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感性写真とジャンクと1995年。主に自分語りを含んだクローズドブログ(Svenの部屋的…

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感性写真とジャンクと1995年。主に自分語りを含んだクローズドブログ(Svenの部屋的BBS)です。 KPOPアイドル撮影依頼を受けております。詳細はLINE、InstagramのDMにてお問い合わせください。

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Nikon D700という一眼レフ

どんなフォーマットであれど最高の写真はその人の感性の下で生まれる、感性写真をモットーに撮影行為を行っています。昨今イメージセンサ―理論やフラグシップ理論などいかにもな「不毛な論争」が起きているのを見かけますので一応ここに打っておくことにします。 おかげさまでこのブログがいいねを20以上いただけるなど好評をいただいていることに際してより濃密なブログ内容にするために編集を重ねています。ぜひご期待ください。 新しく追加された項目、目次には☆マークがついています。ぜひご一読いただけ

    • Nikon F2というカメラ

      校正、文章改訂日(YYMMDD方式):240830, 240904(誤字指摘) 原点にして頂点と言われた初代Fをさらに詰めて出来上がった究極の機械式一眼レフ機、Nikon F2。目覚ましい工業発展と努力の末、生まれたプロのためのカメラについて紹介します。 Ⅰ. ロマンと機能と実用性を存分に積んだ初代FNikon Fは1959年に発売されてから新聞報道記者、プロのカメラマン、雑誌撮影などありとあらゆる環境で多く使われた言わずと知れたNikonの名機であり、ある意味Fマウント

      • TAMRON 02B 28mm f2.5の魅惑的な写りをD700で。

        Ⅰ. TAMRONのアダプトールこんにちは、Svenです。今回からURL入力を文字にハイパーリンクとして埋め込む形に変更しております。過去のnoteに関しても徐々にその方向に変更していく予定です。 いきなりですが、まず今回のレンズの作例を見てもらいます。じっくりとみられる濃密D700、D2XmodeⅢシリーズ(未編集未加工撮って出し)です。 タムロン。泰成光学で通ずる人はそう多くないかもしれませんが初期はそう言われてました。サードパーティ製レンズの代表としてシグマなどと良

        • PETRI PRO7はプロに嫌われたプロのカメラ

          栗林写真工業、中小企業経済から見ても当時珍しい労働組合が会社よりも非常に強く出ることのできた企業であり異色だった。今回はそんな繁栄から没落までの混沌期に出たカメラ、PRO7について紹介します。 Ⅰ. ペトリという企業と1960年代初頭家族経営の特色が強かった栗林一族のペトリは従業員給与を徹底的に抑えて人件費を落とすことで、販売価格の低下を図り、販路を広げ、海外での輸出販売を行おうと設備投資を行っていました。もっとも輸出率も社内では1960年代に70%台になり、日本では安かろ

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        Nikon D700という一眼レフ

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          タイプライター、Olivetti Lettera DL (33)でILLIT Magneticの歌詞を起こす。

          多分こんなことをしてる人間はそういないんじゃないかと。 今回はジャンクで入手したタイプライターを使って自分の効いている曲の歌詞を起こしてみようと考えたのでその記録です。 0. タイプライターというものタイプライター。1900年代から1970年代後半まで普及していたいわゆる「記録用印字機」名前だけ聞くとわからないかもしれないので特徴を説明。 いわゆるキーボード、パソコンの配列はほとんどがQWERTY配列。左上から順に打ったものがそのまま名前に。それの素になったのがタイプライ

          タイプライター、Olivetti Lettera DL (33)でILLIT Magneticの歌詞を起こす。

          PENTAX 645Dは振り回すカメラになれるのか。

          今回は特別なnoteとなっているためかなりボリューミーな文章量になっていますがなにとぞご了承いただければと思います。 とある現Twitter(旧X、あれ逆?そんなことはない)でフォロワー様からとんでもないお友達良心価格でお譲りいただけた中判デジタル機PENTAX 645D。皆さん暗黒のHOYAとか言われてますがK-7も645DもこのHOYA時代に生まれたものなんです。(構想は2006年だから違うって?) 茶番は置いておいて、フォロワー様曰く「重さと図体が若干合わなかった

          PENTAX 645Dは振り回すカメラになれるのか。

          AF zoom NIKKOR 35-135mm f3.5-4.5という便利ズーム

          このnoteたちではよく便利ズームやAFのご先祖ズーム的なレンズを良く紹介するのですが今回もその類になります。宣伝になっちゃってくどいですが興味のある方、ぜひ。 まあだいぶニッチな部類ですのであまり広まらないっていうのもありますが。。 ニコンAFズームレンズの熟成ニコンのAFズームレンズはNikon F-501の発売に伴い始まりました。初めは標準的な2倍ズームのAF zoom NIKKOR 35-70mm f3.3-4.5から始まり初期のレンズはAiレンズをそのままAFレ

          AF zoom NIKKOR 35-135mm f3.5-4.5という便利ズーム

          何者かわからないフィルムを求めて

          家に眠っているフィルム、現像する際は注意しましょう。何も写っていないこともあります! 今回は少し前のどのカメラで撮ったかも覚えていない前のフィルムを現像店にお願いして現像をしてみた、というお話です。 Ⅰ. 高校時代の覚えていないフィルム家には冷凍しているフィルムが4本あります。ほかにも20年、30年以上前のものがありますがそれはほぼ像が出ないモノでしょう。 今回はそのうちの残っている2本、Kodak ProImage100、Fujifilm SUPERIA X-TRA4

