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死についてのいくつかの考察

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死に対して少しでも怖くないように書いたエッセイ集です。
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【エッセイ】あの世の同窓会で、会いましょう

【エッセイ】あの世の同窓会で、会いましょう

天国や地獄、死の後は無になる、お星様になる。
死生観とは人の数ほどあるが、私が考える死生観はこちら。
「あの世、同窓会説」

※今回のエッセイはこちらの「彼願」という映像作品を制作するために書いたエッセイを加筆したものです。

日々、たくさんの選択の中で生きている。
私たちは1日に最大で3万5000回の選択をしているそうだ。
今日の朝ごはんにはコーヒーか、オレンジジュースか。ズボンから履くか、シャ

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【エッセイ】追々、妖怪になりたい

【エッセイ】追々、妖怪になりたい

「妖怪という名前のつく、子供に大人気だったコンテンツは?」
 そう聞かれたら私は、「ウォッチ」の前に「ゲゲゲ」が出る。それぐらい昔から妖怪が大好きだ。

 妖怪は古来から、恐怖を与え、日本人の想像力を掻き立ててきた。今でもなお、現代怪異と言われ、「口裂け女」や「人面犬」など、日本人に影響を与え続けている。
 そんな妖怪という存在。一体なんなんだろうか。

 よくこういう話をする人がいる。
「私、妖

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【エッセイ】この世は「選べる天国」

【エッセイ】この世は「選べる天国」

 死について考えてみようと思う。

 大前提として私は、死ぬのが怖い。めちゃくちゃ怖い。何故怖いのか。それは「知らない」からだと思う。人間は知らない事がとても怖い生き物で、その怖さを掻き消す為に知的探究心が備わっているのだと思う。知識を蓄えて、少しでも怖くないように生きるのだ。
 ただ、「死」には情報が無さすぎる。何故なら死んだ人はこの世にいないから、誰も死んだ後のことを教えてくれない。「死人に口

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