恐竜大戦争アイゼンボーグとZ世代の相性について
タイトルに似合わずワタクシなりに現代社会に警鐘を鳴らすテーマです。(大げさ)
アイゼンボーグ。私が年はも行かぬ頃大好きだった円谷プロの特撮シリーズです。
その前のシリーズには「恐竜探険隊ボーンフリー」とか他にも色々あったんですが、この"アイゼン〜"だけは完全に忘れていてYOUTUBEで動画観て、主題歌聞いて
内容が蘇り、幼稚園児に戻りました。
そして現代、得た結論。
「"恐竜大戦争アイゼンボーグ"と現代の動画配信の視聴体験は完全に一致」
です。
はぁ⁉︎
アホかお前!
でしょうよ。
しかしここには強固な根拠があります。
まず、この時代の"円谷シリーズ"を
園児の私はとても楽しみに視聴していました。
この前にあった"恐竜探険隊ボーンフリー"シリーズは今でも歌サビまで覚えてますし、その後のウルトラシリーズ然り、です。
しかしアイゼンボーグだけは40ウン年間思い出さなかったんです。YOUTUBE観てやっと主題歌
まで思い出して来ましたけど。
で、再度アイゼンボーグを視聴。
感想:
短い放送時間なのに言いたいメッセージが多いせいで、"セリフが早口、かつコミュニケーションがやや喰い気味。”
という仕上がりなのです。
なので場面展開もドラマも異常なほど早い。
これって
現代のコンテンツ消化速度にほぼ合致しているんです。
TIKTOKのような早い起承転結手法や、
YOUTUBEでの教養提供サイトを倍速再生しているようだな、と感じました。
アイゼンボーグのテーマや話が流れた時には
「うわー!そうだぅた!!懐かし〜!!」
と思い出しノスタルジーまみれになるんですが、
…40数年間1度もそれをどんなタイミングでも思い出さなかったのも事実です。(アイゼンボーグを思い出すターンが大人になってからそんなに来ないとは思いますが。)
…ですが、そのコンテンツそのものを観たら何十年もワープして思い出した。
でもそうやって同じ状況を作らないと思い出せない記憶ってどうなのかなぁと。
自力で思い出せなくて、人に言われてやっと、
「あー!はいはいはい!」
って言う記憶って。
という事は…
早合点かもしれないけど、
倍速で観た教養動画とかTIKTOKのTIPSって…
いざという時に全く思い出せず、
結局役に立たないという事なのか…
今のZ世代達が40年後何かのTIPS動画を観て、
「あ、これ知ってた。あーあ今になって思い出した。」
なんて事が起きなければいいなと思いましたよ。
まとめると短い時間で区切って小気味良く濃縮的に知識を得ても、
同じ情報を再度得ない限りその知識はアクティブにならない、なのだと思った。
なんか…エンタメ教養動画は所詮エンタメだと思い知った感じです。(ははは、やばい。自説です。)
いつかZ世代の人達に数十年前の作品、「恐竜大戦争アイゼンボーグ」を観ていだだいて、ストーリーのテンポ感に違和感があるか聞いてみたい。
…でもまぁその体験はすぐ忘れるんですけど。
(終)
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