ともなん

波乱万丈の人生を送った経験を前向きに活かしていきます(母が発狂、クビ、ガン、毛巣洞など…

ともなん

波乱万丈の人生を送った経験を前向きに活かしていきます(母が発狂、クビ、ガン、毛巣洞など) 「それだけ読んでるんだったら、自分で書けるんじゃない?」とシャブ中に言われ一念発起 アニメ、ゲーム、マンガ、映画、小説、ギャンブル、アイドルを評論家レベルで極めようとしてるサブカルヲタクです

マガジン

  • 虹色ドリーミングNE

    あのニジドリが帰ってきた。『武道館で終えたグルーブの第二期が地下のはずがない』今度の相手はあの国民的アイドル?今度の主人公は8人?そしてあの事件とは?前作以上のスケールのアイドルお仕事小説開幕!

  • 虹色ドリーミング

    アイドルとは、夢とは、恋とは、虹とは、そしてアイドルのライブとは。 それらを文章化した意欲作(長編)

  • 受刑者お仕事日記『永遠に0』

    人生において0とは何か 実体験を元にしてリアリティを追求した実験作

最近の記事

ニジドリちなみに話

【各キャラにモデルはいるのか】 オタクは全てモデルがいるか、自分を反映させてます(イーグル+カカシが自分かも)エピソードもちょうだいしているオタクもいます(もう他界していますが) スタッフもモデルはいますがエピソードは創作です 『青いBeach time』は本当のエピソードです さて、アイドルですが、名前だけ登場するグループにも全てモデルがいます そしてニジドリですが、杏花、ミオタン、リナチー、ユリポンにはモデルがいます、エピソードも杏花やミオタンはそのまま頂戴してる部分もあ

    • 虹色ドリーミングNE(第1回)

      第一章 虹の欠片 【希美佳】 「ただいまぁ」 「おかえりなさい。どうだった?」 「ダメだった。二次まで行ったから行けると思ったんだけど」  SBY45の25期生オーディション。今月ちょうどオーディションを受けられる12歳になった。年間でわずか数人しか通れない狭き門。東大に受かる方がよっぽど簡単。年によってはノーベル賞の人の数より少ないことだってある。  でも私は諦めてない。まだ一回落ちただけ。神楽坂の12期生も、MACのオーディションもある。ダメでもまた来年頑張ればいい。も

      • 虹色ドリーミング(第41回)完

        #創作大賞2024 #お仕事小説部門 【エピローグ】  えーと。ゆりかもめに乗り換える方って言ってたからこの出口?あっ、あのエスカレーターか。  上りエスカレーターを降りると円形の広場に出た。お店も円を囲むように並んでいて、天井はドーナツのように真ん中だけ穴が空いた形になっている。穴からは真っ青な空が見える。  広場には白いテーブルセットがいくつか置いてあって、その一つに薄紫色のワンピースを着た女性が座ってくつろいでいる。  あれだ。肩までの茶髪にゆるふわウェーブ。背格好

        • 虹色ドリーミング(第40回)

          #創作大賞2024 #お仕事小説部門 「配信や中継は終了しました。ここからは未公開です」 「ここから先は、卒業ライブのDVDやブルーレイにも収録されません」 「これから歌う曲はCDにもデジタル音源にもなりません。配信もされません」 「今日ここにいる私たちと12000人のみなさんの記憶にだけ残る曲です」 「この日この時この場所で歌うために作られた、たった一度だけ歌われる曲です」 「そんな曲があってもいいと思います。私たちが歩んできて確かにここに立ったという証の曲」 「虹はいつ

        ニジドリちなみに話

        マガジン

        • 虹色ドリーミングNE
          1本
        • 虹色ドリーミング
          48本
        • 受刑者お仕事日記『永遠に0』
          11本

        記事

          虹色ドリーミング(第39回)

