ベトナム滞在日記2
社会人になったら今ほどゆっくりできることはないであろう、ということで企画されたこの母娘旅行は、まったり好きなことをしつつ、あらゆる刺激をうけてやる気をだそうという気概でいる。
きょうは料理教室をしている母親の希望で現地の料理教室へ参加。
現地在住の先生と、欧米人を中心に14人の生徒たち。朝の市場で材料を購入してから先生の自宅にてそれぞれ好きな一品を調理する。14人参加だったので、ベトナム料理を14品も食したというわけ!なんと贅沢。
朝の市場には新鮮な肉や魚、野菜がところせましと並び、現地の人々が買いつけにやってくる。バイクでどいてどいて、と鳴らすクラクション。
わたしが選んだのは「Seafood curry with coconut milk」。買い物が終わったときにはかごいっぱいにエビとイカをたずさえていた。
コーヒーブレイクの後、先生宅の大きなキッチンで下ごしらえを開始。エビは殻をむいて背わたをとって、背中に切込みをいれて。イカも骨やワタを取り除いて、皮をはいで開いて。初体験、なんとか作業をおえ、つぎに唐辛子やレモングラス、しょうがを刻む。野菜をカットして、一段落。
それぞれが下ごしらえを終えたら、今度はひとりずつ調理にとりかかる。
こうすれば野菜を炒める様子とか牛骨でダシをとる様子とか、バインセオを焼く様子をすべて見ることができる。
完成したものから皆でとりわけて食べていく。食べ終えたらつぎの人が調理。そのくり返し。
揚げ春巻きにカオラウ、ブンチャー、バインセオ、フォー、ココナッツカレー、その他のおかず、全部美味しかった。ほんとう。(しかしさすがに口飽きして今はチョコレートと小麦粉が恋しい…)
ちなみに、「Seafood curry with coconut milk」の調理はこんな感じ。
ボウルいっぱいにココナッツミルクをしぼる。鍋に油と塩コショウ、カレーパウダーを炒め、刻んでおいたたまねぎ、しょうが、唐辛子とレモングラスを加えて混ぜる。なじんだらココナッツミルクをいれて煮込む。
その間にフライパンでイカ、エビをそれぞれ塩コショウ、カレーパウダーで炒める。
できたら鍋に加えて完成。
とっても美味しかった。もう満腹だったけれど、余裕で腹に収まった。
この料理教室、8時半にはじまって、終わったのは16時すぎ。前半買い出しと料理、後半食べたりつくったり、盛りだくさん。
参加していた欧米人たちは皆カップルで、男性の料理への意識の高さには驚かされた。そして皆手慣れている。
これだけ食べたから夜ごはんもいらず、2日目は料理教室だけで大満足。
そして、ごはんの余韻はさておき、英語力のなさに愕然としているので帰ったら英会話の勉強はじめようと思うのです。
危機感ていうのはすぐに薄れてしまいがちで、まるで幻覚のように思えてくることはよくある。でも危機感をもったことはまちがいないことで、このままではヤバイという感覚は現実のもので、だから行動にうつして変わらないといけないのだ。ここにきちんと記して刻んでおきます。勉強、しよう。