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TAMRON 02B 28mm f2.5の魅惑的な写りをD700で。
Ⅰ. TAMRONのアダプトール
こんにちは、Svenです。今回からURL入力を文字にハイパーリンクとして埋め込む形に変更しております。過去のnoteに関しても徐々にその方向に変更していく予定です。
いきなりですが、まず今回のレンズの作例を見てもらいます。じっくりとみられる濃密D700、D2XmodeⅢシリーズ(未編集未加工撮って出し)です。
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タムロン。泰成光学で通ずる人はそう多くないかもしれませんが初期はそう言われてました。サードパーティ製レンズの代表としてシグマなどと良きライバル関係となっていたタムロン。この時期にはAF化以前のサードパーティ製レンズが乱立しておりCIMKO、SUN、Tokinaなど多くのレンズが存在しておりました。
その中でも特に性能や利便性で独自の開発を遂げていたタムロン。他社が各社のマウントをそれぞれ固定で採用する中、タムロンはマウント交換式レンズの採用をし、アダプトールシステムを構築させました。
一部のメーカーでもこのマウント交換式は採用されておりタムロンがただ一人独自でやっていたというわけではありませんでしたが「、圧倒的にアダプトールの知名度が高かったのです。
Ⅱ. アダプトールシステムの登場
アダプトールはタムロンが70年代に開発した多用途マウント利用可能なシステムを目指して作られたマウント。それぞれカメラが採用しているマウントをアダプトールにセットして絞り値を伝達したりセットしたりすることができました。むろんAF化以前の古いものですのでAF機構などはそなえていませんでしたが、再末期にはEFマウント用のアダプトールが登場するなど拡張を見せていました。(なお私は実物を見たことがないのでどのような仕組みか存じ上げていないのです。。)
Ⅲ.単焦点タムロン
このころ単焦点レンズは純正が一番いいといわれるほど、単焦点は各メーカー強みとして出していました。それこそ当時は35mm、50mm、135mmの単焦点をまずはそろえる、という具合によく宣伝文句がたてられています。
1979年になりタムロンのアダプトール2になると単焦点も多数登場するようになります。タムロンのSPレンズもこのころから徐々に知名度を上げてきます。
それでも今回の紹介するレンズ28mm f2.5は定価28000円と純正と軒並み価格が同じことだったことからあまり魅力がなく売れることはありませんでした。むしろあまりなかったズームレンズなどはタムロンやサードパーティ製レンズは強みとしているところがあり売れたのです。
Ⅳ.作例の続きとスペック
上で見ましたやんと思った方、こちらはコッテコテの編集写真であって若干アート思考の入ったものになります。絵みたいな感じで受け取ってもらえれば。
28mm f2.5のスペックはこちらに記載があります。
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Ⅴ. 個人評価
このレンズ、個人的に非常に気に入っています。というのも買って数日ですが自分の撮りたいものの幅や表現によくマッチするレンズです。
自分は比較的望遠寄りの90mmなどを多く使うことがあるのですが、そのせいで逆に50mmはあまり使うことがありませんでした。というのも35mmや28mmを多く使う傾向にあったからです。
それこそ使うレンズといえばNIKKOR 50-135mm f3.5Sとかだったりと何かと望遠シフトのものが多め。
そうした意味合いからもこのレンズ、非常に新鮮で見方の変わるレンズです。
画質は開放でも周辺減光が強くお世辞にもにじみが強めに出てもはや何が写ってるのかわからないぐらい四隅は解像度が落ちてしまいますが、反面、中央部の数十%ほどはかなりかっちり解像します。そういう性格なのでしょう。比較作例を載せておきます。
1枚目はf8、2枚目はf2.5開放です。やはり四隅の周辺減光やコントラストの落ち具合、あとは背景のボケも結構変わっている中、色乗りは開放の方が良く、中心部は初めから解像しているように感じます。
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F5.6ぐらいまでは解像度がいまいちですが徐々に安定した描写になってきます。このぐらいになると徐々に風景には使えますが現代のレンズと比較するのはよろしくありません。
もともとの入手はMDマウントでこんなに汚れたSRT-101についていました。ボディの汚れから見るに相当倉庫のような場所で長いこと放置されていたものでしょう。
純正フードこそありましたがかなりレンズ状態もひどく若干カビもありました。両方合わせて1kの価格で現代のなんでも高騰の中では比較的落ち着いているのかなという印象です。外装はエンプラとアルミでできておりそこまで高級感は感じませんが、かといってちゃちい感じもなくそつなくなイメージです。
というのも28mmでf2.5でそもそもタムロンアダプターには足を踏み入れていなかったのでそれを試してみたかった、画質うんぬんよりそういう楽しさを求めた、というのが本質です。
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幸いにもこの個体は前側にスカイライトのレンズフィルターが備え付けられていたためほとんど前面のダメージはありませんでした。中玉も比較的綺麗だったのは救いと言えるでしょう。
清掃後近所にアダプトール2のNikonマウントがあるのを知っていたのでそれを新調して撮影に臨みました。その作例が上記のものになります。むしろアダプトール2のほうが高かったかもね。(新古品級)
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Ⅵ.余談と宣伝
Twitter(旧X)では私のアカウントでそれぞれのカメラと写真の作例を拝見することができます。またInstagramでも日常のあれこれを時々載せています。
D700の個人評価noteはこちらにございますのでご興味のある方、是非ご一読くださいませ。
皆さんは普段撮影するときにカメラの設定をどのように色作りの上で行っているでしょうか。自分のD700の場合はD2XmodeⅢという今は配布が終了しているNikon独自のプロファイルを適用してその上にRAWがある感じですがおすすめがあればコメントで教えていただけると幸いです。
と言っても自分はそんなカスタムがある前のカメラしか使わないんですがね、、
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