          #創作大賞2024 #お仕事小説部門 【ファイナルライブ】  私たちの卒業のニュースは多くのネットニュースやメディアで取り上げられて、12000枚のチケットは即完した。  11月4日はうろこ雲が浮かぶ秋晴れの良い天気だったけど、夕方から天気が崩れるという予報が出ていた。  いよいよ泣いても……いやみんなで『泣かない』って決めたから、泣かずに笑って終えるライブが始まる。  いつもの円陣。 「今日は完全燃焼、七色が真っ白になるくらい燃やしていこう!ニジドリ行くよ!」 『おーー

          虹色ドリーミング(第39回)

          虹色ドリーミング(第38回)

          #創作大賞2024 #お仕事小説部門 【黄色 ユキちゃむ】  お酒を飲むと、心の痛みを忘れられる。でもそれは一瞬のことで、後でもっと強い痛みになって、更に自己嫌悪がプラスされることが分かった。  昨日は飲み過ぎちゃった。朝なんて顔が浮腫んでて最悪。今日は私だけ呼び出し。怒られるのかな。 「昨日言おう言おうと思っていたんだが……」  来た。やっぱり。 「ソロデビューが決まった。しかもデビュー曲は映画の主題歌だ」 「本当ですか?」  やったあ!よーし頑張るぞ! 「映画『あの

          虹色ドリーミング(第38回)

          虹色ドリーミング(第37回)

          #創作大賞2024 #お仕事小説部門  お店は日曜の夜にしては混んでいた。久実ちゃんが予約してくれていたので、私たちは個室へ。 「えーと、今日は……八海山の純米大吟醸。あとこれと、これください」  程なくお料理とお酒が運ばれてきた。 「お疲れ様ー、かんぱーい。それで?久実ちゃん何か相談事があるんでしょ?」 「そうなんですよ。実は彼氏と最近すれ違ってばかりで……」  か↑れしじゃなくてか→れし。 「私も彼氏のことが好きなのか分からなくなってきちゃって。もちろん彼氏の気持ちも分

          虹色ドリーミング(第37回)

          虹色ドリーミング(第36回)

          #創作大賞2024 #お仕事小説部門  いつもの年より暑い夏が長く続いた分、冬の寒さは辛かった。きっとこの寒さは気温のせいだけじゃないと思う。そして辛い冬が明けたある日。 「澪。今日事務所にこれが届いたぞ」  高梨社長が持ってきたそれは。 「そういえば今日七夕だ」 「いやまて、澪。今日は3月14日だぞ」 「やったぁ。今年も無事七夕キター!ミオタンもちろん分けてくれるんだよね?」  社長は首を傾げた。  これが来るということはあの人はどこかで生きてる。あの人が行ったのは国境の

          虹色ドリーミング(第36回)

          虹色ドリーミング(第35回)

          #創作大賞2024 #お仕事小説部門 【水色 ミオタン】 『天野澪@ニジドリ水色リーダー、コラム連載中読んでね 今年の目標は本を読むことです。っていっても何から読んでいいか分からないから、おすすめがあったら教えてね』  有名な週刊誌で、毎週1ページのコラムを連載することになった。嬉しいけれど、私が好きなものってネトフリの韓流ドラマとインド映画ぐらいだから、ネタを集めるのに本を読んだり、色んなことを体験しようと思った。 「以上、私たち虹色ドリーミングでした、ありがとうござ

          虹色ドリーミング(第35回)

          虹色ドリーミング(第34回)

          #創作大賞2024 #お仕事小説部門  スタジオの入口で、高梨社長とバッタリ会った。 「おお、ちょうど良かった。他はもう来ているかな」  誰が待ってるんだろう。  スタジオ内からドラムとギターの音が聴こえる。高梨社長が重いドアを開けた。 「おつぽよ」 「おはぽ……あっ、おはようございます」 「おはようございます」 「えっ?カレンとリナチー?」 「あっ、ベースはアオイ様かあ」 「この三人でスリーピースバンドをやる。バンド名は『プリズム』だ」 「プリズム?」 「ああ、たまたまな

          虹色ドリーミング(第34回)

          虹色ドリーミング(第33回)

