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縮図と拡大図 縮尺

縮図と拡大図 縮尺

実際の長さを地図上に縮めた割合のことを「縮尺」といいます。地図の下に1:50000とか、1/50000とか書いてあるのを見たことがあると思います。あれが縮尺です。
縮尺は、比(1:50000)か分数(1/50000)で表します。

21年度より、縮尺の問題が小学校6年生算数の『拡大図と縮図』で復活しました。
また、社会科でもよく出題されます。

子どもたちが苦手な単元の1つです。

縮尺を求める問

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「植物のなかま分け」と「ものの覚え方」

「植物のなかま分け」と「ものの覚え方」

今日は、「植物のなかま分け」をテーマに、「ものごとを覚えるコツ」について書いてみます。

中1が理科で最初に習う単元『植物』は、教える方も習う方も気楽な単元です。すべて子どもたちに身近なものが題材で、難しい公式類も出てこないからです。

私のただ一つの不満は新しい教科書の配列です。
花、葉と光合成、根、茎の順に学び、最後に植物の分類を習います。
最後の「植物のなかま分け」で、双子葉類と単子葉類の区

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入試頻出 複数の読みがあるから出題される漢字

入試頻出 複数の読みがあるから出題される漢字

入試でよく出題される問題には、出題される特別な理由があります。

この稿では、複数の読み方があって、どちらか迷ってしまうのでよく出題される漢字を集めてみました。

(漢字には原則として音読みと訓読みがあって、複数の読み方があるのが普通です。この稿でとりあげるのは、音読みだけ、または訓読みだけで複数の読み方があって、それで読み方を間違えやすい漢字です。)

太字のものが特によく出題されます。

音読

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高校入試 英語 【書換え問題】

高校入試 英語 【書換え問題】

公立高校の入試問題ではあまり出題されません(大阪府公立高校入試では、まず出ません)。私立高校入試には必ず出題され、配点も高い分野です。
数学や理科のように、公式化して覚えておくべきだと思います。

書換え問題の公式

-毎年よく出題される問題-

(1)~がある There are ~=~have(has)

There are seven days in a week.
A week has s

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1次関数 : できない問題を簡単にする小さな工夫

1次関数 : できない問題を簡単にする小さな工夫

1次関数の単元で、中学生が最初、よく点数を落としてしまう問題に次のような問題があります。

中学生が苦手な問題(1)1次関数y=3x-1で、xの値が2から6まで増加するとき、yの値はどのように変化しますか。
(2)1次関数y=-4x+1について、xの値が-4から2まで増加したときのyの増加量を求めよ。
(3)1次関数y=2x+1で、xが1から3まで増加したとき、変化の割合を求めなさい。
(4)1次

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超簡単 比例 (小学算数)

超簡単 比例 (小学算数)

6年生で習う比例は、実は中学校以降の勉強の基礎になる重要な単元です。数学だけではなくて、例えば中学理科の応用問題は、ほとんど比例を使って解きます。

基本をしっかりと理解しよう他の単元とちがって、比例では大事なことを最初にしっかりと理解しておかないといけません。覚えておかないといけないことはたった4つです。

比例とは長さ1mで重さが10gの針金があるとします。2mだと20g、3mだと30g、…と

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すぐれた指導者の条件 名選手必ずしも名監督ならず

すぐれた指導者の条件 名選手必ずしも名監督ならず

私は塾の講師ですが、塾の講師にも、上(じょう)・中(ちゅう)・下(げ)があると、思っています。

まず、下。
「自分もできない」人。

問題を解く能力が子どもにも劣る人。

勉強のこわいところは、こういう人でも講師がつとまってしまうことです。
自分ができなくたって、「頑張れ!頑張れ!」と叱咤しておけば、子どもたちはそれなりに自分だけの力で成長することがないこともない。

