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適材適所ではなく適所適材(発達障害に働きやすい環境とは) ストラテラ服用日記939日目

発達障害・神経発達症の方に働きやすい環境とはどんなものだろうと常に考えているのですが、人間関係が円滑なこと、自分の強みにフォーカスしてくれる、できない部分にフォロー(合理的配慮・相互的配慮)があること、などがあると思います。

特に上司に特性の理解があって信頼関係が築けるかどうかが大きなポイントになりますが、こればっかりは本当に運頼みになるところがあり(まあ、職場の雰囲気とか社風とかも運の要素が大きいですが)、やってみないと分からない。

私は、発達障害者の雇用をどうすれば増やせるかを考えて、組織開発の中で発達特性を含めた得意不得意を生かしたチーム作り・組織作りを進めています。
そこで考えているのは、適材適所ならぬ適所適材ということです。

適材適所は、適切な人物を適切なポジションに配置するという意味ですが、その前提として会社の仕事があって、相対的にチーム内でそのポジションに見合った人を配置するということになります。

それに比べて、私の提唱する適所適材はチーム内・企業内の人材の得意不得意を把握して、企業全体として得意な仕事を増やす、不得意な業務を減らすといった考え方です。
人が企業に合わせるのではなく、企業が人に合わせると言うほうが、自然なのではないかなと考えています。
そういうことを少しずつ増やしていく中で、企業としての生産性を向上させ、みんなが働きやすい環境になっていく、そういう企業を増やして結果的に発達障害を持っていていても自分の強みを発揮できるて生き生きと働ける場所を増やしたいと考えています。

それは発達特性を持っていない人にも影響は大きくて、自分の好きや強みを生かして働ければ、企業と従業員のエンゲージメントも高まるし、離職者も減り、仕事の経験や知識豊富な社員が年々増えて経営者も喜ぶ循環が出来上がると考えています。

こういう社会になっていくといいなぁ。


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