「ちゃわん最中」のこと
現在取り組んでいる「ちゃわん最中プロジェクト」。
この事業に関わって3年、商品化してもうすぐ2年になります。
私が有田に残ろうと思ったのは、「灯す屋」と「ちゃわん最中」があったから。この二つがなかったら、有田には残っていませんでした。
ちゃわん最中を復活させた時、まちの皆さんがたいへん喜んでくれたこと、そして「春陽堂」の亡くなったご主人の奥様の言葉がずっと心に残っています。
「もなかの形や中身が変わっても、『ちゃわんもなか』という名前が続いていってくれたら私は嬉しいのです」
ちゃわん最中のことは、これから少しずつお話していこうと思います。
私が有田に来たのも、ちゃわん最中に出会ったのもすべては巡り合わせ。
お菓子屋ではない私たち灯す屋が、「ちゃわん最中」を復活させ、それを世に出すことの意味とは。
今も正直悩みながら事業に取り組んでいますが、ちゃわん最中を手にしたまちの人の笑顔が何よりうれしく、それが私がここで暮らすモチベーションのひとつになっているのは間違いありません。
ちゃわん最中について
https://tomosuya.com/chawanmonaka/