#ビオトープ
振動に驚き飛び出すミミズ
私有水田にてピットフォールトラップを仕掛けるために畦を掘っていた所、その周辺から突如として何匹ものミミズが凄まじい勢いで這い出てきた。
これはスコップによる掘削振動をモグラのものと勘違いしたために起きた現象だろう。
ミミズ達は地上及び水田に向かって一斉に飛び出して行った。
こうした生態を利用してミミズを地上に追い出す捕食者も多数存在する。
シギのダンスなどは最も有名な例の一つだ。
このポイン
トロ舟湿地帯ビオトープ増築 2024/05/20
前回
2024/05/20にトロ舟ビオトープを増築した。
以前作った90cm四方の深型特大トロ舟ビオトープに隣接する形で設置する。
使える時間が限られている事もあり、基本的に見切り発車気味で作業を開始してしまうので、最終的に隣接する容器との角がズレる事になった。
廃材のシート(パイプ車庫用の防水シート)を埋め込んで雨水の浸透を抑えたエリアに接するようにトロ舟を設置したために起きたズレだ。
た
マルバハッカ(アップルミント)
職場から程近い水路に立ち寄ると、程なくして甘い香りに包まれた。
恐らくはあの植物が…と思ったが予想は的中。
この水路にはアップルミントの名で有名なマルバハッカが定着していた。
マルバハッカはヨーロッパ西南部産の植物だが、日本各地にも定着している。
スギナだらけの環境で繁茂している様子を見るに、除草剤でも駆除できない生命力なのだろう。
ビオトープへの導入はしたくないが、アップルミントの香りが欲し
アメリカタカサブロウの復活
前回
昨年、庭にギンヤンマを呼ぼうとして設置したアメリカタカサブロウ入りトロ舟ビオトープ。
それらはすでに撤去しており、その容器のほとんどは現在埋め込み型ビオトープとなって活躍しているが、中にいた生物や種子を集めて小型のトロ舟に移植した容器が一つだけ残っている。
中にいる生物はヒメゲンゴロウ幼虫、ユスリカ幼虫、サカマキガイ、シオカラトンボ幼虫、アオモンイトトンボ幼虫など。
そして芽生えてい
ヨシに留まるハナムグリ
最近はプランター水遣り用の桶に、採取したヨシを一時保管しているが、出勤前にそこを覗くと大型のハナムグリが留まっていた。
シロテンハナムグリだろうか。
シラホシハナムグリだろうか。
去年も同じような事で悩んでいた気もするが、覚えないままに時間が過ぎてしまった。
風に煽られてたまたまこの場所に落ちて来たのだと思うが、本種がここに誘引される理由が万が一あるとすれば「ヨシから餌の匂いを感じた」からかも
特大深型トロ舟にエコトーンを作る
前回
216L容量の特大深型トロ舟(リス興業・G220)を使ったビオトープでの水際陸地作りを先延ばしにしていた所、庭に飛来したヒメゲンゴロウが多数産卵をした事で30匹以上の幼虫がその中を泳ぐようになってしまった。
ゲンゴロウ類の幼虫は上陸した後に地中で蛹となる。
すでに何匹もの幼虫が終齢まで成長しており、エコトーン作りを急ピッチで進める事に。
今回は安全興業のAZベジプランター700 NEO
2024/05/22ビオトープ観察記録
2024/05/22
昨年に度々紹介していた場所の埋め込み型トロ舟ビオトープを久々に観察した。
ここの観察に飽きていた訳ではなく、春を代表する草達があまりにも繁茂し過ぎていたために足を踏み入れる事ができなかった。
カラスノエンドウが一斉に枯死して少しばかり歩きやすくなったので、棲みついているマイマイカブリを踏まないように慎重にビオトープへ近づく。
今年に入ってから植えたコウホネやハンゲショウが
シオカラトンボの渋滞
4月末、ビオトープにてシオカラトンボの羽化殻が渋滞を起こしていた。
原因は明白で、単純に羽化するためのポイントが少なくなってしまっているためだった。
隣の容器には昨年分の枯れたクワイやコウホネが水上に飛び出ているが、こちらはこの棒一つしか上陸箇所が残っていない。
この後に鉢底ネットを設置して羽化のポイントを増やした。
今年もビオトープではアオモンイトトンボやシオカラトンボの脱皮殻や羽化直後の成
合法的イネ回収のススメ
田植えシーズン初期に大雨や強風が発生すると、水田から抜けてしまった稲苗が用水路やそこに繋がる河川へと流されてしまっている場合が多い。
持ち主不明のこの苗達はそのままにしておいてもただ枯れていくか逸出した外来種として何処かで一時的に根付いてしまうだけなので、自分はそれを回収してビオトープに植えたり餌用の植物として育てている。
割合としては用水路や河川よりも水田の四隅のようなポイントの方が風で寄せ
コウホネのアブラムシ
再生させたコウホネにアブラムシが発生していた。季節が進んだ証だ。
昨年に里芋を栽培した時に見た種類に似ているようにも見えるが、種名は分からず。
今回は軽く集めてからメダカの餌にしてしまったが、本格的に駆除を行う場合の策も考えておかなければならない。
今の所浮かんだ案の一つは小さな鉢限定の手段ではあるが、大型のゴミ箱や水槽のような高さのある容器に水を満たしてコウホネを鉢ごと沈め、浮き上がったア
ヒメゲンゴロウ幼虫が再び発生
時間が作れておらず未だにエコトーンの設置ができていない深型トロ舟ビオトープは現在、在住市の水草や青水を保管するタンクと化している。
久々にその中を覗くと、なんと20匹を超えるヒメゲンゴロウらしき幼虫が泳いでいた。
恐らくはしばらく前にこの場所に成虫が飛来し産卵を行い、幼虫達はこの中で発生したアカムシなどを食べて成長したのだろう。
なんと3齢(終齢)幼虫も多数生息している。
ゲンゴロウ類は陸上に