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原作へ敬愛の念を感じるリメイク

黒澤明の「生きる」(1952年)とカズオ・イシグロ脚本によるリメイク版の「生きる・LIVING」(2022年イギリス)を数日あけて両方観た。
原作黒澤「生きる」のクライマックスは、葬儀通夜の席の場面。顔芸とも言いたくなるぐらいの役者たちの熱演にひきこまれてしまった。
かたやイギリス版。カズオ・イシグロが小津安二郎の影響を公言した小説「遠い山なみの光」で感じた行間。間(ま)を感じさせてくれた。

原作への敬愛の念を感じるリメイクだった。
映画っていろいろ面白い。

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