無知は罪になるから学ぶことから始めてみようと決めました。

2020・5・12

無知は罪だ。という言葉について最近よく考える。
確かに知らぬが仏なことも良くある。
でも、知らんぷりしてた結果私たちの手元にはあの布マスクが届いたのではないだろうか?

無知が罪になる瞬間は日常に沢山ある。
が、無知だからその瞬間に気づけない。
そんな事をしてるうちに、相手を傷つけていることがあるのかも…と思ったのは、YouTuber、 Desi Perkins の不妊治療についてのドキュメンタリーを見た時だ。

このドキュメンタリーはアメリカで人気のメイクアップYouTuberであるDesiの不妊治療の過程を追っていくものである。
治療を試すも、何度も失敗してしまい泣き崩れる彼女の姿に、
同じ女性としてとても心が痛んだ。

ドキュメンタリーの中で、Desiは苦しい治療の最中SNSのコメント欄に、
「お肌がとっても綺麗…妊娠したの?!」
というような、コメントが来ることがあり、それらは悪意があるわけではなく、
褒め言葉であるのは理解している。としたうえで、

「女性は妊娠したら、自分のタイミングで報告をする権利があるし、
治療がうまくいかなくて落ち込んでいるタイミングでこのようなコメントを見つけてしまうと打ち砕かれたような気持ちになる」

と語っていた。


良かれと思って発した言葉が相手を深く傷つけてしまう。
無知は罪になる…とはまさにこのことだ。と思った。

コメントを投稿した人が、不妊/不妊治療について理解を持っていたら同じ発言はしなかっただろう。
でも知らないが故に相手を傷つけてしまっていたのだ。


彼女はドキュメンタリーの中で、不妊治療をしたことのない人たちに対し、
このドキュメンタリーから得て欲しい教訓は

「To be really careful about what you say 発言には細心の注意を払うこと」

だと語っている。


結婚、妊娠、出産、育児。
とってもめでたい事、ポジティブな事だから楽しい話題として話すことが多かったが、26を過ぎたし、このような発言にもちゃんと気を使う必要があるのだ。
と、このドキュメンタリーを通して気付かされた。


と同時に、これは妊娠についてだけではない。と私は思う。

女性に対して、彼氏いるの?と聞くこと
男性に対して、彼女いるの?と聞くこと
日本で外国人に対して英語で喋りかけること
両親について質問すること。


こんな当たり前っぽいことも、
実は相手を不快にさせたり傷つけてたりすることがある。


LGBTQ、外国人差別、孤児の問題、家庭環境、障害について、メンタルヘルスについて、見た目について、相手の過去について。
この世の中には知らなきゃいけないことが沢山ある。
学ばなきゃいけない事がたくさんある。
私の知らない世界が沢山あるだろう。

世の中沢山気にしなきゃいけないことあったら、なんも出来ないじゃん!!!
と思うかもしれないが、
私の個人的な意見としては
まず「普通」「当たり前」は存在しないんだ
という事を認識することから始めたら良いのではないかと思う。

そして、少しずつ、学んでいく。
本を読んでもいいし、ドキュメンタリーでもドラマでもいい。
知識をつけていく、新しい視点を得ていく事で、
自然と気にしなければいけない事が当たり前の行動に変わっていくな。
というのは私自身が試して得た実感である。

彼氏いるの??はパートナーいるの?に変えるだけ。
少しずつ、出来ることから。


最後に、
無知は人を傷つけることにつながるだけでなく、自分の首を絞めることにもなるんだな。と思う近頃である。
私自身、政治に関心を持たず、無知であったために、巡り巡っていま、
コロナ禍で政治に振り回されてしまうことになったんだな…と感じている。
無知が故に、文句が言いたくても言えない。
本当に悔しい。

でも、だからって諦めない。
これからだって遅くない。勉強を始めようと思う。

参考資料

Desiの不妊治療ドキュメンタリーシリーズ
日本語字幕などありませんが、もし興味あればご覧ください!





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