「超初心者が最も役に立つGoogleアナリティクスの使い方」地元の飲食店や小売店のために勝手にコロナ対策支援

コロナ禍の中、事業継続の困難に直面している飲食店・小売店のオーナーの為に「超初心者向け・Googleアナリティクスの使い方」を纏めてみました。

この記事は「WEBマーケティングを活用してホームページやECで事業に活路を見出しコロナ禍を乗り切ろうと考える飲食店・小売店のオーナー向け」に書いています。

もちろん、これからGoogleアナリティクスを活用したいと考えている初心者の方にもピッタリです。

この記事を読むと、初心者のあなたも、すぐにGoogleアナリティクスを使ってサイトの改善を始めることができるようになります。

Googleアナリティクスの設定はしたけど、どうやって活用したらよいのか分からないという超初心者の方に最も役に立つ内容です。

この記事を書いたきっかけ

先日、とあるプロスポーツチーム企業からWEBマーケティングについて相談を頂きました。

この場合、コンサルティングとしてお仕事を受けるのが通常の流れです。

しかし、予算の関係でそれができません。

ついてはWEBマーケティング知識の無いご担当者が自らWEBサイトやSNSの運営をしていけるように超基礎知識をお伝えすることになりました。

その時に「これって、コロナで売上や集客に困っている、いつもお世話になっている飲食店や小売店のオーナーも同じだ!...何とかしなくては」と思ったのがきっかけです

ホームページで集客したり、売上を上げたりするために、必要なことを自分で知らべて、自己完結でやり切れる人には読む必要のない記事です。

しかし、調べる時間を減らしたい、自己完結では運用手順を組み立てられないという方にはとても役に立つ「まとめ」となっています。

これから書いていく情報を自分で調べて頭の中でまとめ上げる作業にかかる時間は、初心者の場合で数時間から数日を費やすと思います。

この記事を読むと、その数時間を省くことができて、すぐにホームページへ集客する為の改善に取り組むことができます。

そこで読んでくださる方にお願いがあります。

申し訳ありませんがお一人様200円をお支払いくださると大変嬉しいです。

私はそのお金で近所の定食屋さんにお昼を食べに行きたいと思います!

アナリティクスでできること(大まかに)

・どんなユーザーが多いか(性別、年齢、興味関心、地域など)
・ユーザーがどこからサイトを訪れてきているか(検索、広告、外部リンクなど)
・ユーザーがサイトを訪れた際に一番最初に見たページはどこか
・ユーザーによく見られているページはどこか
・ユーザーがサイトを離脱したページはどこか
・ユーザーがCV(WEBサイト設置の目的を達成)しているか

見るべきレポート画面(6つだけ)

1.ユーザーサマリー
2.目標サマリー
3.ユーザーモバイル サマリー
4.集客チャネル
5.行動:サイトコンテンツ ランディングページ
6.行動:サイトコンテンツ すべてのページ

上記6つの確認でサイトに施した対策の数値進捗チェックから始めます。

サイト運営における重要な指標に異常がないか大まかにと確認できます。

異常とは急激な数値の変化です。

異常が見受けられた場合はその原因を大まかに把握できます。

本格的にサイトの課題を洗い出したい、という場合は別の分析手法が必要です。

最低でも一週間ぐらいかかるので初心者は後回しにしましょう。

最低限毎日使うべきレポート画面の見方(2つだけ)

見るべきレポート画面は2つです。

1.「ユーザー サマリー」画面
2.「目標 サマリー」画面

この二つの数字に急な増減がなければ、その日のデータチェックは終了でOKです。

「ユーザー サマリー」画面で分かること

セッション

そのサイトへの訪問のことです。1回そのサイトを訪れたらセッション数が1ということになります。同じ人でも、朝と夜に1回ずつそのサイトを訪れたらセッション数は2になります。

ユーザー

そのサイトを訪れた人数のことです。1人のユーザー(同じブラウザで)が3回同じサイトを訪れた時、セッション数は訪問した数なので3になりますが、ユーザ数は1になります。

ページビュー数

そのサイトで見られたページの数です。1セッションで3つのページを見た場合、セッション数は1なのに対してページビュー数は3になります。

直帰率

「直帰」とは、ユーザーがページ遷移することなく、1ページ目だけを見てそのあとサイトから離脱した、という行動のことを指します。直帰率とは、全体のセッションのうち何%が直帰したか、という数字を表しています。

