吟醸ともよ

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吟醸ともよ

時々歌ったり踊ったりする洋画贔屓な俳優 好きなお酒は冷やした大吟醸 twitter→ https://twitter.com/ginzyo_tomoyo?s=09 Instagram→ https://www.instagram.com/ginzyo_tomoyo/

マガジン

  • 鑑賞記録 at Home

    主におうち鑑賞した作品の忘備録。2021年から開始の月4本洋画を観る企画の記録もこちらにあります。

  • 鑑賞記録 at Theatre

    映画館で鑑賞した作品の忘備録

  • 30-DAY FILM CHALLENGE

    名刺代わりに挑戦。 どこからか流れてきたお題に沿って、今まで見てきた映画と、それにまつわる自分のお話をぽつぽつと。

最近の記事

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DAY0 はじめに

ご挨拶初めまして、吟醸ともよと申します。 普段は俳優として活動しており、 アーティストグループ/劇団「安住の地」に所属しております。 安住の地や俳優としての私についてはこちらを御参照頂けましたら幸いです。 なんちゅう芸名だ、 と思われる方もいらっしゃいますでしょうが、 (実際によく話に挙がります) 折があれば触れますので、何卒御容赦下さい。 映画好きさて、俳優として活動しているという事は想像に難いと存じますが、 多くの俳優がそうである様に、 私ももれなく世の中の

    • スイス・アーミー・マン/無人島+死体=ハートフルストーリー

      ゾンビ映画はかなり観ているのですが 死体を扱ってラストがこんなに心温まる作品に初めて出会いました 作中はコメディの印象を受けますが れっきとしたヒューマンドラマ 後半になるにつれ 死体のメリーが何よりも生き生きして見えてくるのが痛快 バリエーションに富んだ 死体を使ったサバイバル方法は 『そんなことある?』と思わず突っ込んでしまうほど面白くて 彼らの友情を心から応援したくなりました ラストシーン、現実の世界(?)の登場人物が沢山出てくる中 傍から見なくても異質な主張

      • アリス/シュルレアリスムを映像で観る体験

        「シュルレアリスム」という単語とヤン・シュヴァンクマイエルという芸術家を初めて知った作品 色々本を読み漁っていた時期にどこかで(『夜想』というアングラな雰囲気の読み物だったような) 作品のビジュアルを観て以来その奇妙な魅力が忘れられず、 いつか観れたらと思っていたため、配信されとても幸運でした 全体を通して不気味さと、特に食物を使った描写の不快感、 しかしそれが魅力で目を離せなくなる不思議さ シュルレアリスムが何か無知なままの鑑賞、 最初に触れたのがこの作品で良かった

        • 『バードマン あるいは (無知がもたらす奇跡)』/イニャリトゥ監督の業

          近年の作品で久しぶりにエドワード・ノートンを観た気がします 他作品でしっかり記憶してるのは『ファイト・クラブ』ですが、 やっぱり一癖ある役の巧みさが抜きん出ていて、 目を引かれました バックに随所に挟まれたドラムのビートが、 心情やシーンの速度を表しているよう また台詞がそのビートに合ってる時もあり、 聞いていてとても愉しいです 『レヴェナント 蘇りし者』の アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督作品と、 あとから知って納得しました というのは『レヴェナント〜』

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        記事

          『カリガリ博士』/サイレント映画に小劇場の面影をみる

          洋画に傾倒していくにつれ、 ジャンルとしてのホラー映画に執心していた時期がありました。 どうやってこのジャンルが発展してきたのかを調べあげたところ、 80年代の洋ホラー黄金期から、 モノクロのクラシックホラーよりさらに前の サイレント映画 その中でもホラー映画の起源の1つとして出てきたのが1920年制作の『カリガリ博士』でした 当時は調べても予告しか見ることが出来ず悔しい思いをしていたのですが、 まさか観れる日がくるとは思ってませんでした、ありがとうAmazonプラ

          『カリガリ博士』/サイレント映画に小劇場の面影をみる

          メメント/前代未聞のストーリー構造

          観始めた時、ああラスト見せてからの経緯描写かと安直に考えてしまったのですが、 流石はノーラン作品 展開していくにつれ時系列がこれでもかと入り乱れ頭がクラクラしました ラストと序盤が同じ方向からスタートして交互に展開、 交わるところでモノクロからカラーに移り変わる描写は、 本当に20年前の作品なのかと思うほど斬新 映像だからこそ可能な技法ではありますが、 こんな難しいストーリーを発案して映像として成立させられてしまう、 ノーラン監督がキャリアをスタートさせてから現在まで

          メメント/前代未聞のストーリー構造

          プレステージ/『グレイテスト・ショー』の表裏

          好きな監督の作品は、だいたい好きになった時に有名どころを網羅するものだと思うのですが、 私の場合、 「この監督ならどれも絶対良い作品だろう」 という絶対の信頼感のみを認識し、ほかの作品に手を出してしまう謎の癖があり 本作品もその悪癖により観るのを放置されていた、 敬愛する監督の1人、クリストファー・ノーラン作品の1つ 余談ですが、時代背景がだいたい同じ19世紀中期頃~末期の『グレイテストショーマン』観てからこちらを鑑賞したので、 シルクハットのヒュー・ジャックマンが、バ

          プレステージ/『グレイテスト・ショー』の表裏

          ストーリー・オブ・マイ・ライフ わたしの若草物語/性別に括られない爽やかさ、人生の愛しさ

          作品との縁/1994年版について/性別ってそんなに大事?『若草物語』に触れた記憶で一番はっきりしているのはウィノナ・ライダー主演の1994年版で、 大学時代、英米文学を専攻していた関係で、おそらく授業の一環で観たのだと思われます 女子大だったので、今思えば避けて通れない作品でもあったように感じます 社会における女性のあり方、といった類のことがよく授業で触れられることが多かったためです 作品として名作である、ということは認識していたものの、 あまり興味を唆られず というの

