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「かずら」

禿げ一家に育ち、自身も若禿げに悩んでいた森山(さま~ず三村)は、東京転勤を命じられた。しかし転勤を機に作った初めてのカツラで新しい人生に賭ける彼だったが、同僚の視線なども気になってなかなか自信を持つことが出来ない。

怪しげなカツラ職人の大和田(さま~ず大竹)は、森山にカツラーとしての心得を伝授し、節目ごとに森山の危機を救う。いつのまにか信頼しあう二人。
プロジェクトを共にした女性と恋に落ちた森山は、カツラのことを打ち明けられないままでいた。そして、ついに彼女が森山の実家を訪問することになってしまった。
苦肉の策として森山がとった作戦は、実家に先回りして、禿げ頭の父と兄弟に用意したカツラを被らせ、訪問した彼女の眼をごまかすことだったのだが・・・。

スポーツライターでもある小林信也の自伝的ストーリー。彼のエッセイはよく読んでいて親近感があった。
「こういう映画いいよね」って多くの人が思うはず。
さま~ずの、ライトでモヤっとした感じがそのまま映画の良さ。寝転がって観て、笑ったりウルッとして。満足。
(2009年塚本連平監督)

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