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旦那がアホ過ぎてひっくり返りそうになった離婚調停③全世界にSNSで自分の居場所を発信した旦那

休日に眠り過ぎてそろそろ病気じゃないかと疑う、バツイチ予定のハラダトモコです。

20時間くらい寝てても、まだ寝れる!恐ろしいほどのロングスリーパーです。因みに平日は七時間は寝てます。ショートスリーパーに憧れるけど、こればかりは体質ですね。


離婚調停②の続きです。

慰謝料を提示した、私&弁護士先生。

その話を旦那へ話してくれているであろう調停委員。

そわそわしながら、待合室で待機中の私達。

そこで軽く弁護士先生と打ち合わせ。

しかし打ち合わせもにしても

私の言い分は誰から見ても筋が通っているし、正直に話していればOK

との事でしたので、特に詳細打ち合わせはなし。

旦那に弁護士がついていないからどんなぶっとんだ言い訳をしてくるか、それだけ不安でした。

旦那は物腰も柔らかいし、人畜無害そうな顔をしている。そして理屈っぽく言葉では私は敵わない。なので弁護士先生に調停からお願いしました。

これから調停予定の方は弁護士に委任する事を私はお薦めしたいです。ただし、調停は裁判では無いので、法律も通用しないし決裂したら、離婚も出来ないし慰謝料も取れません。あくまで横で補佐をしてくれるという感じです。

それでも私は、弁護士に委任して本当に心強かったです。

旦那に何度話し合いで泣かされたことか。

理屈で言い負かされ、そして何が常識なのか、何が間違えているのかの判断が出来なくなっていました。判断能力が下がっていたんですね、私。

離婚とか調停とか、とにかく非常事態な時ってただでさえパニックになっている状況です。

心強さと客観的にフォローしてくれる弁護士が隣にいるだけで、私はすごく助かった。

法テラスとかでの相談でもいいですが、弁護士事務所も恐ろしい程の金額はかからないので一度ご相談してみるのも良いかと思います。

さて。話は戻りまして、待合室での待機中。

長い。

やたら、長い。

30分、40分と時間は過ぎています。

待合室にいる人達も次々と居なくなり、

ついに私と弁護士先生だけになりました。


40分が過ぎた頃、弁護士先生に

旦那さんは、一度喋ったら止まらなくなるタイプ?

と聞かれました。


自己防衛と自己正当化の為に、ひたすら喋るタイプです。と、答えておきました。

50分になるかならないかで、ようやく私達が呼ばれました。

旦那、50分も何を言い訳していたのだろうか。

疲れ切った顔の調停委員が、旦那からの反論を私達に告げていきます。

まずは、

①離婚はお互い様。自分も悪いけど、ハラダも悪いから、両成敗。

②浮気じゃない。あれは僕のファンの子だから、リップサービスみたいなもん。

③義両親のくれた結婚祝い金のうちの50万だけやるから離婚しろ。

以上。旦那の言い分でした。


途中、何度か調停委員が苦笑いしながら話していて、私は呆れるやら恥ずかしいやら・・・(特に②のファンだから・・・のところね)


ええ、思いっきり反論させていただきました。

調停委員も、旦那の言い分はだいぶヤバイな、と感じていたようでした(特に女性は)。

結婚祝金は全額渡すから離婚届に判を押せ、と言うのは追い出された時に言われたことですが


その時より提示金額が20万減っていた。


女性調停委員、もう我慢できなくなったのか

「あれ?使っちゃったのかなぁ?笑」と、吹き出して笑い出した。

そして男性調停委員が、苦笑いん浮かべながら

「旦那さんは売れないミュージシャンと自分でおっしゃってまして、離婚に関しても、お互い様なのに慰謝料も膨大すぎるとおっしゃてまして・・・

一方的に離婚宣告、浮気、追い出しておいてお互い様だと?

それに売れないミュージシャンだと?

そんな売れないミュージシャンが娯楽で映画も行き、外食三昧みたいですけど?

