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オーバートレーニング症候群の怖さ

オーバートレーニング症候群とは



オーバートレーニング症候群(以下OTS)は、アスリートやトレーニングを行っている人は、一度は聞いたこたことがあると思います。
OTSの原因となるものをいくつかあげます。
・長時間のトレーニング

・激しすぎるトレーニング

・不適切なトレーニングプログラム

・過度な精神的ストレス

・睡眠不足

明確な定義がなく、診断が難しいと言われています。


オーバートレーニングの症状


オーバートレーニングの一般的な症状は
・パフォーマンスの低下

・体重減少

・感染症の頻発(風邪など)

・慢性疲労

・モチベーションの低下

・運動中の心拍数と血中乳酸濃度の減少

などがあります。

ここで注意しなければならないは、個人によって症状は様々で上記の症状のうち一つ当てはまる場合もあれば、全て当てはまる場合もあるということです。


OTSと判断する前に….


OTSと診断する前に、パフォーマンス低下の原因となる疾患を除外する必要があります。
・気管支喘息

・甲状腺疾患

・副腎疾患

・糖尿病、耐糖能異常

・貧血

・感染症(溶連菌感染、肝炎、心筋炎、伝染性単核球症など)

・摂食障害

・原発性の精神疾患

などです。
これらを除外した上で、慎重に判断する必要があります。(もちろん、医師の診断が必要です)


問診時の注意点

問診では、いつのトレーニングが原因となったのかを確認します。現在のトレーニングプログラムではなく、以前のトレーニングプログラムが原因ということもあるため過去についても詳しく問診しなければいけません。


OTSの誘因となるエピソードを本人に確認することは重要ですが、本人が気づいていなかったり隠そうとしていることもあるということも頭に入れておく必要があります。


OTSの予防


まずはOTSに関する知識を選手、指導者が理解しておくことが大切です。
練習量とその日のコンディションを記録しておくと、現在のトレーニングが自分にあっているかを定期的に評価することができます。


その他にも食事量や睡眠の量と質、トレーニング時の自覚的運動強度(RPE)なども記録すると評価しやすくなります。
もちろん、休養・睡眠・栄養そしてトレーニング計画が最も重要な予防策です。


OTSになってしまうと回復に数ヶ月から1年以上かかることもあると言われています。

選手のストレス(肉体的、精神的)耐性は個人差が大きくトレーニング計画を立てることは簡単なことではありませんね…


OTSの経験談


思い返してみると僕もOTSのような状態になったことがあります。


趣味の筋トレで数ヶ月の間、休みの日を設けずにトレーニングを続けていました。

2~3時間位はハードに追い込んでいました(笑)
その時僕が感じたのは
・様々なことに対する意欲の低下
・性欲の低下
・常に眠いようなだるいような感覚
・筋力の低下
・体力の低下
などの症状でした。


トレーニング量が多すぎるとどうやっても回復が追いつきませんね😅
でたらめな努力ではなく正しい努力をしたいですね!!

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