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大軽井沢経済圏でインフレスパイラルの好事例!「酒ツーリズム」から学ぶ、自分の「価値」を見出すことの大事さ!

酒ツーリズム、地の利を生かした参考になる取り組みですね。

大軽井沢経済圏で地元資産をフル活用し、SDGsと絡めてプロモーションをかけ、地方経済の活性化を進めているという記事です。

まず、コンテンツの組み立て方がシンプルでアウトプットにセンスを感じます。

例えば、長野県文化と健康と美食/お酒。

「味噌・漬物など発酵食品文化」=食
「発酵は健康長寿」=健康
「千曲川ワインバレー」=お酒

を組み合わせて「ガストロノミーツアー」を考案しているところなど、ネーミングセンス含め素敵ですね。

さらに、食に対してSDGsをかぶせています。

また、記事には客層のターゲットの話はでていませんが、間違いなく年配者の富裕層を狙っています。

なぜなら

・長野県の観光旅行者数は1991年をピークに減少傾向にある
・観光消費額も長野オリンピック開催の1998年をピークに減少している

ということは、30年前に軽井沢を楽しんでいた人は現在60歳~70歳です。

昔の軽井沢で楽しい「体験」があり、体も元気でお金や時間に余裕が出てくる世代に刺さるコンテンツ、というより刺しにいっているコンテンツなのでしょう。

私も地方創生事業に参加していますが、地元住民は自分たちの価値に気づいていないことを多々感じます。

大軽井沢経済圏では地域一体となって自分たちの価値を見出し活動しているため、現場の雰囲気もよく旅行者も楽しめる環境になっているのではないでしょうか。

ビジネス面でも薄利で面を広げるか、高利で満足度を高めるか、どちらかの選択しか残っていません。中途半端では売上も利益もスケールしないです。

つまり、大軽井沢経済圏のモデルはインフレスパイラルの事例になりそうですね。

課題は、生産量と販路・認知度の拡大とのこと。

顧客ニーズは細分化されるため、プロモーションは今後もより重要性は増してきます。

▼まとめ
・ワイン産業は軽井沢地方に新たな経済発展や新しいライフスタイルをもたらした、SDGsでいくとNo.8, 9, 11に該当
・持続可能な農業展開で大きく地球環境にも寄与する、SDGsでいくとNo.13, 14, 15に該当
・軽井沢をゲートウェイとして周辺エリア(経済圏)が連携することは極めて重要
・国内屈指の標高2000メートルで高地トレーニング合宿ができるスポーツの誘致ができることもポイント

千葉県でもいろいろ考えてみます。

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