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人生3度目のハワイへ。「マラマ」が導くあたらしい旅の形【アメリカ・ホノルル→日本・成田空港】

まだうまく言葉にならない。経験した時間と光が、沈殿せずに空気中を漂っている。今は、ハワイと日本の間の空の上。雲と空を眺めながら、Macbookを開き、口よりも上手に話してくれる指に言葉を綴らせる。

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まだ、やっぱりうまく言葉にできない。けれど忘れたくない。手のひらで水をすくうように、指の間から大切な思い出たちがこぼれ落ちてしまわないように。私は、撮って、書いて、見た世界の美しさを可視化することで残してきた。1秒たりとも、無駄にしなかった。精一杯生きた、生きざるを得なかった、と胸を張れる数日間の旅。生っぽくなりそうだけれど、綴っておきたい。

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時差を超えて、国を超えて、文化を感じ、歴史を学び。自然に身を浸して、初めまして同士だとしても、出逢った人と同じ夕暮れを見て、涙を流す。

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朝起きたら窓の外のハワイの空が、毎日焼けていたこと。全米ナンバーワンのビーチに2度輝いた砂浜に、ハワイの波としぶきが反射したこと。ローカルの鳥「ネネ」との出会い、固有植物の花が咲く瞬間、満点の星空に流れ星が流れて、その向こうの雲海から、月が昇って昼間とは違う強さで私たちを優しく照らしたこと。

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忘れられない。忘れたくない。その土地の食べ物を食べることは、これからもハワイの土地と、一緒に生きていくことだと想う。ハワイの一部が、私を創って、活かしていく。なんだか素敵じゃない、と、成田空港にあと2時間半で到着する機内で私は想う。

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一緒に旅をしたよこいち兄さんの手

虹を追いかけながら、東京都よりも広い敷地を馬に乗って駆け抜けた1時間半。その時に、ひとりではなかったこと。溶岩でできたハワイ島の、その剥き出しの黒い地肌を太陽の光が温めて、「天然の岩盤浴」を波の音を聞きながら堪能した瞬間と、その時やっぱり隣にいた人たちが笑っていたこと。

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鮮やかな夕焼けのあとにやってきた星輝くホノルルの夜に、美しい歌声が空に溶けていった時間を、私たちはきっと一生忘れることができないだろう。

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一人旅を、こんなにも愛してきたのに。一人ではない旅は、意外にも楽しかった。心の底から、一人ではなくてよかった、と珍しく思いながら過ごしていたハワイの日々。

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ハワイを訪れる数日前、仕事でヨーロッパに滞在していた。スペインで、偶然同じ時期にヨーロッパ周遊の旅をしていた作家の友人と合流して、バルセロナでサグラダファミリアが見える宿に泊まった時。

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「最近、旅先で一人でいることが、少ないんだよね」。少し不満そうに、ではないけれど、幸せいっぱいではなさそうな響きで、ついこぼしてしまった私に彼女は言ってくれたのだ(今振り返ると、私、なんてやつだ……!)。

「ねぇ伊佐さん。一人旅はいつでもできると思うけど、誰かと旅をすることは、これまでの自分の積み重ねがあってこそだと思うんだよね」

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これまで多少なり、「積み重ねてきた」という自覚がある人が、同じタイミングで同じ場所に集ったから、綺麗事ではない素晴らしい時間が流れたのかもしれない。ただ美しいハワイを見ただけじゃない。「マラマ」を感じるための旅だった。「マラマ」は、ハワイ語で「思いやりの心」を指す言葉。この数年で、世界は劇的に変わっていった。私たちが滞在する1週間前後の日々も、世界はまだ変わり続けているし、これからもきっとそうだろう。

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ハワイは、「アロハ」よりも「マラマ」を押し出していく世界線に入っている。ハワイは、世界の観光のリーダー格だと、私も想う。「今」ある美しいハワイを、いくら楽園と観光客が賞賛したって、すでに失われているものがある現実。嘆くばかりでも、仕方がない。「今」残ってくれているものを、引き継いでいくために。何ができるのかを肌で感じるための日々。