私も、最初は「下」でした。

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社会科の言葉:少子化・少子高齢化・高齢化社会・高齢社会

社会科の言葉:少子化・少子高齢化・高齢化社会・高齢社会

何気なく使っていながら、まぎらわしい、あるいは区別のはっきりしない言葉を、一度きちんと調べておきたいと思いました。

題名にあげた、少子化・少子高齢化・高齢化社会・高齢社会の意味を探る前に、まず、「子ども」と「高齢者」の範囲をはっきりさせておかないといけません。

子ども子どもとは満18歳未満の人のことです。
1989年第44回国連総会で採択された「児童の権利に関する条約(子どもの権利条約)」の定

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物質の密度

物質の密度

物質1立方cmあたりの質量を密度といいます。

密度=質量÷体積。

単位はg/立方cm(気体はg/リットル)。

密度で物質の識別ができる物質によって密度は決まっているので、質量を測定し、体積をはかり、質量÷体積=密度を求めることで、その物質が何であるかを推測できます。

アルキメデスと王冠の話:王が細工師に金の王冠の製造を命じた。細工師が金をかすめとり、鉛を混ぜたとの密告があり、王は調査を命じ

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入試頻出 形が似ているので読み誤りやすい漢字

入試頻出 形が似ているので読み誤りやすい漢字

入試でよく出題される問題には、それぞれ出題される特別な理由があります。

漢字の「読み」の問題の場合、形は似ているが読みの違う漢字がよく出題されます。

「形」は似ているが「読み」の違う漢字1.最初に、漢字の「読み」を、音読みは(カタカナ)で、訓読み(ひらがな)で、表示しています。

2.次に、…「」で、「漢字そのものの意味」を表示しています。

3.最後に、よく出題される熟語とその読みを表示して

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高校入試 英語 【連語】

高校入試 英語 【連語】

今日は連語の特集です。
ちゃんと覚えれば強い得点源、長文でも、文法問題でも、英作文でも、覚えているだけで得点力は大幅にアップします。

最重要(しばしば出題)かつ 基本問題(受験生ならできないと恥)(1)~できる be able to (=can)
(2)~をするのが好きだ be fond of+~ing (=like to ~)
(3)~をするのが得意だ be good at+~ing
(4)~

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【超速まとめ】 一次関数(一次関数の式・変化の割合・グラフ・二元一次方程式)

【超速まとめ】 一次関数(一次関数の式・変化の割合・グラフ・二元一次方程式)

「一次関数」の章を一目で理解できるように、重要事項を最も簡単にまとめました。

1、一次関数とは何か(1)yがxの関数で、yがxの一次式で表わされるものを一次関数という

最初にいくらかの量があり、それから決まった割合で増えていく2つの量があるとき、2つの量の関係が一次関数である

(例)水が5L入っている水そうに毎分2Lの割合で水を入れるとき、水を入れ始めてからx分後の水そう中の水の量をyLとす

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利益と割引の問題を、超簡単に解く(小学算数)

利益と割引の問題を、超簡単に解く(小学算数)

多くの人が苦手な問題に、利益と割引の問題があります。
利益と割引の問題を簡単に解く方法を考えてみましょう。

代表的な問題は次のような問題です。

例題1:ある品物を4000円で仕入れ、4割の利益を見込んで定価をつけましたが、この品物を大売り出しの日に定価の1割5分引きで売りました。売り値は何円ですか。

(解き方)
まず、仕入れ値、利益、定価、売り値などの、言葉の意味を知っておかないといけません

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ワーク・問題集の『解説』や『囲み記事』は、高級アイスの蓋についたアイス

ワーク・問題集の『解説』や『囲み記事』は、高級アイスの蓋についたアイス

塾での授業中の会話から。

私「今やっている問題集の最後に、おまけで故事成語をまとめたページがあるよね?あれも、じっくり読むとためになるから、読んどいたほうがいいよ。」

しばらくして・・・

私「あれ?もう、次の問題を解いてる。おまけのページをちゃんと読んだ?」

A君「いや・・・。めんどくさいから。」

B君「はやく次の問題をやりたいし・・・。」

私「おいしいアイスクリームあるよなあ。あれ、

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