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ファインダーの #mediacruise 【佐賀・嬉野/有田】

すごくすごく静かな森の中で、カチャリと茶器が鳴る音だけしてた。周りにはたくさん好きな人がいて、目を合わせて笑い合って、ファインダーをたくさん覗いて、その中でまた目を合わせたりしていた。

#mediacruise というハッシュタグで、つぶやき続けた3日間。

灯台もと暮らしを含む5メディアで、一緒に旅をして、それぞれが見た「佐賀」を持ち帰ろう、発信しよう。そう言って、少しだけ時間を共にした。

今は帰りのバスの中で、すやりすやり、寝息をたてながら眠る人たちの気配を感じ、私は「楽しかったなぁ」とひとりで想う。

好きなことを仕事にするのと、一生懸命何かに取り組むことは多少違う。けどなんか、私もメディアのあり方も、なにかひとつ終着に向かえそうな、ここからまた何かが始まりそうな。そんな気がした72時間。

きちんとしたレポートや、クラウドファンディングのその後の話は、またきっと、改めて書くんだと思う。
(というかそれが仕事だ)(私たちは5メディア合同で、こんなクラウドファンディングを5月末までしてみたりもしてる。今回佐賀で見た素敵な時間は、「おみやげ」として箱に詰めて、20人に支援リターンとしてプレゼントするのでよければぜひページを覗いてみてね)

けどね。本当に楽しかったの。まったく同じ未来を見てなくても、同じ方向を向いて、同じ時代に生きて、一緒にカメラを構える喜びを。そしてその色が異なることに、私はとても。救われて、いのち洗われるような。

昼間にnoteを書くのはじつはちょっと苦手なの。それでもけどね、今のこの、夕陽が落ちそうな気配とか、何かのお祭りが終わりかけるときの少しだけ切ない空気とか、あれだけ話し続けた最所あさみが眠りこけてしまったことや、隣の席の小山内みきがなんだか仕事に追われてかわいそうなこと。

いつかまた振り返ったら、忘れてしまうだろう大切なことたちを、書き留めて、集めて、そして編むことが。きっと私のすべきことだろうと、していきたいなって。すくい取らなければこぼれ落ちてしまうことに、大切なことが隠されていると、私はずっと想っていてね。

口で話すのは苦手なの。できれば手が、この指が、ずっとずっと、話していてくれたらいいのにな。でも、cocoroneも、箱庭も、さんちも、dripも、もちろん灯台もと暮らしも、佐賀のひとも、それを見守って支援して、笑ってハッシュタグを追ってくれたひとたちも。

ありがとうねって伝えたい。

きちんと形にしてみせるね。天気も笑顔もこの時間も、たくさんのひとの協力がなければ成り立たず。ふぁー、疲れたねぇ。「またやろうね」って、いつかみんなで、もう一度別の街で、笑い合えたらいい。そしたらまた、私ファインダーを、青い空の下で覗くから。


いつも遊びにきてくださって、ありがとうございます。サポート、とても励まされます。