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【前編】台湾を夢に見る

こんにちは、ともかです。約2週間ほど投稿が滞ってしまいましたが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。気づけばカレンダーが4月になり、いよいよ入学式や入社式の季節になりましたね。私にはこれと言った変化はありませんが、4月から職業がフリーターになってしまったことへの不安感でいっぱいです。まだまだ大学申請のシーズンは終わりませんが、良い結果を祈って気長に合否を待ちたいと思います。

中国語と英語を話せるトリリンガルになりたいという夢を叶えるため、台湾に正規留学をすると決意してから早1年。高校時代は、日本の大学を受験する同級生とのギャップに悩み、ひたすらに孤独な道を歩んでいました。それは今でも同じ。春から大学生になる子たちや大学2年生になる元同級生の様子を聞くと、心のどこかで羨ましいなと思ってしまいます。少し悔しいけれど。

正規留学は自分で決めた道なのに、先が霞んで思うように進めなくて。そんな目標がブレブレな自分に喝を入れるため、私は先月末に留学予定地である台湾へ飛び立ってきました。私自身、約10年ぶりの台湾。そして非英語圏へ初めてのひとり旅。今日は台湾旅行記を綴りながら、自分の中にあった思考をここに残していこうと思います。

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私が台湾に向けて出発した日は、中部国際空港と台湾の桃園空港を結ぶ格安航空路線が就航する初日でした。旅費をとにかく抑えたい私は、航空券が安くなる就航初日を狙って往復分の券を予約。空港に着くと、地元テレビ局の取材班がたくさん撮影をしていてびっくりしました。日本時間23時過ぎに中部発、台湾時間1時30分ごろに桃園着という限界スケジュールから旅がスタート。ちなみに機体は国内線で使われているものと同じなので非常に狭かったです。ですが、その日相当疲れていた私は離陸後すぐに夢の中。気づいたら桃園空港に着いていました。ちなみに下の写真は就航記念式典の様子です。

飛行機の離陸が遅れた影響で、桃園空港に朝2時ごろ到着。深夜便にも関わらず、空港は多くの人で賑わっていました。空港の制限エリア内にある両替所で台湾ドルに両替をして、いよいよ台湾の地に踏み出しました。空港を出た瞬間に感じる、その国特有の香りや風の肌触り。台湾は少し湿度が高くて、生暖かい風が心地よかったです。深夜着ということでホテルまでの交通に困っていましたが、台湾人のお友達に事情を話すと、快く空港からホテルまで送迎してくれました。本当に来てくれるか半信半疑でしたが、お友達と無事に合流して、朝4時ごろにホテル着。完全に睡眠不足でしたが、翌朝何としても朝ごはん屋さんに行きたくて、この日は3時間弱の睡眠で乗り切りました。

朝ごはんを食べたのは地元民で連日行列ができる有名店。ここで初めて中国語での会話を試みますが、その前に注文のシステムが分からず。おまけに朝の最も忙しい時間帯だったので、お店のおばちゃん店員たちに怒られながら注文をしました。ですが、ネイティブの中国語は本当に早くて会話が成立しません。結局日本人であることに気づかれて、無言で日本語のメニューを渡されました。しかし、ここで心が折れていては仕方ありません。地元民が頼んでいるものを真似してついに朝ごはんを食べることができました。味は絶品。ちなみに左側は蛋餅(ダンピン)で右側は豆漿(トウジャン)といいます。

朝ごはんを食べた後は、自分がApplyした大学や目星をつけている学校を実際に訪れてみました。私は現時点で数校に出願をしているので、大学選びの決め手となる材料集めをすることが旅の大きな目的です。学校は市内のあちこちに点在しているので、捷運(MRT)と呼ばれる地下鉄に乗って移動。駅自体の作りは日本と全く同じで、日本語放送に頼りながら、路線に迷うことなく乗車することができました。

MRTで移動した後はいくつかの学校を見学。基本的にキャンパスへは出入り自由なので、キョロキョロしながら色々見てきました。教室や図書館の横を通りかかると、とても熱心に勉強している生徒さんが本当に多いこと。私も決して生半可な気持ちで留学できないと思いました。このような環境に半年後には身を置くと考えると若干怖いですが、実際に台湾にある大学の様子を見たこと、そして自分の中国語力の低さに気づいたことで、今後の勉強に対するモチベーションはかなりアップしました。申請中の大学に合格できるかまだ分かりませんが、どこの環境で学ぶにしても、きっと濃密で刺激的な4年間が待っているはずです。その分、非常に大変な毎日が待っていると思うと恐ろしいですね。

今回の旅はとにかく時間がないので、予定をたくさん詰め込んでしまいましたが、台湾1日目のお昼に『中正紀念堂』と呼ばれる観光地に足を運びました。台北市内の中心に位置しており、駅近ということもあってMRTを途中下車。大きな本堂は遠くから見ても迫力があり、真っ白な外観もとても美しいです。ここでは、1時間に1度『衛兵交代』というものが行われ、衛兵さんたちの行進に圧倒されます。私も実際に近くまで行きましたが、イケメンな衛兵さんが多くて眼福でした。そんなことはさておき、私が辺りを歩いていると、不意に同い年くらいの韓国人女子に中国語『写真を撮って』と、声をかけられました。その子も台湾に1人で来ていたようで、仲間意識というか、しばらくお話しさせてもらいました。一期一会の出会いは旅の醍醐味ですよね。

中正紀念堂に滞在後、お昼の時間が近づいてきました。Googleマップで近くの有名店を調べ、何だか行列ができているお店の最後尾に私も並んでみました。今回の旅は、ほぼ無計画で動いていたので、毎回店を選ぶ時は『地元の人で賑わっているご飯屋さん』に入っていました。しかし、初めはやはり注文の仕方が分からず、意思を伝えるための中国語も出てきません。そして結局英語に頼ってしまう現象に陥ってしまいます。多くの台湾人は流暢な英語を話すので、基本的に意思疎通はできますが、ここに来て『私の中国語は本当に大丈夫なのか』と不安になってきました。しかし、めげずに自分の知っている単語や文法を並べて注文を試みます。いくら中国語試験の資格を持っていたとしても、やはり言語を使えるようにしなければならないと実感しました。やっとの思いで注文した魯肉飯と青菜炒めはめちゃくちゃ美味しかったです。これは何度でも食べたい味。

まだまだ私の台湾滞在記は続きますが、そろそろ文字数が増えてきたので【後編】に続きます。次回は美味しい台湾グルメとかわいい風景がもっと登場する予定。怠惰な私ですが、前後編に分けてしまったのでちゃんと更新します。ではまた次回の記事でお会いしましょう🇹🇼🌿

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