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告知ってどの範囲までするべき?

このコラムは、メルマガ『0.1%の成長』をnote用にアレンジしたものです。個人のビジネススキルを高める情報を日刊でお送りしています。今まで3,000本以上のコラムを書き、32冊の書籍を出版してきました。そのノウハウをまとめてお届けします。

皆さん、おはようございます。
アイ・コミュニケーションの平野友朗です。

先日、TwitterのDMで講演の打診が来ました。

今までも、個人からの連絡で
ちょっとした相談や営業などはありました。

実際仕事につながったケースもあります。

ただ、誰もが知っているIT企業からの講演依頼で
それがTwitterから来たのは、私にとって衝撃的なこと。

「○○の本の内容について講演してもらいたい」

恐らくサイトは見ているでしょうし
本に目をとおしている可能性も高い。

依頼をしてくださったのは、20代前半の方です。
やっぱり、世代によってコミュニケーションが変わっているのかも。

そう思い「どうしてTwitterのDMなんですか?フォームあるのに」
このように聞いてみました。

その答えを聞いて、納得。

「企業規模によっては、
 講演を依頼したい相手まで情報が届くのに時間がかかるんです。
 たらい回しにされることもあります。」

私の会社の希望なら、レスポンスは変わりませんが
大手になると、個人宛のDMの方が早いのですね。


最近、若い世代と話す機会が減っています。

セミナーなどを受けていただくことは多いですが
雑談も交えた会話というと、ほぼゼロ。

そういう意味では、昨日の打ち合わせは私にとっても
色々と実りのある内容でした。


それでは、メインコンテンツにいってみましょう!


■告知ってどの範囲までするべき?

私が住んでいる新宿区では、
このようなキャンペーンをおこなっています。

がんばろう!新宿応援キャンペーン
25%お得!プレミアム付商品券

10,000円払うと、その地域で使えるクーポン券が12,500円分もらえる。

地域密着のお店で使えるのではなく、大型店の多くも参加しています。

サイトを見ると、東急ハンズ、小田急、ビックカメラ、
ユニクロ、ドトール、セブンイレブン、などなど。

普通にこの地域で活動しているんだったら
全員が手にした方がいいものだと思います。

でも、第一次の募集では、4万人しか手にしていない。

あれ?もしかして、新宿区ってそんなに人口がいないのかも。
気になって調べたところ次のような結果が。

新宿区の総人口は345,231人
(男性が173,164人、女性が172,067人)

計算すると取得率は、11.6%。
まずまずなのかもしれません。

東京都の人口が1,396万人ですから、
新宿にはもっと多くの人が住んでいそうな気がしました。

でも、新宿は働いている人や乗り換える人が多いだけで
住んでいる人って案外少ないのですね。

世田谷区 944,932人
渋谷区 243,219人
中野区 344,011人
杉並区 590,192人
練馬区 752,589人
足立区 694,532人
葛飾区 451,838人

なるほど……。

100万人超えている区は無いのですね。

こうして気になることがあったらちょっと調べてみて
そして知識を補強していくのがオススメ。

仮説を立てて、その後すぐに調べてみる。
すると、思考のズレがあったのかも分かります。


実は、このプレミアム付商品券の告知は
たまたま立ち寄ったスーパーで見つけました。

しかも、このスーパーでは使えないらしい(笑)


こういった告知を末端まで行き渡らせる方法。
これって難しいですよね。

・全世帯にポスティング
・広報誌で宣伝する
・お店にチラシを置く
・駅など主要な場所に掲示する

今、メディアが多様化しているため
全員に満遍なく伝えるというのは難しい。

ポスティングしたとしても、チラシとして判断されたり
広報誌なんかは、見ずに捨てる人もいるでしょう。

一人一人に端末を配り、そこに情報を送っても
メールと同じで、見られるとは限りません。


皆さんが告知したいものは何でしょう。

それを伝えたい対象者は誰でしょう。

100%の対象者に伝えるためにどうしたらいいのか。
50%の対象者に伝えるためにどうしたらいいのか。
10%の対象者に伝えるためにどうしたらいいのか。

こう考えていくことで、告知の方法も変わります。


私たちがビジネスで伝える対象者は、絞られた人たちです。
だから、媒体も細かく選べるし、成果も出やすい。

一方行政は、カバー率を上げることが重要。
それって凄く難易度が高いですよね。


今回の商品券は、100%に近づけないと不公平が生まれます。
でも、現実的には難しい。

こうして「伝える方法」を考えることは
マーケティングの勉強に最適ですね。


【編集後記】“推し”の世界

芥川龍之介賞を受賞した宇佐見りんさんの『推し、燃ゆ』。

この本を読んだときから
そこまでのめり込めるのって凄いなぁ~と思っていました。

ただ、周りにそういう活動をしている人がほぼいません。
(というか、教えてもらっていないだけの可能性が大)

そんなときに出会ったのかがこの本。

『推し、燃ゆ』は、小説です。
一方この『オタク女子~』は完全にリアルな話。

人を「推し」というのかと思ったらそうでは無いんですね!

芸能人、声優、アニメのキャラ、ソーシャルゲーム。
そういえば、剣とかもこの部類に入るのか……。

思ったよりも幅が広い。

そして気に入っている舞台なんかは、何度も足を運ぶ。
そういう行動パターンだったのですね。

今まで人生の中で、そこまで熱中したものはありません。
ちょっとうらやましくも感じますが、まあ私には難しそうです(笑)

幅広く薄い趣味を続けていこうと思います。

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