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ファイナルステージまで残り187日〜元養護教諭の社会起業挑戦〜

憧れだった保健室の先生を辞めた覚悟。

2019年3月
ある想いを持って保健室の先生を辞めた。

中学からの夢だった仕事。
すごくやりがいのある仕事だった、最初はね。
けれど
保健室から大きな社会課題が見えてきて
それを見ないふりはできなかった。

校長による
虐待の隠蔽。

生徒の父親による
性的虐待。そして、それをまた他の大人の事情で隠蔽される現実。

職員室いじめによる
新人教諭の自殺未遂。

セクハラの内部告発をしたら、転勤させられた事実とか。

最後のスイッチは忘れることができないの。
両親ともに薬物依存症。
毎日、保健室に助けを求めにくる子ども。
それを報告した管理職も、薬物依存を知っている医者も、関係している警察も、みんなその現実を知っているのに、子どもたちではなく、
親を守っていた現実。(政治が絡む隠蔽)

保健室で私がたった一人でできることなんて、本当にちっぽけで。

私の人生を後押ししてくれた1通のメール。

そんな矢先に、ピロン。メール。
何年も前に伴走した
DV被害から立ち直ったはずの
生徒さんが・・・
成人する前に、命を絶ったという連絡。

彼と伴奏した2年間は1日たりとも忘れたことがない。
大人が作り上げた環境からの被害。
人なんて信じられないのが当然で、人前でご飯を食べることを、殺されるほどに怯えていた彼。
おにぎりを一口食べられるようになるまでに半年。

薄い紙を1枚、1枚重ねていくように、少しずつ、少しずつ、
彼との信頼を重ねて行って
2年後には、人のために自ら動いたり、恋愛をしたり、笑顔が耐えない日常に変わっていったの。

けれど、私が関われるのは
生徒のうちだけ。

卒業式に来なかった彼。また、家庭の事情で、遠くに行った彼。
元気でいてるのかなってずっと気になっていたから
本当にショックな知らせだった。

そんな現実と
目の前の「自分のエゴやプライドを守るために先生をしている人たち」と働いている現実。

私は、子どもと向き合っていない教師たちと、仕事はできなかった。
何をやっているんだ私は!!と、保健室を飛び出したの。

10代の心の叫びは、届きにくいのが実情

10代の自殺は
環境が作り出したもの。
環境を構成しているのは
私たち1人ひとり。

それなら、10代の自殺は、なくせるはず。
日本中に、そのムーブメントを起こしたい。

どうすればいい?
政治?
デモ行進?
いや違うの。

人に広まっていくものってのは
人が欲しがるワクワクするもの。
だから、ビジネスで広めるしかない。
ソーシャルビジネスしかない。
今は、そう思っているの。
だから私は挑戦をやめない。

次の挑戦はコレ!




岡山イノベーションコンテストのファイナルステージに立って
ステージで話す内容を聞いてもらって
賛同者と、共創者と、出資者を見つけるの。

10代のみなさんに
少しでも
希望を持って欲しいから
大きなステージでプレゼンしなきゃ
意味がない。

そして、実際に
大きな1歩をスタートさせる。

不器用な私の
1歩ずつの過程を
記録に残していきます。

ビジネス的には、公開してはいけない内容なのかもしれない。
誰かにパクッとさらわれたら、私はもう終わりなのかもしれない。
でも、それよりも
私には、チームが必要なの。

同じ目的に、同じ熱量で進んでいける仲間が。

仲間と出会えますように。
そのために、私のありのままの
もがきや、かっこ悪さもここで公開していきます!