          何者かわからないフィルムを求めて

          EPSON Colorio GT-9400UFをなんとか復旧させたい

          なぜEPSONの製造事業の構想でこの欠陥が見抜けなかったのかかなり疑念を示したいところですが打ち込んでいきます。 Ⅰ.散々なメルカリ完動品。すなわち完全動作品。その製品が正常に動くことを意味する言葉の略語。 EPSONのカラリオスキャナーことColorioGT-F700がインバータ故障による死去の後、新しいEPSON製のフィルムがスキャンできるスキャナーが欲しいというのが事の発端でした。 そこで見つけたフラグシップ機の古いGT-9400UF。2003年製の初代α-Hyp

          EPSON Colorio GT-9400UFをなんとか復旧させたい

          Kodak Digital Science DC260 1998は最初のDigita OS機

          ガジェット界隈の皆様こんにちは。今回はPower PCの~、、あれっ?なんか違うって?いいえあっていますよ。カメラに内蔵されているOSです。その名もDigita。Kodak DC260に搭載されています。今回はこのカメラを紹介します。(一部の写真はブルーミングが起きたように見えるかもしれませんがモニターとの相性ですのでご容赦ください。) Ⅰ. 迷走コダック列伝第一話 「独自OS組んでカメラ売ればいろいろ便利なんじゃね!?」kodakがまだフィルムやデジタル産業にいけいけです

          Kodak Digital Science DC260 1998は最初のDigita OS機

          Tokina AF 28-210mm f3.5-5.6

          Cosina AF 28-210mmのクローンと言われているこのレンズ。いったいどっちのメーカーが作ったのか不明ですね。。 高倍率ズーム競争高倍率ズームのパイオニア「タムロン」そこに対抗する老舗Tokina。そして様々なサードパーティーのレンズ製造会社がここぞとばかりに高倍率で画質の良いズームレンズを作っていきました。 やがてそこにマクロ機構や接近撮影の性能を重視するようになったメーカーたちはマクロの撮影距離を売りに展開。 その後AFレンズの高速化、低価格化など維持を見

          Tokina AF 28-210mm f3.5-5.6

          露出計のないカメラ PENTAX SL Black paint

          赤城耕一先生が漢のカメラと称した名機PENTAXのSL。そのカメラをここでも紹介したいと思います。 Ⅰ. 特徴は露出計の存在しないアイデンティティPENTAX SL。1968年に登場したSPとは別のラインで製作された露出計を搭載しないモデル。すでにSPが露出計内蔵で存在しながらも露出計に懐疑的、必要と感じない方が求めるカメラとして販売されており、同じ性格のカメラにはNikon Nikomat FS、Canon FPなどが存在します。 実質的な普及期とカタログにもあったよう

          露出計のないカメラ PENTAX SL Black paint

          興和 Kowa Kallo 281型 

          興和光機株式会社で販売されていた1959年発売のKallo281。現興和オプトロニクス事業でありコーワと言われるとコーワのバンテリン、キャベジン、キューピーコーワαドリンクなどを販売しているのが同じ会社です。今はそうした事業の会社でも昔はカメラを作っていた。。なんてこともよくあります。富士フイルム、そうなっちゃうんじゃない? 1950年代半ばから終わりまでまでのカメラたちなんかここら辺の60年代前の独特なカラフルさ、異様なまでの独創性、かなり息の入ったつくりはさすが高度製剤

          興和 Kowa Kallo 281型 

          PENTAX *ist D。初代ペンタックスデジタル一眼レフの核心

          初代デジタル一眼レフカメラの*ist D。その能力と実力と核心に迫る!2024年2月号写真○○外伝! 書店にて。なんて記事出しても意外と面白いかもしれないです。まあ前置きをこのくらいにして Ⅰ. 2003年という年月20年以上前になっているのが時の流れを痛感するかと思います。 当時のデジタル一眼レフは「重く」「高く」「画質の悪い(ここではノイズまみれでザラザラ)」の三十難でした。当時というとNikonではフラグシップにD2Hなどがいたところかと思われます。まああれはセンサ

          PENTAX *ist D。初代ペンタックスデジタル一眼レフの核心

          再びAF zoom NIKKOR 35-70mm f2.8D Nで。

          前回。こちらのブログではNikon D70を使いDXフォーマットでこのレンズの概要と写りについて紹介しました。今回は新しく仲間になったNikon D700とともにFXフォーマット、つまるところフルサイズでの写りと違いを確認していこうと思います。 言われるセンサーサイズ問題不毛な論争ランキング第1位。ぶっちぎりのトップでランクインするセンサーサイズ問題。プロでもアマでもこれずっと語ってる人は「中身のない人」とわたくし「中身のない人間」が断言します。中身のない人間がそう言えるん

          再びAF zoom NIKKOR 35-70mm f2.8D Nで。

          スキャナー日和第二回「EPSON Colorio GT-F700」

          [追記20240125!重要]この記事内で「横線のしま縞模様のモアレが出るのが特徴」と書いてある記載がありますが正しくは「適切利用をしていなかったため生じた不具合からくるモアレ現象」で完全にこちらの環境設定ミスで引き起こされたものでエプソンのスキャナーに不具合があるということを説明しているものではございません。謹んで訂正します。また当該箇所にも斜線表記フォントで訂正文を掲載しています。 内容が長編の非常に気持ち的に重い記事です。(約12000文字)是非お時間のある時にお読み

          スキャナー日和第二回「EPSON Colorio GT-F700」