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#66 これはお金払いたい!親子で〝知識も収穫〟農業体験スポット

さて今回は「ローカル経済」がテーマです。

娘が今、小学2年生・7歳なんですが、いろんな経験をさせてあげたいな、とおそらく多くの親御さんが考えることなのではないかと思います。

特にこの感受性が豊かな年頃に、どれだけ刺激的な、特に自然の中での体験をさせてあげられることができないか、といつも考えています。なので、毎年必ずキャンプに行きます。そして、軽井沢に会社の保養所があるのですが、こちらも年に五、六回、行っています。

そこで何をするかというと、近くに森があって川が流れているので、そこにワンコも一緒に行って、川で遊ぶ、森を散策する、そういった楽しみ方をしています。

そうした中で、特に今やらせてあげたいなと思っているのは、野菜の収穫体験であったりお米を作ったり、自分が口にしているものがどうやって育ち、そして収穫されていくのか、そんな体験をさせてあげられないかなと思っていたところ、埼玉県の深谷市に「深谷テラス」という場所ができました。
ここで野菜の収穫体験ができるんです。

深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム

キユーピーが運営しています。でも、キューピーの名前を出していません。その理由は、キューピーという名前がつくとマヨネーズ、そういうイメージが先行してしまうので、あえてその名前を外し、「深谷テラス・ヤサイな仲間たちファーム」という名前にしています。

なぜこれがローカル経済の話になるかというと、やはり地方はいかに首都圏、東京などに住んでいる人を我が町に呼び込むか、そしてお金を落としてもらうか、これ鍵だと思うんです。深谷といえば、ネギが有名ですけれども、あえてネギのために行かないですよね。

高速道路がありますが、深谷で降りて、では何をするか…できることなんてほとんどないと思うんですよね。失礼な話は承知なんですが。でも、この施設ができたことによって、一気に深谷のバリューが増すんですよね

ここの野菜の収穫体験は、野菜ソムリエがついてくれて、自分が収穫する野菜の特徴であったり、どういった料理に使えるか、そういったことを全部教えてくれます。参加代金は収穫するものであったり量によって価格が変動しますが、概ね1500円から2000円ぐらいとされています。

収穫体験

2000円もあれば、スーパーに行けば相当の野菜が買えますよね。でも野菜ソムリエが説明してくれる、その付加価値に対してお金を払いたくなる。良いシステムができたなあと思いました。もちろん持って帰れます。

こちらの施設にはマルシェも併設されています。なので、採れたて野菜を買うこともできます。さらにレストランもあり、なるべく地元の野菜を生かした料理を提供しています。ランチの単価で考えると1500円とか2000円とかするので高いのですが、特別感があるので、それだけの額を払って食べる人が多いんです。

オープンしたのが5月末なのですが、直近の状況を確認したら、お客さんが入ってるんです。成功しています。

採れたて野菜のメニューが充実

普通に深谷と聞くと、ネギぐらいしか思いつくものがないその場所に(失礼)、新たな観光施設を作り出す、さらに親が子供にこういった体験をさせてあげたいな、そういう要素を盛り込む。

しかもその深谷テラスがすごいのは、道路1本隔てた隣に巨大なアウトレットもできるんです。

そこに付随するような形で、運営母体は別ですが、キユーピーが野菜収穫体験施設を作る。深谷の魅力がどんどん増していく、それだけのために、高速を降りていく人が増えていくわけです。

普通の遊園地などの遊ぶだけの施設ではなくて、きちんと学習することができる。子供に学びを体験させてあげられる。しかも実際に手で触れる、口に入れることができる。

これは、かなり貴重な今の時代に合ったものができたんじゃないかなと思っています。今後の深谷、注目大です。

(voicy 2022年8月14日配信)

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