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虹色ドリーミング

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アイドルとは、夢とは、恋とは、虹とは、そしてアイドルのライブとは。 それらを文章化した意欲作(長編)
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#有希

虹色ドリーミング(第33回)

虹色ドリーミング(第33回)

#創作大賞2024 #お仕事小説部門

【青色 アオイ】

「撮るなって言ってんだろう!」
 あの時ユリポンが止めてくれなかったら、間違いなくあたしはあいつのスマホを叩き割っていた。  ずっと溜まっていた何かがあの時破裂したんだと思う。
「んー。二杯目以降は覚えておらーん。大丈夫大丈夫。きゃはははは」
 有希は酔うとこんな風になるのか。結構飲んでたから、有希も何か溜め込んでいたのかもしれない。
 

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虹色ドリーミング(第27回)

虹色ドリーミング(第27回)

#創作大賞2024 #お仕事小説部門

 さて、今日はこの後恵比寿のカフェで、三女のえりの婚約者を紹介される予定。
「ねえ、えり本当にいいの?」
「大丈夫だって、絶対分かるから」
 ゆり、ゆか、えり、三人とも同じ服と同じ髪型。本当に大丈夫かなあ。怒って帰ったりするよね、絶対。だって、今までパパ以外に見分けがついた人は一人もいなかったのに。
「おまたせ」
 振り返ると……おおイケメン!歯が真っ白でス

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虹色ドリーミング(第三回)

虹色ドリーミング(第三回)

#創作大賞2024 #お仕事小説部門

  バスに揺られること20分、いつものように学校に到着した。あと二週間ちょっとで冬休み。それ以降は他の大学を受験する人は自宅学習期間になるから会えなくなっちゃう。この教室ともあと三ヶ月でお別れ、三年って長いようで短いなあ。そんなことを考えながら我がA組に到着。
「あ、有希。おはよぅ」
  杏花ちゃんが何か隠したみたい。なんだろう。
「杏花ちゃんおはよう。それ

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虹色ドリーミング(第二回)

虹色ドリーミング(第二回)

#創作大賞2024 #お仕事小説部門

 朝の準備ができて、リビングへ行くと、パパが新聞を読みながら、テレビのニュースを観ながらトーストをかじっている。そんなことができるのかって?できるみたいよ、パパが毎朝やっているから。
 こんなんだけど、パパは一応警視庁の警察官やらせてもらってる。長年働いて警部補みたいだけど、春から研修に来ている登坂さんも警部補。なんで新人に並ばれてるのって聞いたら、パパ曰く

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