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誰にも悩みを話さない〜孤独な私へ〜

私は誰にも悩みを打ち明けなかった。
突然学校に行けなくなってから、
みんな私がゲームで徹夜してただ起きれないだけだと思っていた。
学校が終わって放課後になると

「明日は一限から来なよ。」


多分友達の優しさだろう。一限からは厳しいなと内心思っても、
学校に行く努力をしてないと思われるのは嫌だ。
だから私は「いけたら行く」と曖昧な返事を返す。
それから数日学校に行かないと友達から長文のLINEがきた。

友達を裏切っていいの?行くって言ったらちゃんと来なよ。
あと課題が嫌だからって逃げないでよ。・・・・


ごめんね友達よ、、noteで最後に思い出して忘れたいんだ。


読みながら泣いたよ、そうだね。ごめんね友達はきっと私を
正しい道に導こうと厳しくしてくれたんだ。
私は悲しさを悟られないように

「本当に不真面目になったよなw」

”w”草を生やす。

「笑い事じゃないよ」

っていう返しがきて、また苦しむ。


学校に行く。明日は体育祭だった。

「体育祭これる?朝の8時からだよ。」

「ごめん、来れないかも。ちょっときつくて。」


精一杯辛さをアピールしたつもりだった。

「辛いのはみんな同じだよ。」


そうだみんな同じだ。なのになんで私はこんな死にたい気持ちに
負けてしまうんだろう。

だんだん苦しくなる。でも起きれないこと、死にたいことは誰にも言えない。
先生にだって言えない。


「昔はさ、殴られて学校に行ってたよ。」


先生に言われて一番辛かったこと、、
私だって殴られてます。
毎朝、痛くて痛くてしょうがない。
でも学校に行けないんです。
先生に本当のことを言いたかった。
でも親のことは大好きだった。悪者にしたくなかった。

誰にも言えないまま、時だけが流れていく。
一人で夜中に包丁を持って首に当てて、ひたすら泣き続ける毎日。


「妹は不登校じゃないの?」

多分なんとなく疑問に思って聞いたのだろう。
私が不登校になるだけで、家族の印象が悪くなる。
そう気づいたきっかけだった。


私が害悪だ。害悪だ。

友達を悪者にしてしまうのは、私だ。
学校を行けなくなって、母を暴力をふらせるまで追い詰めたのも私。
勝手に死にたくなって辛くなってるのも私。

全部私が悪いという結論にしかならなかった。



本当に”死”にまで追い詰められそうになった時、私の周りには助けてくれる人は
いなかった。


ギリギリ耐えて、回復して死が怖くなってやっと人に言えるようになった。

「本当に死にそうになった、、、また死にそうになるのが怖い」


だんだん助けてくれる人が増えていった。
担任、保健室の先生、スクールカウンセラー、友達

友達にオーバードーズをしそうになった時、助けを求めた。
すると薬を預かってくれた。

私の死にたい気持ちは時間と共に小さくなる。
周りに恵まれている喜びがだんだん大きくなる。


孤独な死にたい私へ
死にたがりは嫌われる。そんなことはない。
でも死にたいという言葉は劇薬だ。使い方が大事だ。
あなたが本当に助けを求めてる時、助けてくれる人がきっといる。
でもあなたが助けを呼ばないと何も始まらない。
あなたを最初に助けられるのはあなた自身。
恐れないで、信頼できる人へ伝えよう。

つらかったね、がんばったね、
なんでこんなに死にたくなるんだろうね

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