AI、IT時代の到来で、美容師の仕事はなくなる?

2020年現在、AIの発展により、様々な業務が自動化されています。

自分の会社でも、定常業務にロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)を取り入れており、ある程度成果を得ています。

RPAとは、簡単と言うと、AIロボットを作って、そのロボットに業務をさせる仕組みです。

ある程度決まった業務プロセスは、AIの力で自動化できてしまうんです。

遠い未来の話のようで、もうすでに、どんどん実用化されています。

実際、RPAは様々なお客様に提案しています。

本題なんですが、このAI、IT時代の到来で、美容師の仕事は、近い将来なくなると思いますか?

一旦美容業界は置いておき、他の業界を見てみると、以下の業務は近い将来なくなると言われています。
※簡単な理由も書きます。

* 一般事務員
大半が定型業務のため、AIで対応できる

* 銀行員
窓口定型業務は、AI対応可能。過去データの蓄積を利用して、AIが最適な融資提案も可能。

* 警備員
AIを利用したセキュリティシステムで対応可能。

* ライター
AI botなどで最適な文章の作成が可能。

* 工場勤務者
定型業務のため、機械でオートメーション化が可能。

* 電車運転士
自動運転が可能。

といった感じです。

今あげたのはあくまで一部で、これ以外にもたくさんの仕事がAI、ITに取って代わられると言われています。

そんな中、美容師の仕事もなくなるのでは、と不安に思っている美容師さんもいるかと思います。

AIロボットが過去のカルテデータなどを参照しながら、カウンセリングして自動カットロボが施術をおこなっていく的な。

私の個人的な考えですが、近い将来に関して言えば、美容師の仕事がAI、ITに奪われることはないと思います。

理由は、

AI、ITは定型には強いですが、感情に弱いからです。

ちょっと、わかりづらい表現になってしまっていますね。

感情とはお客様の要望を汲み取る力です。

お客様のその日の気分など、状況に合わせて、スタイル提案をや接客をおこないますよね?

AIは感情を読み取る力については、まだまだ発展途上です。

だから、感情に連動した接客、施術をAIが提供することは、まだまだ難しいと思います。

あと、お客さんが美容室に行く理由は、ヘアカットだけじゃなく、自分の好きな美容室という空間で好きな美容師さんに接客してもらうこともありますし。

だから、人と人のつながりが強い美容という職業は、まだまだ人の力が必要だと言えます。

ただ、AIが感情やカットスタイルの膨大なデータを蓄積し、それを機械に落とし込んで提供することは不可能ではないので、AI美容室が絶対できないとは言いきれません。

また、1000円カットのように、お客さんが人と人のつながりを求めず、カット、料金、時間だけを求めている美容業態は、AIが進出すると真っ先に狙われると思います。

施術、接客の視点からAI進出について書きましたが、
美容室内の定型業務については、AI、ITシステムをどんどん取り入れたほうがいいです。

予約システム、技術トレーニング、カルテ管理、帳簿管理、材料管理、来店予測など、取り入れられる業務はたくさんあるはず。

美容業界は、他業界から見たらアナログと見られがちなので、是非、AI、ITを駆使して、感情と効率化のバランス経営を実施してみてください。












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