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Twitter検索の大ポカと、それで思い出した10年前のBlackout
先日、河川敷のサッカー場で、所属するシニアチームの試合があったとき。
ざわつく仲間たちの輪に近づくと、
「あれ火事だろ」「あっちは〇〇の方向だよな」など、土手の向こうから立ち上る黒い煙を話題にしていた。
僕は、平均年齢60ちょい手前のおっさんたちを前にしてさりげなくスマホを取り出し、Twitterで<〇〇 火事>と検索した。
すると、早くも〇〇駅近くの火事の様子の動画がアップされていた。
「あれは〇〇駅の近くですよ。もうTwitterに載っていますよ」と僕。
「驚いた、すぐわかるんだね」
「そういうの詳しいね」
「(10キロは離れていると思われる)〇〇駅のほうなのか…」
僕は、僕のスマホを取り囲んだチームメイトの前でちょっとだけ誇らしげだった、と思う。
ところが、試合を終えて帰る道中、それも河川敷を離れてほんの1キロぐらいのところに消防車が止まっていた。
(もしかして…)
帰宅して、またTwitterを確認すると、さっきの動画は2018年のものだったとわかった。
以前の投稿を最新だと勘違いした経験は何度もあるのに、あんな大勢の前でやらかしてしまった。
10年前にアメリカをレンタカーで旅行していた時のことを思い出した。
ロサンゼルスからサンディエゴまで海沿いの旧道を走っていた。
夕陽が沈んだぐらいまでは気分のいいドライブだったけど、暗くなっても沿道の店の灯りが灯らない。
当時カーナビは、交差点を表す程度のイラストに矢印で方向が示されるシンプルなものだったし、カーラジオから流れるニュースを聞く英語力もなかった。
(なんで真っ暗なの?)
サンディエゴの街に入ると交差点の信号も消えていて、どの車も徐行しながら進んでいた。
そうだ、と思いTwitter検索すると、日本人の投稿で、サンディエゴ周辺が大停電になっていることを知った。
Blackoutという単語もその時知った。
Twitterすごい。
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