ハラダ、旦那が調停前日にフルネームで全世界に発信したTwitter画面を調停委員に見せました。

そうです。

旦那は自分の引っ越し先、自分の引越し先の周辺の飲食店をハッシュタグ付きで公開しておりました。

そして調停前にも友人知人と楽しそうに、見たことない新しい服を着て写真に収まる旦那も把握済。

因みに私を追い出したあとも、元々住んでいたマンションに2か月住み続けていたのは、ばっちり把握済みです。12万越えの家賃に2か月も住んだ無職の旦那。

金がないとは言わせないよ?

その事も冷静にお伝えしたら、調停委員は絶句。

メモするのも追いつかない調停委員。

途中から調停委員の二人が顔を見合わせ、あわあわしているのがわかりました。

旦那の言い分があまりに幼稚で細かい嘘や言い訳が多すぎて、調停委員も焦り始めていました。

私&弁護士は全てに対して出せる範囲の証拠で反論。

特にSNSでの自己発信には、呆れて調停委員も庇いようがなくなってしまったらしく笑いだす始末。



そしてハラダは調停委員のお二人の目を見ながら、ハラワタ煮え繰り返りそうになっているのを抑え

私は調停と言うものは、調停委員会の方々にもお時間取っていただいているし、人を巻き込み自分達の事を判断してもらうという事は大変心苦しいし、情けない事と思っています。

私も会社を休んで、尚且つ時間をかけて陳述書から意見書、質問状も作成して来ているんです。

こんな低レベルな子供みたいな言い分の為に調停をしに来ている訳ではありません。

と、お伝えしました。

そもそも私を追い出して3日で調停を申し立てたのは旦那です(その事にも調停委員の方々も弁護士先生も驚いてました。)

私は、母が調停を!と言っていましたが、離婚経験者の友人からの助言もあり、調停しないで両家話し合いで離婚しようと思っていたんですね。

それなのに、追い出して即調停を申し立てたのは旦那本人。調停したかったのは旦那なんですね。


その旦那が調停に向けて何一つ準備してきていないとは!

そして話し合いのスタートラインにも立てていない旦那に、調停委員も私も弁護士先生も呆れて固まってしまいました。

調停で第三者から見ても自分の身勝手な言い分が通ると思っていた旦那の脳内のオメデタさに呆れるやら恥ずかしいやら。

因みに、義母や義父から言われた言葉も丸ごと調停委員にお伝えしましたところ

調停委員のメモが止まらない状況になりました。

私はここまでお伝えしましたが、私は非常識でしょうか?私の言い分は何か間違えていますか?

と、調停委員に言いました。

男性調停委員は、どちらが正しい正しくないとはこちらで判断できませんが、と前置きをした後に

普通、そのような事はお嫁さんに言いませんね・・・。とおっしゃってくれました。

女性調停委員の方は、頷きながら貴方の言い分は何も間違えていませんよ。とおっしゃってくれました。

その言葉だけで、私は悪くなかったんだと認められた気持ちになり涙が出そうになった。

私は、慰謝料が欲しいわけではありません。

薄給だけど、20代前半から実家を出て自活していますし、今も誰にも経済的に頼らず生きてこれています。

幸いなことに正社員で、働けていますし(旦那が正社員経験ないのと数年無職だった為、何が何でも正社員に私はこだわっていました。夫婦二人で非正規だと色々と社会的にまずいかも、と考えたためです)

親のお金をあてにして生きている旦那とは違います。

慰謝料は弁護士先生が判断して出してくれた金額です。

調停委員にも、慰謝料欲しさで闘っていませんとはっきり言いました。

私は、心からの謝罪を求めています、と。

ただ、それだけです。

弁護士先生もそこは強く主張してくださいました。

弁護士の立場から言わせると、謝罪とか関係なく金で解決しろ!っと言いたいけどね!と付けたしていました。そりゃそうだ。弁護士からしたら、仕事ですからね。


それでも私の気持ちに寄り添った主張をしてくれて、私は嬉しかったです。

ひとまず、この案件は旦那側に伝えていただき調停第一回は終了でした。

鉢合わせも嫌だったので、ダッシュで弁護士と逃げるように裁判所を後にしました。


次回、二回目の調停(強制終了)について書いていきます。






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