新規セッション率

全セッションのうち、そのサイトに初めて訪れたセッションの割合のことです。過去一度でもそのサイトを訪れたことのあるセッションは、たとえ1回目の訪問が対象期間以前であっても、新規セッションではなくリピーターとみなされます。

「目標 サマリー」画面で分かること

サイトでのコンバージョン数を把握できる

ビジネスで利用されているWEBサイトにはゴールがあります。
「コンバージョン=ゴール」です。

コンバージョン増やしていくことがWEBサイトの目的です。

コンバージョンは自分で設定する必要があります。

目標の完了数

期間内に達成されたコンバージョンの数が分かります。

目標のコンバージョン率

期間内の全セッションにおいて、コンバージョンが達成されたセッションの割合が分かります。

集客の改善をするために、まずサイトのボリュームゾーンを把握する

ユーザーによく見られているページから改善していくのが良いです。

ボリュームゾーンをみつけるポイントは以下の3つです。

1.デバイス
デバイスが異なると運用の仕方が異なります。PC、スマホ、タブレット
、それぞれに入口ページも流入元も異なります。

2.入口ページ
デバイスごとに入口となっているページを見つけます。サイト利用者がどのページから最初に入ってきているのかを見ます。

3.流入元
流入元が「広告」なのか、「オーガニックサーチ」なのか、「ソーシャル」なのか、を確認します。

アナリティクスでわかる流入元の種類

Organic Search(自然検索

リスティング広告を除いた検索エンジンからのトラフィックです。

googleやyahooやrakuten、等々の検索エンジンからの流入ですね。

ここではReferral扱いされる流入に注意してください。

Google(アナリティクス)によって検索エンジンだと認識されなかったサイトからのトラフィックはReferralとしてカウントされます。

つまり、「検索」ではなく「他サイトからの流入」だと判断されるのです。

データを少しでも正確に反映させたい場合は、自分で、別にチャネルグループを設定する必要があります。

Paid Search(有料検索)

リスティング広告からのトラフィックです。

ここでも、Googleによって広告と認識されなかったトラフィックは自然検索などと区別されません。

Google以外のリスティング広告の場合、適切な設定をしなければ自然検索と区別がつかないのです。

区別の為にはパラメーターを設置します。

例えば、URLの末尾に「?utm_source=yahoo&utm_medium=cpc...」といった具合です。

パラメータを設定しなければ、SNSからの自然なトラフィックなのか、広告によるものかは判別することはできません。

facebook広告からのトラフィックもパラメータを設定しなければSocial扱いとなってしまいますので注意です。

Social(ソーシャルメディアからの流入)

Facebook
Twitter
Hatena Bookmark
Naver
OKWave
等々…

この他にも約400種類のサイトがSocialに自動的に分類されます。

あくまでGoogleアナリティクス上であらかじめ決められたメディアからのトラフィックのみ分類されます。

LINEはSocialに分類されません!

アプリ経由でのアクセスとなるためにDirect扱いです。

LINEからのトラフィックをDirectではなくSocialに分類したい方は、投稿したURLの最後に「?utm_source=line&utm_medium=social」といったパラメータを設定してください。

ただし、それでもユーザーが共有したURLからの流入をSocialに分類することは、現在のところ不可能です。

Referral(別サイトからの流入)

被リンクなど、別サイトからのトラフィックです。

実は、リファラスパムというのがあって、これに注意しましょう。

リファラスパムとは、リファラ情報を確認しにきたサイト管理者をスパムページに誘導するという行為です。

目的は宣伝やPV稼ぎです。
ウイルス感染が目的の場合もあります。

直帰率や平均セッション時間などのデータが本来のものと変わってしまうので、判別してアナリティクスに反映させないための設定が必要です。

Direct(直接の流入)

ダイレクトトラフィックのユーザーには大きく2種類あります。

1.元からサイト知っていて繰り返し訪れているユーザー
2.何かの宣伝のきっかけで訪れたユーザー

この2つを判別しなければ宣伝効果を測定できません。

次にあげるような代表的な経路は知っておきましょう。

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