          #創作大賞2024 #お仕事小説部門 【青色 アオイ】 「撮るなって言ってんだろう!」  あの時ユリポンが止めてくれなかったら、間違いなくあたしはあいつのスマホを叩き割っていた。  ずっと溜まっていた何かがあの時破裂したんだと思う。 「んー。二杯目以降は覚えておらーん。大丈夫大丈夫。きゃはははは」  有希は酔うとこんな風になるのか。結構飲んでたから、有希も何か溜め込んでいたのかもしれない。  まあ、大人になるってことは自分の酒量と、どっかで溜め込んだガスを抜く方法を知るこ

          虹色ドリーミング(第33回)

          虹色ドリーミング(第32回)

          #創作大賞2024 #お仕事小説部門  e-sportsのチームでは、私はLinux(リナックス)と名乗っている。そのLinuxにものすごく大きなお仕事の依頼が舞い込んできた。 『ハイパーバウンダリー』近未来世界を舞台にした世界的人気のFPS、一人称視点シューティングゲーム。5人対5人のチーム戦で、相手チームを全滅させると1セット。2セット先取したチームが勝利する。  毎年行われる大会は、各国代表を決めるチャレンジャーズ、各国代表が争うマスターズ、そして世界一のチームを決め

          虹色ドリーミング(第32回)

          虹色ドリーミング(第31回)

          #創作大賞2024 #お仕事小説部門 【緑色 リナチー】 『マナ@リナチーズ 私リナちゃん推しで、将来はリナちゃんみたいなアイドルになりたいです。まだライブ行ったことないけど、いつか行ってリナちゃんとお話ししてみたいです』  すごく嬉しいな。マナちゃんは東京住みの小学生の女の子。お酒を提供しているライブハウスにはなかなか来られないと思うけど、会いたいなあ。会って抱きしめてあげたい。男のファンだと、私が怒られてファンは出禁になりかねないけど、女の子ならきっと大目に見てくれる

          虹色ドリーミング(第31回)

          虹色ドリーミング(第30回)

          #創作大賞2024 #お仕事小説部門  消灯時間になったので、私たちは病院を後にした。帰り途のコンビニでそれぞれが食べたいものを選んで買って帰った。 「コンビニのお弁当っていうのも何か味気ないな」 「たまにはいいじゃん」 「俺は食べられればなんでもいい」 「和兄はすぐ、なんでもいいって言うもんね」  よし、切り出そう。 「……ねえ、パパあのね」 「ダメ」 「えっ?だって」 「ダメなものはダメ」 「私また何も言ってないじゃん」 「杏花、小さい頃にアイドルになりたいって言ったの

          虹色ドリーミング(第30回)

          虹色ドリーミング(第29回)

          #創作大賞2024 #お仕事小説部門  泌尿器科部長の藤島先生は妙に明るい人だった。 「ああ、これは腫瘍ですね。手術をして取ってしまいましょう。入院は……来月の17日、手術は19日でいかがでしょう。この日は念の為ご家族に来ていただきます。手術入院の前に各種検査をしましょう。造影剤を入れての全身CTを〇日、MRIを〇日、骨シンチを〇日に行います。あ、メモしなくてもあとで予約票をお渡ししますから大丈夫ですよ。帰りに入院受付で入院案内をもらって帰ってくださいね。ではお大事にどうぞ

          虹色ドリーミング(第29回)

          虹色ドリーミング(第28回)

          #創作大賞2024 #お仕事小説部門 【橙色 キョウカ】 『犯人はこの中にいます』  おぉ、そっか。末期の胃ガンになった院長が犯人だったのか。あっ!ベッドの横の花瓶にカーネーション。うぉぉぉ黒幕は誰なんだぁ。  カレンに聞いても教えてくれない。でもネタバレされたくない気持ちもある。  まぁ来週を楽しみにしよう。  さて今夜もガンプラ配信。今日はネオジオングの続き。確か三回目。キットがデカ過ぎて何回で終わるか全然分からない。  トゥルルル……  家の電話がなるのは珍しい。誰

          虹色ドリーミング(第28回)