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夢を掴むには行動と変化し続けるのみっしょ

僕は中学生の頃
自分の夢が ぼやーーっとしか見えず
正直何も考えていなかった。

何から行動していいか分からなかったし、
将来やりたいことなんて今分からないわー!みたいな感じで超適当で、言ってしまえば中学生っぽかった。

ただ、僕の父親はデザイン事務所の社長で
大手企業も取引先に多数あってバリバリ働いていました。

当時の僕でも知っている会社のデザインを担当していて中学生でも親の偉大さに気づいていた。
そんな父親の背中を見て
自然な流れで父親の会社を継ぐのかなあ〜?とか、
親の会社入れたら楽だなあ〜とか本当楽観的に考えていて、
どっちにしろ将来の自分を想像した時に
肉体労働よりパソコンの前で働く自分を想像していた。

しかし、僕が高校1年生の時
東日本大震災があり、
被災地にボランティアカットに行ってる美容師さんを見て、僕の思想は変わり始めました。

「被災者に少しでも笑顔を」と現地に足を運び
自分ができる事を一生懸命やっているのが
当時の僕には衝撃が大きく価値観と物事に対しての考え方が変わった。

自分の思想次第で仕事は変化し、
誰かのためになるのだと

自分の技術で誰かに貢献できるということが当時の僕にはない価値観だった。

そんな僕にはとても刺激的で
その時美容師になることを決めました。

*     *    *

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そこから月日が流れ、
無事美容学校に入学し、
美容師になる技術がコツコツ身につき始めた
専門学校2年生の時、

〝国際美容ボランティア協会〟という
カンボジアの孤児院を周り支援活動をしている美容師団体に出会いました

活動内容は
夢がない子供達に
「美容師はハサミがあればお客様からお金を頂ける仕事」
と伝えに行き、自分達が美容師として子供達に触れ合うことで美容師に興味を持って頂くきっかけにしたい。という思いがある団体です。

その団体が定期的に日本の美容師さんを連れ
カンボジアに訪れているのを知って、
代表に僕も連れていってほしいとお願いし、
一緒に行かせて頂くことになりました。

福島の原発の時から思い、長年思っていた、美容師という1人の人間が〝ハサミの力〟で世の中に貢献していく。

僕はまだ自分の力でそれができていない。憧れだけで終わってしまっている。
そう思い、旅に出ることを決めました。

まず、カンボジアの地域を点々と周り、
とても大きい湖がある、トレンサップ湖という湖に行きました。

そこには水の上に住居をつくり生活しているという人がたくさんいて、
その理由は土地に住むと土地代がかかってしまうからだそう。

そこの湖には孤児院や学校、売店もあり、湖が1つの集落

そこである程度のことが完結してしまい、
この子達の未来ってどういう風になっていくんだ??と考えました。

テレビやパソコンなんてもちろんない。ましてや教科書などの紙も少ない。
そこで暮らす子供達は学べる環境が整っていいない。

情報が飽和しすぎている日本と比べ情報が閉鎖しすぎていました
その事実を知り、目の前で可能性が狭まっている子達を見て自分の中の葛藤が生まれました。

そんな風に考えながら
街に戻り、孤児院に行きそこの子達のカットをしました。
コミニケーションを取れる時間もあったので
彼らに「夢はある?」

と問いました

お腹いっぱいご飯食べてみたいとか、普通に言う子がいて
僕ら日本では当たり前なことが彼らにとって当たり前じゃない。

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その中で、医者、先生、警察官と言う子達もいました。
その職業が出てくるのは彼らが日々関わることがあるから出てくる夢

ただ、その幅の狭さを感じ
さっきの湖と同様可能性が狭すぎる子達を目の前にして、自分には何かできないかと自分に問いた。

やはりこの団体について来てよかった。もっとこの団体に貢献したいという気持ちが出て、美容師という素晴らしい職業の魅力をもっともっと知ってもらいたいと思った。

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しかし、美容師だけでも足りないな。という気持ちも出ました

ただ、今自分ができることは美容師としてこの子達に貢献すること、新しい未来を作る事。まずはそこからコツコツと行動していこうと決めました。

旅に出る前はここまで考えていなかった。

その子達の現状を目の前で見てなかったら
今後行動しようと絶対ならなかった

旅に出て自分の心で感じれてよかったと只々思った

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そこからまた月日が経ち、
1年に2、3回は海外に行きながら
僕は美容師としてもある程度経験を積み、
今はフリーランスとなり1人でお客様を担当させて頂いております。

目の前のお客様一人一人と向き合い、自分ができる技術的な部分はもちろん、内面的な部分まで深く関わり一人一人との時間を無駄にせず過ごしてきました。

まず〝目の前の人を幸せにできない人が世界に出て何もできるはずがない〟と思っていたので、
プライベートでも、美容室に来て頂くお客様とも向き合い 自分がその人に対してできる事を全力でやり続けていきました。

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そういう風な思いで僕が美容師として働けているのは旅に出て視野が広くなったから。

