただ そのために 思想を作る

かつて 我々が 自然に対してそうであったように



しかし 全く異なるのは 

我々は自然の一部ではあり得 それに守られていたが

皮肉なことに システムを作った我々は 

理想とするシステムの一部にはなりえない ということだ



馬鹿な人間どもが 

自分の意志だと思いながら

今も 自然を破壊している

帰るべき場所を 自ら 壊している

システムが 冷酷に それを 要求しているのだとも知らずに

そうはなれないのに 部品のように 考えまいと

同じ 仲間たちを 破壊している

大量生産の部品のような 顔をして

ただひたすら 破壊している

何が命じているのかも 考えず ただ ひたすら



そして その時が来る




2019年4月22日 mixiにアップしたものを、そのまま転載しております。



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