ステップ1:課題の整理


私がやりたいことは、1つだけ。
【10代の自殺をなくしたい。】

けれど、それは「想い」であって。
直接的に解決できる課題ではないの。
まずは、その事実を、きちんと自己認知しなきゃね。
きっとここで2年くらい止まっていた気がする。
想いが先行しすぎて、結果、何も生み出せずに
素直じゃなかったんだね。

ビジネスにすると決めたからには
もっとコアにアプローチしなければいけない。
「想い」を叶えるために、何を、どうするか。

先日、有名なVC(ベンチャーキャピタル:ベンチャー企業やスタートアップ企業など高い成長が予想される未上場企業に対して、出資を行う投資会社のこと)さんに、たくさんのご指摘をしていただきました。

「それってビジネスになる要素がないよね」
「届ける相手の顔が見えない」
「アウトリーチがぼやけている」
「お金を払いたいと思えるか、現実的なヒアリングが必要」

など。

だからまずは、課題の整理。

これは、10代の自殺を減らす方法を13パターンに分類し、思いつくだけ書き出したもの。

これで見えてきたことがあるの。

共通してアプローチできるのが★マークがついている部分。

ここまできて、行き着いたのが、親になる世代の少し前の世代(経済的欲求は満たせたが、家族や愛の欲求を埋めようともがいている世代)へのアプローチ。

直接的ではないけれど、親になる世代の少し前の世代へのアプローチが、結果、心を健康に保ったまま、配偶者選びができて、子育て環境が整えられ、子どもをありのままに育てることができるんじゃないかという仮説。

ここまできたときに実践してみたのが
大人向けに心の健康スキルを楽しく学んでもらう
出前保健室。

そして、それが実績となってきた時に来たチャンス。
大阪駅前すぐの大きなビル
LUCUA大阪さんでの
「ひと息保健室」だったの。

ここから先は
対象をママ・パパ・先生に切り替えての
オンライン保健室の提供。

これは今も、受講生が増えていて、同じスタイルで継続中。

けれど、
今回のソーシャルビジネスのターゲットは
間接的ではなくって
直接
10代の子どもたちにアプローチしたいの。

課題の整理は、課題の設定をやり直すことから。

急増しているお悩みごと。
不登校問題。
不登校と、自殺はデータ上でも深い関連性があるの。

不登校=自殺
ではなく
自殺をしてしまった子を
たどっていくと
不登校だったと共通点が多い。

不登校というのは
環境をより狭めること。

家庭が安心・安全な子はまだいいけれど
家庭でも心理的安定が得られずに
学校はもっと危険だから・・・と思っている子は
もう八方塞がりになってしまう。

そりゃ追い詰められて当然。

「学校に行かなきゃ。でも、いけないから死にたい」と
SNSで呟く子も少なくない。
それくらいに
彼らは、追い詰められているの。

「学校に行ってもいい」
「学校以外に行ってもいい」
「お散歩してもいい」
「図書館で本から学んでもいい」
「自分が学びたいと思う人のところに行って学んでもいい」

そんな選択肢がたくさんある世に中にしたいの。

あ〜。こうやって、脳内が「想い」の方に傾いてしまうから
私のビジネスプランはふわっとしていくのね。

はい。軌道修正。

誰の、どんなお困りごとを、どうしたいの?

原点に戻ろう♪

【誰の?】
現在の学校に行きたくなくて(積極的不登校)
でも行かなきゃいけない!と、自分を押し込めて、
変えられない環境に
過剰適応しようと頑張り続けている子たちの

【どんなお困りごと?】
変えられない環境に過剰適応しようと
頑張り続けている事による
生きづらさを抱えている現実を

【どうするの?】
私って素敵!大人になるのが楽しみだな♪に
変える。

これで困っている人の顔が、見えた?

プレゼンで私のスキル不足は
たくさんの子との関わりがありすぎて
それを言語化しようとすると
抽象的になってしまって
だから伝わらないの。

商品の開発とかを例にすると
すぐにできちゃうんだけど

例えば

誰の?
自然派思考の子育て中のママの

どんな悩み?
おっぱいがあまり出ないというお困りごとを

どうやって
ハーブティとマッサージのセットで

精神面のリラックスと、肉体面の効能を使って

どうなる?
体に優しく、心に優しく授乳が楽で、楽しみになる。

みたいに。

どうして、商品(物)じゃないと
うまくできないんだろう・・・

手段はもっとあと。課題を、表面的ではなく、本質的な課題にブラッシュアップ。

コンテンツはいっぱい持ってるし、コンテンツアイデアは、毎日思いうかぶ。

けど、ここじゃない。

【どうやって】は
もっと後からの作業で。

課題のスリム化と具体化。
とりあえず、これを、あと30パターンは
繰り返してみよう!

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