          ストーリー・オブ・マイ・ライフ わたしの若草物語/性別に括られない爽やかさ、人生の愛しさ

          ノクターナル・アニマルズ/有名デザイナーの傑作サスペンス

          不勉強ゆえトム・フォードが監督業も営んでいることを、今作で初めて知り非常に驚きました 登場人物の内面描写が見事で、ぐっと前のめりにさせられてしまう魅力 また目を覆いたくなる暴力的なシーンはあるものの、不思議と下品さは感じられませんでした どこをとってもそつがなく、もといそれ以上で監督の手腕の一言に尽きます デザイナーで名を馳せながらこんな名作も撮れるなんて、すごいぞトム・フォード 作中の小説『ノクターナル・アニマルズ』は始終残酷な展開で壮絶な結末ですが、 こちらも同じ

          ノクターナル・アニマルズ/有名デザイナーの傑作サスペンス

          デッド・ドント・ダイ/ゆるゆるゾンビ映画

          いわゆるコロナ明けの1発目、久々に劇場で観た作品 この時期はまだ席がかなり空けて配置されており、 いつもの劇場だけど様子が違うさまは少し恐ろしいような、新鮮なような不思議な心持ちでした マガジンでも言及しておりましたが、ジャンルとしてのゾンビ映画にとても関心があるのに加え、 推し俳優のティルダ・スウィントンと、 SWシリーズや『マリッジ・ストーリー』で見事にはまってしまったアダム・ドライバーの出演とあり、 公開前から鑑賞を楽しみにしていました これは褒めているのです

          デッド・ドント・ダイ/ゆるゆるゾンビ映画

          DAY 30 『アベンジャーズ/エンドゲーム』/結末が好きな映画

          DAY 30 "a film with your favorite ending."30日間連続で更新しておりました "30−DAY FILM CHALLENGE" とうとう最後のテーマとなりました 迷うことなく、本作品を ご存知の方も多いとは思いますが、 私はマーベル・シネマティック・ユニバース通称MCUの熱烈なファンです なのであえて発言すると、 本作はMCUフェーズ4の最後の作品ではありません (ラストを飾ったのは『スパイダーマン:ファーフロムホーム』)

          DAY 30 『アベンジャーズ/エンドゲーム』/結末が好きな映画

          DAY 29 『ラ・ラ・ランド』/恋がしたくなる映画

          DAY 29 "a film that makes you want to fall in love."DAY11で言及したとおり、 恋愛映画はあまり興味がありません なので一瞬悩んだのですがミュージカル映画の存在を思い出し、 そこからセレクト 恋愛、もとい人生の難しさ・愛しさを痛感した作品について 人生は選択の連続とはよく言ったもので 本作品のラスト、 ミアとセブがこのように結ばれていたら・・・というifを素晴らしい演出と音楽のシーンで観せられます さながらロ

          DAY 29 『ラ・ラ・ランド』/恋がしたくなる映画

          DAY 28 『アナイアレイション-全滅領域-』/居心地の悪くなる映画

          DAY 28 "a film that made you feel uncomfortable."スプラッタ映画はわりと観ているので、 ある程度のスラッシャー描写は慣れており、気分が悪くなることもほぼありません ただ、こちらはまったく別物 鑑賞中何度か身の危険を感じ、再生を止めようか迷った作品について 寝苦しい夜に観た悪夢のような描写想像以上の異形と、それに巻き込まれる人間たちの末路 鑑賞中その数々に次第に混乱し、本当に気分が悪くなりました 映像でここまで精神に負

          DAY 28 『アナイアレイション-全滅領域-』/居心地の悪くなる映画

          DAY 27 『フィフス・エレメント』/ビジュアルが印象的だった映画

          DAY 27 "a film that is visually striking to you."お気に入りのビジュアルの映画は沢山あります 『グランド・ブタペスト・ホテル』 『時計じかけのオレンジ』 『クリムゾン・ピーク』 『コードネーム U.N.C.L.E』 『チャーリーズ・エンジェル』 こだわりを感じられる様々なファッションやセットを観るとうきうきしますし、 これもまた映画鑑賞の醍醐味と言えると思います その中でも鮮烈な印象を与えられたのが本作品 オレンジ髪

          DAY 27 『フィフス・エレメント』/ビジュアルが印象的だった映画

          DAY 26 『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』/原作がある映画

          DAY 26 "a film you like that is adapted from somewhere."映画の原作、と聞くと小説が連想されたので、 今回は小説を読んだことのあるものから本作品にしました 読んだきっかけは卒業論文 私は某大学文学部の英文学科、その中でもディケンズ等クラシック文学を扱うゼミに入っておりました 題材としては『吸血鬼』を扱うことを心に決めていて (理由を書き出すとまた別の記事になってしまうので今回は割愛) 考えに考え、 知る人ぞ知るブ

          DAY 26 『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』/原作がある映画

          DAY 25 『マグニフィセント・セブン』/時代設定が現代でない作品で好きな映画

          DAY 25 "a film you like that is not set in current era."こちらはすぐ決まりました 『ローグ・ワン』同様、劇場で観た際に円盤を買うと心に決め、 後日行われた爆音上映も訪れるくらいはまってしまった作品 西部劇版『ロード・オブ・ザ・リング』本来は『七人の侍』のリメイクと承知の上で発言するのですが 青春時代『ロード・オブ・ザ・リング』にはまってしまった影響か、 異なるスキルを持った人間が集まって悪党と戦う作品がとても好

          DAY 25 『マグニフィセント・セブン』/時代設定が現代でない作品で好きな映画