B.LEAGUE決算(2021-22シーズン)パート1

2022年12月13日にリリースされましたB.LEAGUE決算資料を整理していきたいと思います。
まず、この年のB.LEAGUEは感染症拡大の影響もあり、レギュラーシーズンの試合数にクラブ間の差が大きくありました。これらの影響を受けている可能性も考えられますが、見ていきたいと思います。

最大試合数:59試合(サンロッカーズ渋谷、富山グラウジーズ)
最少試合数:45試合(千葉ジェッツ)

営業収入ランキング

営業収入(2021-22シーズン)

営業収入は、千葉ジェッツが最も営業収入が大きく約21.3億円となりました。次いで、琉球ゴールデンキングスとなり、千葉ジェッツとの差は約1.3億円程度となっています。
最も少ない営業収入は、新潟アルビレックスBBの4.7億円となっており、千葉ジェッツとは、約4~5倍の差がある状態です。
平均値:約11,2億円
中央値:約10.3億円
最大値:約21.3億円
最小値:約4.7億円

入場料収入ランキング

入場料収入と平均観客数

入場料収入においては、他のチームに2位との差を2倍以上もつけて琉球ゴールデンキングスが最も高い実績を残しました。入場料収入は、約7.8億円となっており、実際に平均観客数も2位の千葉ジェッツとは約1.68倍となっています。最も少なかったのは大阪エヴェッサとなっており、0.6億円となっています。大阪エヴェッサと琉球ゴールデンキングスの差は、約13.7倍となりました。
2021-2022シーズンは、チームによって試合数が異なるため、ホームゲーム開催数の影響も考えられるため、レギュラーシーズンの試合数の比較をしてみましたが、ホームゲーム開催数は、27試合と京都ハンナリーズと同数となっており、三遠は他の2チームより2試合多い29試合となっていました。もしかすると、2019-2020シーズンと、2020-2021シーズンは西地区2位だったのに対して、2021-2022シーズンは西地区8位となってしまったことなども影響があるかもしれません。他にも、対戦相手による影響なども考えられますので、この点は別記事で分析したいと思います。
平均値:約1.8億円
中央値:約1.3億円
最大値:約7.8億円(琉球ゴールデンキングス)
最小値:約0.6億円(大阪エヴェッサ)

スポンサー収入

スポンサー収入(2021-2022シーズン)

スポンサー収入においては、最高額がアルバルク東京となり、約16.3億円となりました。次いで千葉ジェッツが多く、約13.8億円となりました。最小額は、新潟アルビレックスBBは、約2.3億円となり、アルバルク東京との差は、約7倍となりました。
平均値:約6.4億円
中央値:約5.6億円
最大値:約16.3億円(アルバルク東京)
最小値:約2.3億円(新潟アルビレックスBB)

入場料収入と平均観客数の相関

少し気になったので、平均観客数との相関を見てみましたが、入場料収入については、R²=0.82と高い相関がみられました。
スポンサーメニューの考え方については、良い記事がありましたので、興味がある方はぜひ読んでみてください。

物販収入

物販収入(2021-2022シーズン)

物販収入においても、琉球ゴールデンキングスが最高額となり約2.1億円の売上となりました。最も少なかったのは、茨城ロボッツとなり、約0.6億円となりました。
平均値:約0.6億円
中央値:約0.5億円
最大値:約2.1億円(琉球ゴールデンキングス)
最小値:約0.6億円(茨城ロボッツ)

物販収入と平均観客数(2021-2022シーズン)

物販収入と平均観客数の相関関係を見てみると、R²=0.70と高い相関関係が見られました。これまでの結果を見ると、チケット収入と物販収入を増やすためには、平均観客数を多くすることが重要なのかもしれません。

まとめ

今回は、B.LEAGUEの決算資料から簡単な分析を行ってみました。
チームによって売上構成に特徴があるため、次回はチームごとに分析をやっていきたいと思います。

売上構成(2021-2022シーズン)


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