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Note創作記事訓練 五題噺1 老いても、なお働く

創作の訓練としてランダムで
引かれた5つの言葉を使用して
物語や架空日記を作ろうと思います。

今日のお題はこちら

今年の夏は猛暑が何日も続き
とても暑かった。
コロ助の影響もあり、四六時中
マスクをしていなくてはならないので
さらに暑さに拍車をかける。

老後の資金として2000万必要と以前
ニュースでやっていたが、すでに会社を
定年退職した私の預金残高は220万である。
到底足りない。
だが、私はある政治家が100年安心と言った
年金制度を信じたい。国会議事堂前で
「私は年金を信じてるぞ」
と白目剥き出しで力の限り叫びたい。
せめて払った保険料分は年金を貰いたいと思う。

だが、やはり不安は尽きないので
定年退職後に契約社員で自転車指導員の
仕事をしている。
自転車指導員の仕事は、雨の日も風の日も
猛暑の日も街頭に立ち続け駐輪場以外に
自転車を置く不届き者を一喝するのが仕事だ。
やりがいは全くなく、ラジオを聴きながら
仕事をしている。

流石に猛暑の炎天下にずっと立ち続けるのは
体力的につらいのでマクドナルドの二階から
監視する事にした。
不届きを見かけたら、心の中で
「ここに置いちゃダメですよ。」
と思う事にした。思いは伝わるとも言うので
大丈夫だろう。
店内で監視しながらラジオで競馬中継を聞く。
なかなかにタフな仕事だ。
それにしても馬券が当たらない。

仕事が終わり家に帰る。
帰り道で目に映るタワーマンションを
見てふと思う

当然ながら住んでいる場所で
生活レベルがわかる。

例えば
天まで届くタワーマンションに
住んでいるのは富裕層。
小綺麗なマンションに
住んでいるのは中流階級層。
カビっぽいアパートに
住んでいるのは低所得層

私が住んでいるアパートは、
鍵を掛けてないのに、扉の歪みで開かなく
なる完全なるオートロック付き。
さらに、歩くと床が軋む音が出る
侵入者対策付きの1K35000円の物件である。
さて、私はどの層に当たるのだろうか?

家にはお風呂がないので銭湯に行くが
節約の為、毎日は行かない。
行くタイミングは、汗や脂質やらで体が
豚骨ラーメンのように油ギッシュで
テカテカになったら行く。
さて、私はどの層に当たるのだろうか?

どこで貧富の差が生まれるのだろうか。
おそらく真面目に生きていた人でも
貧しくなる可能性は十分にある。
来世の参考までに富裕層の方、数名の
職務経歴書と履歴書を見せて頂き、
来世は富裕層に成るべく人生の司会進行を
完璧にしたいと思う。

でも来世は人間とも限らない。
ミジンコかゾウリムシなら最高だ。

五題噺2

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