『バードマン あるいは (無知がもたらす奇跡)』/イニャリトゥ監督の業
近年の作品で久しぶりにエドワード・ノートンを観た気がします
他作品でしっかり記憶してるのは『ファイト・クラブ』ですが、
やっぱり一癖ある役の巧みさが抜きん出ていて、
目を引かれました
バックに随所に挟まれたドラムのビートが、
心情やシーンの速度を表しているよう
また台詞がそのビートに合ってる時もあり、
聞いていてとても愉しいです
『レヴェナント 蘇りし者』の
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督作品と、
あとから知って納得しました
というのは『レヴェナント〜』鑑賞時に感じた
妙にリアルな音の質感と
場所を移動しつつ
(しかも1度の場面でキャラクターの視点に入ったり出たりもする)
複数のシーンを入り乱れさせながら見せる長回しが
本作品でも印象的で、
撮影の仕方がすごく気になりました
バットマンと、スパイダーマンHCでヴァルチャーだった
マイケル・キートンが鳥男でヒーローという憎い設定で、
アメコミ映画ファンとしては観ててとても愉快でした
若きエマ・ストーンが一瞬誰かわからず
『ラ・ラ・ランド』でしっかり認識してから
『ゾンビランド』に出てたのを知って驚いたり、
それだけ作品への溶け込みが強い、
上手い俳優なのだなとしみじみ思いました
マグワイア版のスパイディが好きなので嫌煙してたのですが、
アメスパのエマ・ストーンも評判がよいのでチェックしたいところです