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【読書録】「わかる」とはどういうことか―認識の脳科学(山鳥重・著)

なぜ、読んだ本を公開するのか

毎週日曜日7時~『ビジョナリー読書クラブ』というオンライン読書会に参加しています。そこでは、読んだ本の一部を引用し、自分の気付きを伝え、最後に何をするのかを宣言します。

いつも発表するときに、引用箇所を入力したり、Kindleでコピペしたりするのですが、それを消すのってもったいない。

あ!noteに残しておけば一石二鳥。
ということで、発表内容をまとめた記事を書き続けています。

お試し参加もできるので、興味のある方はぜひ!

読書が苦手な方も、きっと好きになりますよ。
読書が得意な方は、ワンランク上の読書が身につきます。

ビジョナリー読書クラブのお試し参加の詳細はこちら。


今回読んだ本はこちら。


何かの本を読んでいて紹介されていたので、その時購入。Amazonで「非常に良い」と書いてあったので、中古で購入。しかし、書き込みが数カ所ありちょっとガッカリ……。まあ、読んだら処分かな……。でも内容は良かったですよ!

それでは早速ご紹介しましょう。


【引用その1】違いが分かる

「違いがわかる」という能力が知覚の基本です。そもそも、わかるとは「分かつ」と書きます。分かるの基礎は区別することです。

(中略)

「絵が分かる」という表現があります。専門家になると、これは円山応挙の真筆だとか、贋作だとかいいます。応挙と署名があっても、絵全体のまとまり、絵全体の作り出す力が本物の応挙を見つづけてきた人から見ると、「違う」のです。作品を区別出来るのです。味もそうです。

視力検査のランドルト環(Cみたいなヤツ)もそうですよね。あの境目が「わかる」ならば視力がある、「分からない」ならその視力がないということです。

こうして違いを見いだすことで「分かる」「分からない」という判別ができます。

私はビジネスメールコミュニケーションを仕事としていますが、良いメールと悪いメールの違いが分かるから、指導ができるわけです。料理が得意だといえるのも、自分が作ったものでマズイものがあれば、それが分かるからです。

この違いが分からないものは苦手なもの。
違いが分かるものは得意なものかも知れませんね。

この「違い」を理解する目を養いたいものです。


【引用その2】分かったことは図にできる

経験的なことですが、分かったことは図に出来ます。中途半端にしか分かっていないことはなかなか図になりません。まるで分かっていないということはとうてい形になりません。分からない場合はまず図を作ってみることです。図というのは頭の中で造次に浮かべきれないことの手助けをしてくれます。同時に把持出来ないことを紙代わりに把持してくれます。図をためつすがめつ見ていると、あ、わかった、やっぱりわからない、という点がはっきりしてきます。

私は人の話を聞くときに、いつも図を書いています。そのため、この話が凄く腑に落ちたし、今までやっていた理解するためのアプローチは間違っていなかったんだと気付かされました。

図にかけるということは、ものごとを簡略化したり、因果関係を示したり、フローを示したり、それらがすべて一枚の図に収まる分けです。これがかければ、自分のビジネスモデルの点検もできます。

画にまとめる力って本当に重要ですね。


【引用その3】知識をどう使うか

何かある知識を持っているとします。その知識が具体的なことがらに即したことであって、そこのことにしか使えないとすれば、その知識はそのこと限りです。しかし、もしその具体的な知識の裏にある原理が理解できていれば、その知識は他の現象にも応用出来るはずです。

知識を持っている、知識を使える、この2つの段階には大きな差があります。

勉強すれば知識はドンドンストックできます。しかし、その知識が使えなかったらどうでしょう。料理の本を読んで100のレシピを覚えたとします。でも、何も料理ができないなら、まったく意味がありません。その知識をどう使っていくのかが重要。

日々私は本を読んで知識をストックしています。それらが密接に絡みつき、新しいアイデアが生まれます。あるいは、知識そのものを使って人と話したり、考えたりもできます。使えない知識は意味がない。だからこそ、積極的に使っていきたいですね。


まとめ&宣言

もっと図を書いて、自分の理解を確認し続けます。

そして、知識を使うためにもインプットを強化します。



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