ショッピングやハネムーン、リゾート然と構えるホノルルだけが、ハワイの魅力じゃない。その向こうに広がる、島々の豊かさと人々の営みの交差点の先。もう一度訪れたいと、戻りたいとすでに願っている。

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思い出すだけで、泣きたくなってしまう。世界中、70カ国以上、日本中を訪れたけど、今回のハワイでの経験は、おそらく最上位に近い美しさ。

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同じ時代を生きることの幸福なんて、今まであんまり考えたことがなかったよ。今日も、明日も、明後日も、もう私たちは一緒にハワイにはいないけれど、「あの人は、今日もどこかで活動している」と想像することができるようになって、ここに居る。

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「想像できること」は、「現実に起こりうること」。「想像できないこと」は、残念ながら「人生の外側」に在り続ける。心の豊かさと、人生の可能性を増やすために、私たちは旅をしているんじゃないかと思う。

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旅は、できたら「ただお金を使うもの」ではないものとして、広く世に認識されたらとてもいい。私にとっては人生の夢だったし、今は「未来への投資」であってほしいと願うし、さらには「何にお金を使うのか」も、「未来への投票」であってくれたらいい。

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やっぱり、思い出すだけで泣きたくなってしまう。ハワイ。島自体が何か力を持っているんじゃないか、と思わせてくれる、日本から8時間の海に囲まれた、火山の島々。

そういえば、ハワイ島には、「ペレ」という火の神が棲んでいるとローカルの人が教えてくれた。だから、心が上向いているのだろうか。温められて、明日へ。この日々が、美しい未来へとつながっていったらいいなと想う。

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Tomomi Isa 伊佐知美 on Instagram: "世界中旅をしても、やっぱり特別な ハワイでの日々 アロハではなく、マラマな旅へ マラマとは、ハワイのことばで 「思いやる心」のこと まずは離島のハワイ島へ 海も空も虹も星も月も風も すべてが美しく光る島 火の神が暮らしているそう 「風がやわらかい」とけいちゃんが 言っていたのが、本当にしっくりくる楽園 人生で一度出会えたら幸せだろう、と思うようなハイライトみたいな瞬間の連続のdaysだった… #あたらしいマラマな旅 #ハワイ #Hawaii #mālama #tabippo 📍Kona, Hawaii Island 📷Nikon Z 5 ✈️ZIPAIR, Hawaiian 🏨The Westin Hapuna Beach Resort 🙋‍♂️holoholo island tours 🌺special thanks TABIPPO, ハワイ州観光局" Tomomi Isa 伊佐知美 shared a post on Instagram: "世界中旅をしても、やっぱり特別な www.instagram.com


▼あたらしいハワイの旅を提案するキャンペーン「Mālama Hawaiʻi Week 2022」by TABIPPO×ハワイ州観光局さんの企画で、ハワイのオアフ島・ハワイ島を旅してきました

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旅を愛するインフルエンサー総勢12名を「マラマハワイウィーク2022・公認メッセンジャー」に任命

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そのうちの一人に入れていただきました。素敵な方々ばかりだった……!

相沢亮|写真家・ライター
伊佐 知美|編集者・フォトグラファー
片渕ゆり | ライター・フォトグラファー
KOH|デジタルノマド
しふぉん|写真家
シブルナ|旅するクリエイター
清水直哉|株式会社TABIPPO 代表
杉野遥奈|旅する起業女子・STARTY Inc.代表
藤井音凛|写真家
松田佳大|株式会社CRAZY マーケティング責任者
やよぴ|ホテル暮らしOL
横田裕市|風景写真家

▼後日、TABIPPO.NETにて「#あたらしいマラマなハワイ旅」 がテーマの記事を公開予定です

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「Mālama Hawaiʻi Week 2022全員集合写真 オアフ島・クアロアランチにて【photo by 相沢亮

▼Twitterで「#あたらしいマラマなハワイ旅」ハッシュタグで、旅のリアルタイムの感想をみんながつぶやいています。今までのハワイ旅とは違う表情のハワイが感じられると思うので、もしよかったらチラリと覗いてみてください




いつも遊びにきてくださって、ありがとうございます。サポート、とても励まされます。