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小さいけど大きな旅 / 人と会う

「小さいけど大きな旅」の一つは
人と出会うことである。

その1

2023年8月末、終わらない暑い夏の1日。

アメリカ人の友人が日本に来たので
大阪で会った。
ビルの20階にフロントがある
高級なホテルへ向かった。
広い窓から都市の風景が見渡せる。
もの珍しくてキョロキョロした。
私の街にはない感じ。
初めて来るところは面白い!
腰かけている彼を見つけて
向かい側に座って挨拶した。

30代の彼、もともと大学で言語学を教えたが
現在は別の仕事をしている。
大学の先生のときよりは羽振りが良さそうだ。
まだ日本語には取り組んでいないという。
若くて集中力もある人だから
その気になれば日本語もすぐに話せるだろう。

会話は英語。
私は10年間、英語に取り組んでいるが
外国人と話すときだけの英語になってる。
いまだに英語が口からすらすらと出てこない。
やはり先に頭で組み立ててから
話している。
頭のコンピュータが旧型で動きが遅い。
このもどかしさをもっとなんとかできないか。

私の街から大阪まで3時間。

小さいけど大きな旅。

お呈茶の点て出しを

その2

それから2週間ほど経って、
夫の関係するイベントで
外国人のお客様へお呈茶(お薄茶)した。
これは完全に私のvolunteer activity。
自主的な活動。(誰にも頼まれていない)

オーストラリアと香港から40人ほどの
ゲストが来日。
受付後のwelcome teaとして。

着物を着る余裕はない。ごめんなさい。
私の茶道の道具もお点前も大したことない。
お茶とお菓子は精いっぱいに準備。

上等の抹茶は苦くない。
日本の和菓子も甘くない。
味わっていただけたら私は嬉しい。

お客さまはどう感じたのか?
60代くらいのオーストラリアの男性の1人が
お薄茶を手に目を閉じて、
meditation…とおっしゃった。
わかってくださったかな?

私は日本にいて、
外国のかたと国際交流する。 
日常を離れた冒険。

何のために第2言語を学ぶの?
それは人と交流するため。

貴重な機会をいただけて感謝。

小さいけど大きな旅。


ここのコーヒーは不思議な味

その3

また別の日。
かつての同級生と待ち合わせた。

50年前の高校時代、
一度も話したことがなかった。
ご縁があるらしい。

私は目に見えないものを信じる。

彼は若いとき、登山中大事故に遭い友人を亡くす
という痛ましい経験をした。
私は昔マリンスポーツで、朝挨拶した友だちが海に落ちて亡くなっている。

なぜだろう?
過去の体験を共有したとき、
どこかで人生が繋がる感覚があった。

生きることはとても深い。

それぞれの人の
それぞれの経験。
どこかの点で淡く繋がっていく。
これはミラクル。

小さいけど大きな旅。

私たちはみな人生の旅人だと思う。

空に龍が飛ぶ


毎日、幸せを感じる。

今日もすてきな1日をお過ごしください。
地球と宇宙にありがとうございます。

Have a nice time.
Take it easy.



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