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春は出会いと別れの季節。旅人シェアハウス「えいとびたー」解散します!

こんにちは、インドの南に浮かぶ島国・スリランカ旅、真っ最中の伊佐です。このnoteを書こう、とパソコンを開いた時は、コロンボという街の「03」というエリアの、ギャラリー併設のカフェのテラス席。目の前には太い幹の大きな木が生えていて、その枝を海沿いの風が撫ぜて、そしてリスが歩いている(今気づいたんだけど、アイキャッチのテンションと文章の温度感が違う、気にしないでください、私、こういう感じなのです笑)。

さて、この春は大きく2つ、暮らしを変えてみようと思っています。人生を構成する大きな要素に「仕事」と「家」はおそらく入るだろうと考える人間なのですが、その2つを。

まずは「家」。2016年4月から約2年間、家を持たずに旅人として生きた私が選択した次の一手は、旅人仲間5人で世田谷に一軒家を借りて、シェアハウスを始めること。時期は2018年2月から(書類上だけだけど、一応家主でした)。

で、今は2019年3月。1年しか経っていないんですが、そこを「出よう」と決めました。で、みんなと話し合った結果、「私だけが出る」んじゃなくて、「解散総選挙」を選ぶことに。総選挙じゃないや、解散だわ。そう、「解散」。それはいろいろ、みんなにも理由があると思うんだけれど。まず言わなきゃいけないのは、期待に添えなくて申し訳ないんだけれども、これが喧嘩別れとかじゃないこと(笑)。

言うなれば、旅人の行く末として、「今は、えいとびたーが一番フィットする形じゃない」ってことなのかなぁ、と、私は思っています。初期メンバーの5人の旅人、前田塁は今春から数ヶ月、ヨーロッパ・東欧旅暮らしを始めるらしい。古性のちはすでにタイ・バンコク在住、稲沼竣と前田麻衣のカップルも近い将来、海外を転々とし始めるかもしれないと言っていました。二期メンバーの髙橋諒馬は大阪に拠点を移し、安藤綾花も居場所を変えるかもしれないと聞いていて(みんな、さすが、動くね……)。

私は、もう少し自然に近い場所で暮らしたいと、この1年感じました(住んでいたのは、三軒茶屋駅前。頑張ったら渋谷や表参道に歩ける立地の東京暮らしは、本当に楽しくて便利だったのだけれども)。近々の未来としては、このスリランカ旅を終えたら一度帰国して、4月12日に「えいとびたー」の家を正式解約、翌日の4月13日から、短期だけれどフィリピン・セブ島とイタリアの南に浮かぶ島・マルタの語学留学に行くことを決めています。

そのあとは古性のちとモロッコ暮らし体験がしたいと話してる。でも遠くの未来は、正直まだわからない。アンバサダーをさせていただいている「ADDress」さんの拠点をいくつか巡るのも素敵そうだし、Airbnb暮らしを復活させるのも悪くないなぁ、と考えているくらい。

(親しい友人に「もう一度拠点をなくす」と話すと、「ついに、海外に住むの?」とよく聞かれる。それが一番自然だと、やっぱりみんな思うのだろうか)

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改めて、このnoteを書くにあたって、別に私たちが共同生活を送ろうと、解散しようと、誰にも関係ないよなぁ……とは思ったのですが、家の契約にあたってご紹介いただいたり、SNSを追ってくださったり、見守ってくださったり、家に遊びに来てくださったり、イベントに来てくれたり。amazonの欲しいものリストを助けてくれたり、家具家電を譲ってくださったり、壁のDIYを手伝ってくれた方、家の中の修繕をしてくれた人、本当に、たくさんの方に手を差し伸べてもらって、成り立っていた家だったので……。書かせていただいて、終わりにさせてもらえたら、と思いました。関わってくださったみなさま、本当にありがとうございました…!

「ねえ千華。変わることって、いいことだと思う?」 唐突にそう訊いてみた。千華は一瞬きょとんとしたが、にこっと笑って答えてくれた。「うん、いいほうに変わるなら、変わるほうがいい」。 千華の言葉は、何気なくて自然だった。だからこそ、真理があった。(『本日はお日柄もよく』原田マハ より)

変わることは「何かを手放す」ことだから、少しだけ怖いけど。一番怖いのは「現状維持がもたらす、緩やかな停滞」だと私は思っています。

変わりたくて、変えるものを、決めました。

長くなってしまった! みんなの解散宣言も、ぜひ合わせて。

ということで、えいとびたー、解散します! すぐに家を借りる予定はないので、事実上「再びの家なし暮らし」。 頑張って生きなきゃ!(笑)

写真はスリランカ旅より。アイキャッチ撮影は、おきなわマグネットのあいばさん、タイ・アユタヤにて、古性のちと。

いつも遊びにきてくださって、ありがとうございます。サポート、とても励まされます。