視野が広くなったからこそ、足元をより大切にできるようになった。

そして、その思いで美容師でいるのは今後も変わりませんが、それと同時に先程話させて頂いた発展途上国の子供達に対しての思いも強くなってきます。

彼らは今も可能性が狭いところで生きている。

僕は〝知らない〟という事で子供達1人1人の未来の選択肢が減るのにやはり疑問を抱いてしまう。

自分とは遠い場所に住んでいる子達だけど、
どうにもほっとけない気持ちが強くなる。

一度見てしまうと、一度会ってしまうと、
どうやら僕はほっとけない性格なようで。

学生の時感じたあの時のあの気持ちを
大人になった今、
「思い」から「行動」に変えました。

まず、僕が思ったように
発展途上国に対してこういう風に考える日本人はごく僅かだろうと考えた。

おそらく全体の90パー以上はそう考えても行動しないと思いますし、自分の事で精一杯で経済的な余裕もないと思います。(別に僕も余裕はないです。)

そもそもこの現状を知らない事もある。

だったらその人達をどうやったら巻き込めるか?

発信し続ける??

いや、それも大事だけど足りない。
みんなアクション起こさないだろう。

では分かりやすく巻き込めるものはなんだろう?

‥‥‥

‥‥‥‥

みんながいつも使うモノがいいなと思った。

そしたら「服」だったらみんな使うな
巻き込める自信があった。

いつの時代だって必要なものでこれからもなくなることはないし、どの年代でも必要不可欠な存在だと。

そう考えました。

服を作ってみんなに着てもらって、その売り上げを使って支援しよう。
支援に興味ない人や、ただ服がいい感じって思ってくれた人でも、勝手に僕らが繋がりのルートになっていけばいいじゃないか

そういう思いで2018年12月 〝繋がり〟をコンセプトにTHE BONDSというブランドを立ち上げた

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発展途上国で暮らす子どもたちは、
1日1日を生きていくことで精一杯で、
夢がなかったり、どんな職業があるかも知らず夢の幅が少なかったり。  
『夢を持つこと自体許されない環境の子も多いです。』    

日本では当たり前の事でも、 世界では夢を持てることが当たり前ではないんです。    

発展途上国では、「お腹いっぱいご飯を食べてみたい」その経験が夢な子もいます。    

日本で暮らす私たちは、
色々な職業があることを幼い頃から知り、
目標や夢ができやすい、恵まれた環境にあると思います。    

だったら 『僕たちが彼らに夢や可能性を共有すればいいんじゃないか?』    

そういったきっかけを作ってあげれば、新たな自分を発見できたり、まだ見ぬ可能性を知れれば今知らないだけで、才能があるかもしれない。  

ただ、知らないってだけで可能性をなくしてしまっています。

ならば、〝僕たちが視野を広げるきっかけを作ればいい〟

そこで、 僕たちは発展途上国で夢と可能性を広げる活動をします

子どもの頃に新しく経験したことって、鮮明に覚えていませんか??  

僕はその経験がたくさんあったからこそ、
いろんなものに興味が持てたり、何になりたいか、何が好きなのか、そう考える時間があったからこそ、今の自分があると思っています。  

だからこそ、 大人になっても忘れられないような経験をみんなで創りあげて共有しようと思いました。      

THE BONDSのメンバーは、
普段違う仕事をしているスペシャリストの集まりです。  
このメンバーが、自分の仕事を子供に伝えたり、 一緒に経験してもらったり、
興味を持ってもらうことで、
子供たちは広い世界と繋がり、新たな可能性 、選択肢 、視野を広げるきっかけにしてもらいます。    

みんな何になりたいとか、どうなりたいとか、もちろん子供によって違います。  
私たちがそのきっかけになり、
メンバーの職業やそれ以外に夢を見つけた時に、
その夢に向かって彼らが自分を高めていくための環境を私たちが作っていきます。  

しかし、そのためには必要なものがたくさんあります。知識や、モノ 、経験をさせてあげれる機会、技術。
細かいところまで言うと言い切れないくらいあると思います

そういった彼らの "きっかけ"作りをする上でどうしてもかかってしまう資金を"THE BONDS"で購入して頂いたお客様の売り上げから出させて頂いております。


そして、僕らTHE BONDSの夢は

この活動から、子供たちが新しい発見や、可能性を感じ、夢ができ、彼らがその夢を叶え、仕事ができること。       

それが僕らの幸せであり、望む世界です。 


 
こういう利他的な思考になったのは
僕があの時旅に出て、世界を知ったから。

旅に出ず知らなかったら今の自分はどうなっていたんだろうと考えると怖い。

行動できない自分を考えると気持ち悪い

僕は旅に出て行動することの大切さを学んだ

ネット社会だからこそ足を運び、五感で感じる

ディテールはネットでは分からない
そこで暮らす人の表情、テンション、幸福度、
自分のその瞬間の価値観で世界を見て、
また価値観が変わる。

そう、旅に出ると価値観が変わる

ということは旅に出続ければ常に変化し、成長し続けるんじゃないか?

視野が10になり、30になり、いずれ180になる

1より180の方がよくない?

僕はそういう思考で旅を続ける。

旅をすることで変化し続ける素晴らしさを知りました

変わらない夢のために変わり続けるため、
僕の旅は終わらない

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